この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
出典検索?: "ひたちなか海浜鉄道湊線"
湊線
金上駅-中根駅間を走るキハ3710形気動車
(2007年)
基本情報
国 日本
所在地茨城県ひたちなか市
起点勝田駅
終点阿字ヶ浦駅
駅数11駅
開業1913年12月25日 (110年前) (1913-12-25)
所有者ひたちなか海浜鉄道
運営者ひたちなか海浜鉄道
路線諸元
路線距離14.3 km
軌間1,067 mm
線路数単線
電化方式非電化
最大勾配10 ‰
最小曲線半径200 m
最高速度60 km/h[1]
路線図
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線
凡例
0.0勝田駅
0.6工機前駅
1.8金上駅
4.8中根駅
7.1高田の鉄橋駅
8.2那珂湊駅
9.6殿山駅
10.8平磯駅
12.6美乃浜学園駅
13.3磯崎駅
14.3阿字ヶ浦駅
新駅1駅(仮称)[2]
17.4新駅2駅(仮称)[3]
湊線(みなとせん)は、茨城県ひたちなか市の勝田駅から旧那珂湊市街を経由して阿字ヶ浦駅とを結ぶ、ひたちなか海浜鉄道の鉄道路線である。
本記事では、かつてこの路線を運営していた湊鉄道(茨城交通旧法人に合併)についても述べる。 全駅がひたちなか市内にある。勝田駅から那珂湊駅までは那珂川北岸から少し離れた所を通り、那珂湊駅から阿字ヶ浦駅までは海岸沿いを通る。 1990年度までは海水浴シーズンに東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線上野駅から臨時急行「あじがうら」が阿字ヶ浦駅まで乗り入れていた[4]。 2008年3月31日までは茨城交通の路線であった。2005年12月に、茨城交通は地元ひたちなか市に対して、赤字で経営状況が厳しいため2008年3月で廃線にする意向を示し、ひたちなか市は、財政支援も視野に存続を目指すと、2006年9月に報道がなされた。茨城交通は支援を受ければ赤字の解消や老朽化した施設の改善が可能として、2007年3月31日に廃止届の提出を当面見合わせると発表した。設備更新には国の鉄道軌道近代化設備整備補助制度を利用し、その事業者負担分も市が負担する方針が示され、茨城交通の鉄道部門を別会社に分離することになった。当初市は茨城交通100%出資の子会社の設立を求めていたが、過半数の株式を保有することで連結子会社となると不採算部門から撤退することにならず茨城交通が難色を示したため、運営会社は第三セクター会社として市も出資して経営に参画することになり[5]、同年9月27日に最終合意した[6][7]。 2008年4月1日、湊線は、その運営会社として設立されたひたちなか海浜鉄道に移管された。地元の支援も手厚く、2008年度はひたちなか市が湊鉄道線存続支援事業として199,521千円(内訳:出資金90,000 千円 貸付金40,000 千円 鉄道近代化等補助金57,218 千円 基金積立金11,000 千円)を支出している[8]。移管後は列車増発や最終列車の繰り下げ、新駅の設置、割安な年間通学定期券の発売といった利便性向上策に取り組み、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響により路線が被災し全線不通となった2011年(平成23年)度を除き、三セク移行後輸送実績は徐々に回復し、2017年(平成29年)度には1997年(平成9年)度以来20年ぶりとなる利用者100万人台に到達した[9]。
概要
路線データ
管轄(事業種別):ひたちなか海浜鉄道(第一種鉄道事業者)
路線距離(営業キロ):14.3 km
軌間:1,067 mm
駅数:11駅(起終点駅含む)
複線区間:なし(全線単線)
電化区間:なし(全線非電化)
閉塞方式:自動閉塞式
最高速度:60 km/h[1]
車両基地所在駅:那珂湊駅