ひきこもり先生
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土曜ドラマ
ひきこもり先生
ジャンル
テレビドラマ
原案菱田信也
脚本梶本恵美
演出西谷真一NHK EP、S1)
石塚嘉(NHK EP、S1)
一色隆司(S2)
田中健二(NHK EP、S2)
出演者佐藤二朗
鈴木保奈美
佐久間由衣
玉置玲央
半海一晃
室井滋
鈴木梨央
白石加代子
高橋克典
内山理名
村上淳
音楽haruka nakamura
国・地域 日本
言語日本語
製作
制作統括シーズン1
城谷厚司(NHK EP)
訓覇圭(NHK)シーズン2
山本敏彦(NHK EP)
清水拓哉(NHK)

放送
放送チャンネルNHK総合
放送国・地域 日本
放送期間2021年6月12日 - 7月10日
放送時間土曜 21:00 - 21:50
放送枠土曜ドラマ
放送分50分
回数全5回

シーズン2
出演者寺田心
成海璃子
高橋由美子
麿赤兒
加藤健一
利重剛
放送期間2022年12月17日 - 12月24日
放送時間土曜 22:00 - 23:13
放送枠同上
放送分73分
回数全2回
公式サイト
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『ひきこもり先生』(ひきこもりせんせい)は、2021年6月12日から7月10日まで毎週土曜 21時 - 21時50分にNHK総合の「土曜ドラマ」で放送されたテレビドラマ[1][2]。全5回[1]。主演は佐藤二朗[1][2]

シーズン2が2022年12月17日から12月24日まで毎週土曜 22時 - 23時13分にNHK総合の同じく土曜ドラマで放送された[3]。全2回。

38歳から11年に渡ってひきこもり生活を続けていた男性が神奈川県内の市立中学校の非常勤講師となり、その中学校で起こる様々な問題に悪戦苦闘しながらも、ひきこもり仲間やサポーターなどの支えを受けながら奮闘する姿を描く[1][2]

本稿では第1作(シーズン1)をS1、第2作(シーズン2)をS2と表記する。
キャスト

特記がない場合はS1、S2共通。
主要人物
上嶋陽平(うわしま ようへい)
演 -
佐藤二朗[1][2]38歳から11年間ひきこもり生活を送り、3年前に部屋から脱出した「ひきこもりサバイバー」。友人に金銭絡みのトラブルで裏切られたことで心に深い傷を負い、人と接することが苦となり、ひきこもり、実の娘も傷つけてしまった。接客もサービスもしないという一風変わった飲食店「焼きとり うめ」の店主に就き、ひきこもり生活を脱した直後、校長の榊からの依頼や藍子からの後押しを受け、不登校児・奈々との出会いを通し自身の出身校でもある梅谷中学校の非常勤講師に就任する。親身になって接することから、STEPルームの生徒たちからは親しみを込めて「ヤキトリ」と呼ばれるようになる。榊に伊藤の奈々へのいじめも明らかになると脅され、奥山のいじめの件が無かったように教育委員会に報告することを強要され、娘のゆいとの再会も上手くいかなかったことから精神的ストレスを受け、再びひきこもってしまうが、依田やSTEPルームの生徒たちから励まされ、学校を本当のことが言える生徒たちが安心できる場所にするために復帰する。コロナ禍による2年間のブランクを経て、3年の副担任が抜けた代役を兼ね、梅谷中学校のSTEPルームの非常勤講師に復帰する。ホームレス襲撃事件への生徒の関与疑惑で中止となった修学旅行に本当は生徒たちが行きたがっていると知り、教育委員会や学校、保護者たちに修学旅行の実施の許可を取り付けるのに尽力する。
磯崎藍子(いそざき あいこ)
演 - 鈴木保奈美[1]教育委員会から梅谷中学校に派遣されたスクールソーシャルワーカー。元社会福祉士。不登校児をサポートするとともに榊から非常勤講師となった陽平のサポートも要請される。奈々と接する陽平に対し、中途半端に関わると彼女を傷つけることになるので非常勤講師となることを勧める。再会の機会がうまくいかなかった陽平とゆいの間を取り持ち、もう一度再会する場を与えて二人が和解するきっかけを与える。篤人の母親・冴子に了承を得ることなく、松田家に生活支援サポートを送り込み、冴子からクレームを受けるが、サポートを受けることで親権を元夫に奪われると思った冴子が助けを求めたい気持ちを押し殺していたことを知る。
川藤市立梅谷中学校
教員
深野祥子(ふかの しょうこ)
演 -
佐久間由衣[1]新人教師。STEPルームの担任。夏休み中もSTEPルームが運営されることから、大学時代の友人とハワイに行くはずだった予定を断念するなど、STEPルームの担任となり、不登校児や彼らを押し付ける教員たちの板挟みにあい、何も考えずなんとなく教員になったことを後悔する。しかし、問題を抱える生徒たちの悩みに向き合ううちに彼らに対し真摯に接する気持ちが強まり、学校に忖度して言葉を濁していた陽平が再びひきこもりってしまった原因を正直にSTEPルームの生徒たちに打ち明ける。STEPルームの生徒たちだけで卒業式をしようと提案し、生徒たちも賛同する。コロナ禍による一斉休校で計画が頓挫しそうになるが、休校で閉ざされた中学校の校門の前で3年生を送り出す卒業式を開く。
田代恵吾(たしろ けいご)
演 - 佐野泰臣数学教師。3年A組担任。STEPルームの運営に協力することに消極的。スクールカーストを利用してクラス運営をしており、いじめ問題を見て見ぬふりする。榊校長が教育長に就任すべきと発言するなど、校長の腰巾着的な行動をとる。事なかれ主義で、ホームレス襲撃事件の生徒の関与疑惑を受け、修学旅行の中止を受け入れる(S2)。
永田智子(ながた ともこ)
演 - 今藤洋子(S1第1話・第3話 - 最終話、S2)教員。今のクラス運営で手一杯でSTEPルームの運営に協力することに消極的。修学旅行の中止反対派(S2)。
寺山八郎(てらやま はちろう)
演 - 松尾淳一郎美術教師。校内のいたるところにダイヤルロックが捨てられていることを不審に思う(S2)。
緒方好美(おがた よしみ)
演 - 小柳美李(S1)教員。
後藤晋作(ごとう しんさく)
演 - 横塚真之介(S1)教員。
吉川(よしかわ)
演 - コトブキツカサ(S1)教員。
菅原裕二(すがわら ゆうじ)
演 - 久松信美教頭。
盛岡喜一
演 - 利重剛(S2)校長。榊の後任。
榊徹三(さかき てつぞう)
演 - 高橋克典[1]校長。不登校児を支援するSTEPルーム運営の人手不足を解消するため、ひきこもりから立ち直った経験のある陽平に非常勤講師になるよう依頼する。教育長に就任することを目指しており、任命権のある市長が公約に掲げる「不登校ゼロ、いじめゼロ」を実現することでアピールしようとしていたことから、教育委員会に取り繕うために3年A組のいじめ問題を「人間関係のトラブル」と称して隠蔽する。陽平が学校にいじめがあることを職員室で訴えるが、「いじめは本当にあるのか」と教員たちに圧力をかけて何も答えさせないパワハラを働く。しかし、その様子を磯崎がボイスレコーダーで録音しており、人事評価を行う教育委員会の西村に報告されたことで、問題のあるやり方を叱責され、市長にもその事実を伝えると言われたことで、自身が本当は人を育てられるような力があるような人間ではなかったと懺悔する。コロナ禍で政府から一斉休校が通達された際は、子供たちの命を守るために卒業式の中止を決定するが、陽平の「諦めるのをやめませんか」との問いかけに施錠された校門を開き、STEPルームの生徒たちが校庭に入ることを許可する。いじめ問題を隠蔽していたことから後に早期退職し、ホームレスの支援団体で活動するようになる。
STEPルームの生徒

不登校児を支援するため、好きな時間に登下校することができるように配慮された特別クラス
堀田奈々(ほった なな)
演 -
鈴木梨央[1](S1)3年A組の不登校児。奥山を首謀者とするグループから2年生の頃に執拗ないじめを受け不登校となる。歩道橋から飛び降りようとするのを陽平に制止される。中学1年の時に自身が母・美紀と不倫相手の男性との間に生まれた子供であったことを知り、自身を「生まれてきてはいけない子」「汚れた子」と苦しんでいたが、出会った陽平から「生きよう」と励まされ、STEPルームに登校するようになる。
松山ちひろ(まつやま ちひろ)
演 - 住田萌乃(S1)1年A組の不登校児。両親の不和から現実逃避するためピアノに打ち込んでいたが、中学に入ると母から「才能がない」とピアノを辞めさせられてしまう。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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