ばらかもん
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ばらかもん
ジャンル
青春書道
漫画
作者ヨシノサツキ
出版社スクウェア・エニックス
掲載誌ガンガンパワード
ガンガンONLINE
月刊少年ガンガン
レーベルガンガンコミックスONLINE
発表号ガンガンパワード:
2008年4月号・10月号・2009年4月号
ガンガンONLINE:
2009年2月21日 - 2019年1月10日
月刊少年ガンガン:
2014年8月号 - 2019年1月号
2023年5月号 - 10月号
発表期間2008年2月22日[1] - 2023年9月12日
巻数全19巻
話数全145話
漫画:はんだくん
作者ヨシノサツキ
出版社スクウェア・エニックス
掲載誌月刊少年ガンガン
レーベルガンガンコミックスONLINE
発表号2013年11月号 - 2016年10月号
発表期間2013年10月12日[2] - 2016年9月12日[3]
巻数全7巻
アニメ
原作ヨシノサツキ
監督橘正紀
シリーズ構成ピエール杉浦
脚本ピエール杉浦
キャラクターデザインまじろ
音楽川井憲次
アニメーション制作KINEMA CITRUS
製作「ばらかもん」製作委員会
放送局日本テレビほか
放送期間2014年7月6日 - 9月28日
話数全12話
アニメ:はんだくん
原作ヨシノサツキ
監督湖山禎崇
シリーズ構成横手美智子
キャラクターデザイン松本麻友子
音楽伊藤賢
アニメーション制作diomedea
製作はんだくん製作委員会、TBSテレビ
放送局TBSテレビ、BS-TBSほか
放送期間2016年7月8日 - 9月23日
話数全12話
ラジオ:
TVアニメ『ばらかもん』Webラジオ「らじかもん」
配信期間2014年6月26日 - 12月31日
配信サイトアニメイトTV
配信日毎週木曜日(同年10月2日からは隔週)
配信回数全21回
パーソナリティ小野大輔
アシスタントピエール杉浦
構成作家ピエール杉浦
ラジオ:はんだらじお
?島ア信長と興津和幸のきっさマウンテンで待ち合わせ?
配信期間2016年7月6日 - 9月27日
配信サイトアニメイトチャンネル
dアニメストア
アニメイトタイムズ
配信日アニメイトチャンネル:隔週火曜日
dアニメ・タイムズ:隔週木曜日
配信回数全7回
パーソナリティ島ア信長興津和幸
ドラマ
原作ヨシノサツキ
脚本阿相クミコ金沢達也
演出河野圭太植田泰史木下高男、北坊信一
音楽眞鍋昭大、宗形勇輝
制作共同テレビ(協力)
製作フジテレビ
放送局フジテレビ系列
放送期間2023年7月12日 - 9月20日
話数全11話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメテレビドラマ
ポータル漫画アニメラジオテレビドラマ

『ばらかもん』は、ヨシノサツキによる日本漫画作品。
概要

ガンガンパワード』(スクウェア・エニックス)2008年4月号に読み切り作品として掲載された[4]。その際の反響が大きく、同年10月号に第2話・2009年4月号に第3話を掲載。その後、同社のウェブコミック配信サイト『ガンガンONLINE』に移し2009年2月21日から2019年1月10日まで月1回更新で連載。また『月刊少年ガンガン』でも2014年8月号から2019年1月号までWEBで発表されたものと同作品が掲載されている[5]

作者の出身・居住地である長崎県五島列島を舞台に、都会育ちの書道家と島民の交流を描く。表題の「ばらかもん」は、五島列島方言で「元気者」の意。ヨシノサツキの漫画短編集『みしかか! ヨシノサツキ短編集』収録の読切作品にて、高校生となった美和とタマが登場している。

2013年9月にアニメ化が発表され[6]、2014年7月より9月まで放送された。

2018年6月12日発売の第17巻巻末にある次回予告ページにて、12月12日発売予定の第18巻にてばらかもんを完結する旨の告知がなされ、ガンガン12月号(2018年11月12日発売)にて、当作品の最終回と新連載作品を同時掲載する旨の告知がなされた。

スピンオフ作品『はんだくん』が、『月刊少年ガンガン』にて2013年11月号から2016年10月号まで連載された。

2016年3月時点で『はんだくん』の累計発行部数は160万部を[7]、2019年4月時点で『ばらかもん』の累計発行部数は620万部をそれぞれ突破している[8]

『月刊少年ガンガン』2023年5月号より同年10月号まで連載が期間限定で復活[9][10]。5月号では同時にテレビドラマ化されることも発表された[9]。同年7月より、フジテレビ系列にて放送中[11]
あらすじ

書道家の半田清舟は、ある受賞パーティーで自作を酷評した書道展示館の館長を感情に任せて殴りつけてしまう。見かねた父親は半田に「(自分の)人間として欠けている部分」を見つけさせるため、彼を自然豊かな五島へと送り込む。

内心では反省する気のない半田だったが、天真爛漫少女・琴石なるをはじめとする個性的な島民達と出会い、少しずつ心を動かされる。都会の温室で育った半田は耐性の無い田舎の環境や島独特の人間関係に戸惑いながらも、島民たちに助けられ励まされ挫折を繰り返しながら新たな書の境地を拓いていく。初めて出会った自然の世界やお互いに助け合う気持ち、それは型に嵌っていた半田の書、そして半田自身の心も少しずつ成長させていた。

自信を取り戻した半田は書展出品のため東京へと戻り、かつてパーティーで殴りつけた館長に謝罪。館長に書道家としても人としても成長したことを認められ、暴行事件は水に流すこととなった。島へ戻る理由を失い都会暮らしに戻る選択肢を与えられた半田だったが、島送りに猛反対する母をよそに都会では島で書けていた自由な文字が書けないことに気付く。父親に背中を押されたことや、なによりも島で半田の帰りを待つなる達の言葉を聞き、半田は島での生活に戻ることを決意する。

愉快な五島の住民たちに翻弄されながらも、再び書の新境地を求める日々を送るのだった。
登場人物

声はアニメ版の声優、演はドラマ版の俳優。
主要人物
半田 清舟(はんだ せいしゅう)
- 小野大輔[12]、演 - 杉野遥亮(幼少期:石塚錬[13])本作の主人公。通称「先生」。23歳。「清舟」は雅号で、本名は「半田 清」。誕生日は4月15日[14]。血液型はA型。身長は174センチメートル(原作8巻で判明)。書道界の家元の後継ぎ。若き新鋭として名を馳せていたが、入賞作品を書道界の重鎮に酷評されて逆上し、暴力事件を起こす。大事には至らなかったが、素行不良を起こしたことで父に「頭を冷やして来い」と単身、五島へ送られる。プライドが高く気難しいところがある一方で抜けたところも多々あり、本人はしっかりしていると思っているが、基本的にドジっ子。「子供嫌い」を自称しているが書道の仕事がない時には子供の相手をしていることが多く、面倒見もよいため村の子供達に好かれている。字を書いている際に気分がノッてくると笑い声を上げる癖があり、周囲から気味悪がられることも。子供のころ「成績は4と5しかとったことがない」と言っており、書道以外の面でも優秀であることが窺え、加えて陸上競技者と渡り合えるほどの駿足でもある。しかし島では鈍くさい行動も目立つ。料理は恐ろしく下手で、缶詰のコーンを皿に開けるだけで「料理」と豪語しなるにあきれられた。幽霊や虫は苦手で、かなりの臆病。大きな声を出されるとかなりの頻度でびびっている。じゃんけんが弱く、5勝負中5連敗するほどである。植物を育てるのが苦手であり、サボテンすらまともに育て上げたことがない。猫が好きだが、猫アレルギーである[注 1]。学生時代から書道の道に進んでおり、周りからは「孤高の男」としていい意味で噂の中心であったが本人は嫌われていると思っていた。元々は人懐こい性格であったが、純粋であるがゆえに川藤のある嘘を信じこんでしまい心を閉ざすようになった。生まれも育ちも都会のため、島での生活や独特の慣習にしばしば戸惑う生活を送っているが、彼自身も幼少時より書道に専念した生活を送っていたため世間知らずで一部常識に欠ける面がある。そのため、子供っぽい遊びはほとんどしたことがなく、いつのまにか子供達と本気で遊ぶ大人らしからぬ面もあり、島民たちから生あたたかい目や奇異の目で見られることも多い。父・清明から東京に戻り仕事を手伝うように言われたが、今まで父親の威光で書家として仕事をしていたことに疑問を持ち「自分の力でお金を稼ぎ生活したい」という想いを抱き、書家であることを辞める決意をする。再び五島に戻り書道教室を開くことを宣言した。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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