はーとふる彼氏
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はーとふる彼氏
ジャンル学園・恋愛
ゲーム:はーとふる彼氏
?希望の学園と白い翼?
ゲームジャンルサウンドノベル
鳥専恋愛シミュレーション
対応機種
Microsoft Windows XP[注 1]
Mac OS X (v10.1 - v10.6)
[HDリメイク版]
Steam
PlayStation 4
PlayStation Vita
iOS
Android
ゲームエンジンUnity(HDリメイク版)
開発元PigeoNation Inc.
Mediatonic(HDリメイク版)
発売元PigeoNation Inc.
Devolver Digital(HDリメイク版)
キャラクターデザイン玻都もあ
シナリオ玻都もあ
メディアダウンロード配布(フリー版)
CD-ROM1枚(Plus・完全版・HolidayStar)
ダウンロード販売(英語版・HDリメイク版)
プレイ人数1人
発売日2011年7月31日(フリー版)
2011年8月14日(Plus)
2011年10月30日(完全版)
2011年12月29日(HolidayStar)
2012年2月15日(英語版)
[HDリメイク版]
Steam:2014年9月5日
PS4, PS Vita:2016年3月24日
iOS:2016年5月25日
Android:2016年7月13日
レイティングCERO:C(15才以上対象)
ESRBE10+(10歳以上)
PEGI:12
キャラクター名設定可能
エンディング数8(フリー版)
12(完全版本編)
キャラクターボイス無し(NS3搭載)
その他開発ツール:Famous Writer v3[1]
ラジオ:はばたけ!聖ピジョネイション学園放送部!
配信期間2011年12月24日 -
配信サイトアニメイトTV
配信回数全1回
パーソナリティ浅沼晋太郎野島裕史
漫画:はーとふる彼氏
作者玻都もあ
出版社竹書房
掲載サイトまんがライフWIN
発表期間2012年6月8日[2] -
テンプレート - ノート
プロジェクトゲーム漫画
ポータルゲーム漫画

『はーとふる彼氏 ?希望の学園と白い翼?』(はーとふるかれし きぼうのがくえんとしろいつばさ)は、日本同人サークル「PigeoNation Inc.」による、Microsoft Windows XP[注 1]及びMac OS X搭載パソコン女性向け恋愛ゲーム同人ゲームである。仕様別に以下の5種類が発表されている。

はーとふる彼氏 フリー版 ‐ 単体で最後まで遊べるフリーウェア版。

はーとふる彼氏 Plus ‐ フリー版にシナリオやキャラクターを追加した有償版

はーとふる彼氏 完全版 ‐ Plusに、華原涼太の視点から物語をより深く描くシナリオ「BBLルート」を追加したもの。

はーとふる彼氏 HolidayStar ‐ 前3作とは別に冬から春にかけての物語を描く中・短編集。

Hatoful Boyfriend. ‐ 「完全版」の英語版。

また、イギリスのゲーム開発スタジオMediatonicによりHDリメイク版が制作され、アメリカのゲーム販売会社Devolver DigitalよりSteam版が2014年9月5日に配信された。これ以降、PlayStation 4PlayStation VitaiOSAndroidの各プラットフォーム向けにも順次発売されている。
概要

2011年のエイプリルフール前日に、作者である玻都もあ(はと もあ)[注 2]が思いついたアイデアをゲーム化したもので、最初はWebサイト上のFlashゲームとして公開されたが、エイプリルフール当日には、Webサーバをダウンさせるほどのアクセス数があったという[3]

この作品に登場するキャラクターは、主人公(プレイヤーキャラクター)である少女を除き、全て鳥類である。彼らは概ね、人間である主人公と言葉をかわし、学校へ通って勉強や運動や読書をしたりする。即ち、このゲームは、単純に擬人化された動物と交流したり、人間が鳥類をペットなどとして慈しむ物語ではなく、人間の少女である主人公が、現実の人間社会のような文化を持つがまさしく鳥である相手と、あたかも人同士のように対等に触れ合う姿を描く。物語は、主人公らが2年生に進級した日から一年間を描く。
評価

このゲームは、「恋愛対象が鳥」である点で主にインターネット上で注目を集め、同年8月11日にギズモード・ジャパン[4]、同年8月12日にITmediaの「ねとらぼ」[5]、同年9月9日に窓の杜の「週末ゲーム」[6]、同年10月5日に4Gamer.netの「インディーズゲームの小部屋」[7]と、ネットメディアや、同人ゲームソフトを扱うwebサイトで話題にされた。一方、晋遊舎の「iP!」2011年11月号(9月29日発売)、宙出版の「Cool-B」同年11月号(10月4日発売)、マガジンハウスの「GINZA」同年11月号(10月12日発売)といった、コンピュータを扱う雑誌や女性向けの雑誌にも掲載された。具体的な売り上げなどは明らかでないものの、上述の「週末ゲーム」や「インディーズゲームの小部屋」によれば、有償版である『はーとふる彼氏 Plus』は、入手困難となるほどの人気という[6][7]
ゲーム内容

ゲームシステムは一般的にビジュアルノベルアドベンチャーゲームと呼ばれる物語を読み進めるもので、時おり現われる選択肢や、その選択により蓄積したパラメータによって物語の途中展開や結末が変化する。特徴としては、主人公との会話の際に表示される相手キャラクターの姿、いわゆる「立ち絵」が、それぞれの「鳥物」に設定された種である鳥類の実写画像という点が挙げられる。また、奇抜な世界観にも明確な理由があり、何度もプレイするうちにその謎が明かされていく[5][6][7]
NS3

このゲームには、全てのキャラクターに音声が無いが各キャラクターの初登場時には、主人公がその鳥物について簡単に説明するカットインに、「華原涼太 CV:岡本信彦」のように配役が表示される[注 3]。これは「NS3(脳内再生シンクロシステム)」と名づけられ、プレイヤーに、そこに記された声優の声をキャラクターの台詞に印象付けて遊べるよう示される架空の配役である。この際、声を印象付け易いように各キャラクターを人間の男性に擬人化したイラストも表示できるが、ゲーム全般に使われる「立ち絵」はあくまでも鳥類の写真である[5][6][7]。エイプリルフールの企画として始まった架空配役だったが、後に発売が決定したCDドラマでは、一部を除きNS3の設定そのままの声優が実際に各キャラクターを演じることになった[8]
プロローグ

生徒がハト目ばかりの名門校「聖ピジョネイション学園」にただ一人の人間として入学した主人公も、今日から2年生。1年生の頃は周りが鳥ばかりという環境に戸惑った彼女も、今はすっかり馴染んでいた。幼馴染の華原涼太、何かとうたた寝をしてしまう担任教師・七姫一明、気位の高い転校生・銀朔夜、学園の人気者である先輩・坂咲優夜、図書室で孤独に本を読みふける1年生・藤代嘆、荒ぶる陸上部部長・尾呼散、「邪緋眼」を持つという緋紅アンヘル、怪しい雰囲気を漂わせる保険医・岩峰舟と、タイプの異なるオス鳥たちとの新たな出会いを迎え、彼女の新学年は始まるのだった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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