はるか_(柑橘類)
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はるか

ミカン属 Citrus
交配

ヒュウガナツ(C. × tamurana)× ナツミカン(C. × natsudaidai)
品種はるか
開発糸島市
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はるかとは、ミカン科ミカン属柑橘類で、雑柑類の一種である。遺伝解析によりヒュウガナツが種子親、ナツミカンが花粉親であることが判明した[1]
特徴

1980年(昭和55年)に福岡県糸島郡二丈町(現・糸島市)の石井徳雄氏が自宅の庭において「日向夏」の自然交雑実生を発見し、1982年高接ぎ樹を育成、1986年に初結実し、その後、特性の調査、確認を行い育成を完了した品種で、1996年10月15日に品種登録された。なお、品種登録出願時の名称は「円香」であった[2]

果実の重さは200 グラム程度である。果皮は黄色、手ではむきにくい。果頂部にネックがある。糖度は12 度程度、酸味は低め。育成地においては2月上旬に成熟する[2]

日本における2020年の収穫量は約1,955.1トンで、その内訳は愛媛県39.15%、広島県32.65%、長崎県7.29%である[3]
脚注^ Tokurou Shimizu; Akira Kitajima, Keisuke Nonaka, Terutaka Yoshioka, Satoshi Ohta, Shingo Goto, Atsushi Toyoda, Asao Fujiyama, Takako Mochizuki, Hideki Nagasaki, Eli Kaminuma, Yasukazu Nakamura (November 30, 2016). ⇒“Hybrid Origins of Citrus Varieties Inferred from DNA Marker Analysis of Nuclear and Organelle Genomes” (英語). PLOS ONE 11 (11): e0166969. doi:10.1371/journal.pone.0166969. ⇒http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0166969#sec028
^ a b農林水産省品種登録データベース「はるか」 Archived 2015年5月9日, at the Wayback Machine.
^ 果物ナビ (n.d.). “ ⇒はるか 収穫量”. 2024年5月17日閲覧。










柑橘類ミカン科
原種

オーストラリアとパプアの野生ライム(英語版)

シトロン

クリメニア(英語版)

宜昌橙(英語版)

コブミカン

キンカン

マンダリンオレンジ

莽山野柑(英語版)

ザボン(ブンタン)

琉球マンダリン

主要な交配種

グレープフルーツ

レモン

ライム

オレンジ(英語版)

ミカン属
(カンキツ属)

オレンジ

キノット

ジャッファ・オレンジ

ジョッパ

ネーブルオレンジ

バイーアオレンジ

バレンシアオレンジ

福原オレンジ

ブラッドオレンジ

グレープフルーツ類

オランジェロ

グレープフルーツ

香酸柑橘類

カボス

カラマンシー(四季橘)

キズ(木酢)

清岡橙

コブミカン

シークヮーサー(ヒラミレモン)

シトロン

ジャバラ

スダチ

ダイダイ

ナンショウダイダイ(南庄橙)

新姫

ブッシュカン(仏手柑)

ヘベズ(平兵衛酢)

ベルガモット

マイヤーレモン

メキシカンライム


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