この項目では、日本国有鉄道およびJRの在来線の特別急行列車について説明しています。東北新幹線・北海道新幹線で運転されている「はやぶさ」については「はやぶさ (新幹線)」をご覧ください。
はやぶさ
ED76形の牽引する寝台特急「はやぶさ」
(2008年10月13日 木葉駅)
概要
国 日本
種類寝台特別急行列車
現況廃止
地域東京都・神奈川県
静岡県・愛知県・岐阜県
滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県
岡山県・広島県・山口県
福岡県・佐賀県・熊本県
運行開始1942年(昭和17年)11月15日
運行終了2009年(平成21年)3月13日
運営者日本国有鉄道(国鉄)→
九州旅客鉄道(JR九州)
西日本旅客鉄道(JR西日本)
東日本旅客鉄道(JR東日本)
東海旅客鉄道(JR東海)
日本貨物鉄道(JR貨物)
路線
起点東京駅
終点熊本駅・西鹿児島駅(1997年11月29日まで)
営業距離1315km(東京 - 熊本間)
運行間隔1往復
列車番号1・2
使用路線JR東日本:東海道本線(東海道線 (JR東日本))
JR東海:東海道本線(東海道線 (静岡地区)・東海道線 (名古屋地区))
JR西日本:東海道本線(琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線)・山陽本線(一部JR神戸線)
JR九州:山陽本線・鹿児島本線
車内サービス
クラス
はやぶさは、日本国有鉄道(国鉄)・JRが東京駅 - 熊本駅間を運行していた寝台特急列車(寝台特急)である。
本項では、かつて日本国有鉄道(国鉄)・JRが東京 - 熊本間で運行していた寝台特急、ならびに東京と鹿児島県を鹿児島本線経由で運行していた寝台特急および優等列車の沿革について記述し、2011年(平成23年)から東北新幹線、2016年(平成28年)から北海道新幹線において運行されている列車については「はやぶさ (新幹線)」に記す。 日本国有鉄道(国鉄)および分割民営化後のJRが、東京 - 熊本(1997年までは西鹿児島〈現・鹿児島中央〉)間を東海道本線・山陽本線・鹿児島本線経由で運行していた。 JRが運行していた定期列車としては、かつての競合相手であった「さくら」が2005年(平成17年)3月1日に廃止されたため、それ以降廃止までの間は日本一の長距離旅客列車であった[注 1]。 京阪神と九州を結ぶ「なは」「あかつき」が2008年(平成20年)3月14日発(始発駅基準)の運行をもって廃止されたため、翌日の3月15日以降廃止まで併結する「富士」とあわせて関東・東海・京阪神から九州へ直通する最後の定期夜行優等列車であった[注 2]。 運行後期は乗車率が低迷し[1]、JR九州によると2007年度の平均乗車率は約20%(1989年時点と比べ約4分の1)[2] だった。2009年(平成21年)3月13日をもって廃止。 鳥のハヤブサにちなむ。寝台特急の運行開始当初では特急の名称として鳥類のものが充てられただけではなく、東京 - 大阪間ビジネス特急の名称として公募した際に佳作として選定され、特急に使用することが決定されていた名称でもある。 東京 - 熊本間 (1315.0 km) で運行されていたが、下り列車は新垂井駅経由のため、実走行キロは1317.9 kmとなった。 多層建て列車で運行されたため列車番号は区間により異なっており、東京 - 門司間は併結相手の「富士」に合わせて 下り列車が 1、上り列車が 2、門司 - 熊本間は下り列車が 41、上り列車が 42 として運行されていた。 東京駅など - 横浜駅 - 熱海駅 - 沼津駅 - 富士駅 - 静岡駅 - 浜松駅 - (豊橋駅) - 名古屋駅 - (岐阜駅) - (京都駅) - (大阪駅) - 三ノ宮駅 -[岡山駅] - 倉敷駅 -[福山駅] - [尾道駅] - 広島駅 - 岩国駅 - 柳井駅 - 下松駅 - 徳山駅 - 防府駅 - 新山口駅 - 宇部駅 - 下関駅 - 門司駅 - 小倉駅 - 博多駅 - 鳥栖駅 - 久留米駅 - 大牟田駅 - 熊本駅 この他、下り列車では米原駅・姫路駅・岡山駅・福間駅、上り列車では赤間駅・大阪駅・米原駅で運転停車をおこなっていた。下り列車が福間駅で特急「ソニック」10号の、上り列車が赤間駅で特急「有明」24号の待避を行っていた。
概要
運行後期の「はやぶさ・富士」(2005年3月8日 真鶴 - 湯河原間)
九州区間を走行する「はやぶさ」(2007年10月27日 木葉駅)
末期の寝台特急「はやぶさ」のヘッドマーク
末期の寝台特急「はやぶさ」のテールマーク
列車名の由来
廃止直前の運行概況
停車駅
( )は下りのみ停車、[ ]は上りのみ停車
下りの下松→熊本間では、乗車券と立席特急券でB寝台に乗車することが可能であった。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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