はじめの一歩
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この項目では、森川ジョージの漫画について説明しています。その他の用法については「はじめの一歩 (曖昧さ回避)」をご覧ください。

はじめの一歩
ジャンル少年漫画格闘漫画スポーツボクシング
漫画
作者森川ジョージ
出版社講談社
掲載誌週刊少年マガジン
レーベル講談社コミックス
発表号1989年43号 -
巻数既刊140巻(2024年2月現在)
アニメ
監督西村聡
シリーズ構成浦畑達彦
キャラクターデザイン杉浦幸次
音楽今堀恒雄
アニメーション制作マッドハウス
製作VAP
放送局日本テレビほか
放送期間2000年10月3日 - 2002年3月26日
話数全76話
アニメ:はじめの一歩 Champion Road
監督西村聡
キャラクターデザイン杉浦幸次
アニメーション制作マッドハウス
製作日本テレビ、バップ
放送局日本テレビ系列
放送期間2003年4月18日 - 同日
話数全1話
OVA:はじめの一歩 間柴vs木村 死刑執行
監督難波日登志
キャラクターデザイン杉浦幸次
アニメーション制作マッドハウス
製作日本テレビ、バップ
発売日2003年9月5日
話数全1話
アニメ:はじめの一歩 New Challenger
監督宍戸淳
シリーズ構成ふでやすかずゆき
キャラクターデザイン杉浦幸次
音楽平野義久タニウチヒデキ
アニメーション制作マッドハウス
製作はじめの一歩 製作委員会
放送局日本テレビほか
放送期間2009年1月6日 - 6月30日
話数全26話
アニメ:はじめの一歩 Rising
監督宍戸淳、西村聡[1]
シリーズ構成ふでやすかずゆき
キャラクターデザイン杉浦幸次
音楽平野義久、今堀恒雄
アニメーション制作マッドハウス、MAPPA
製作「はじめの一歩 Rising」製作委員会
放送局日本テレビほか
放送期間2013年10月6日 - 2014年3月30日
話数全25話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『はじめの一歩』(はじめのいっぽ)は、ボクシングを題材とした森川ジョージによる日本漫画作品。1989年から『週刊少年マガジン』(講談社)で連載中。各話数の通し番号の表記はそれぞれ「Round.○○」。2023年7月14日発売の138巻をもってコミックスのシリーズ累計発行部数は1億部を突破した[2]。1991年(平成3年)度、第15回講談社漫画賞少年部門受賞。
作品概要

母子家庭いじめられっ子であり、釣り船屋を親子で支えている主人公・幕之内一歩が、プロボクサー鷹村守との出会いをきっかけに鴨川ボクシングジムに入門。「強いとは何か?」という問いの答えを求め、プロボクサーとして、また人間としても成長していく過程を、周囲との交流やライバル達との戦いを通じて描いてゆく。主人公のみならず脇役である仲間やライバル達の戦いも詳細に描いている点が特徴的であり、作者は「登場人物全員が主人公です」とコメントしている。また、ボクサーとそれ以外の人間の軋轢も含まれており、貧困や人種差別、いじめや環境問題などの社会問題も描いている。

登場人物の多くにボクシングの歴史を彩った実在選手の姿が投影されている。作者自身も実際にボクシングジムのオーナーで著名なプロボクサー達と親交があり、『週刊少年マガジン』誌上でも若手を応援するコメントなどを載せている。

2012年12月5日発売の週刊少年マガジン2013年1号で、連載1000回を迎えた[3]

なお、週刊少年マガジンは2015年より電子書籍版の出版が始まったが、本作は作者である森川の意向により電子書籍版に掲載されておらず[4]、1巻から60巻及び100巻が電子書籍として出版されていた単行本も同年8月31日で配信を終了した[5]

2021年の元日より『マガジンポケット』で1か月間限定で60巻分が無料で配信されていたが[6]新型コロナウイルス感染症 (2019年)の影響による緊急事態宣言を受けて3月7日まで無料配信が延期され、ストーリーの区切りのいい61巻が追加配信された[7]。同年6月23日、講談社より『はじめの一歩』の再電子書籍化と「週刊少年マガジン」電子版への収録が発表[8]。7月1日発売の「週刊少年マガジン」2021年31号から収録が始まり、同時に最新刊となる131巻までの全巻の電子版配信が開始された[9]
世界観

199X年[10][11]日本の東京の町[12]を舞台とし、とりわけその一角にある「鴨川ボクシングジム」を中心に物語が展開される。

国名・地名や有名施設は実在のそれに準じており(後楽園ホール両国国技館など。「下野動物園」といったように一部例外もある)、市民の生活や感覚もおおむね作品の連載時期であった1990年代のそれに準じている。さらに、鷹村の家の黒電話留守番電話になる、青木や木村が携帯電話を持つようになる、登場人物が皆シャツインの着方をしなくなるなど劇中でも実際の1990年代日本と同様の変化がみられた。しかし連載が2000年代に入っても尚この世相を反映させる傾向が続いたため、DVD[13]スマートフォン[14]、ETCなど、時折1990年代の時代設定に不釣り合いな要素もみられるようになった。

現実の世界では、『はじめの一歩』連載開始後の1998年に世界ボクシング協会(WBA)と世界ボクシング評議会(WBC)とでルールが統合、両団体で異なっていた一部の階級の名称が一本化され、これに追随して日本ボクシングコミッション(JBC)もそれらの階級の名称を変更したが、『はじめの一歩』の世界では以前の名称が使われている。作中で登場している階級では、スーパーウェルター級はジュニアミドル級、スーパーライト級はジュニアウェルター級、スーパーフェザー級はジュニアライト級、スーパーバンタム級はジュニアフェザー級と表記されている。

登場するボクサーやボクシングジムはすべて架空のものであるが、実在する海外の有名ボクサー(当時の現役含む)や引退済みの日本のボクサーは例外的に引き合いに出されることがある(ファイティング原田マイク・タイソンなど)。
あらすじ
ボクシングとの出会い

気弱な高校生2年生の主人公・幕ノ内一歩は、不良たちにいじめられている所を偶然、プロボクサーの鷹村守に助けられる。鷹村に連れられて鴨川ボクシングジムに行った一歩は、そこでサンドバッグを叩いた際に圧倒的な破壊力のパンチを見せる。その後、プロになりたいと懇願した一歩に、鷹村は7日以内に10枚の葉っぱを取るテストを課し、一歩は苦心の末にそのテストに合格する。

ジムに入会した一歩は、同年代の宮田一郎とスパーを行い、予想以上の検討を見せる。以降、2人はお互いに良きライバル関係となる。ジムの会長でトレーナーの鴨川源二に見出された一歩は、二人三脚でプロテストに合格。プロデビューした一歩は、減量が苦手な小田裕介、頭突きをしてくる藤原義男に勝利し、"新人王トーナメント"に挑戦することになる。
新人王トーナメント

新人王決勝で宮田と試合をすることを目標に、驚異的なフックを繰り出すジェイソン尾妻、パンチ力のない小橋健太、ショットガンの異名を持つ新人王候補の速水龍一に勝利する。しかし、宮田は間柴了のラフプレイによって敗れてしまう。

決勝では間柴のフリッカージャブに苦戦した一歩であったが、ボディへの再三のパンチによってエルボーブロックしていた間柴の左腕の肘を破壊したことをキッカケにして、そこから形勢逆転して勝利を収める。

東日本新人王となった一歩だったが、一歩が拳の骨折が完治しないまま全日本新人王決定戦に臨むことになる。西日本新人王の千堂武士は、一歩並みの破壊力を持ち、一歩をKO寸前まで追い詰めるが、最後は一歩が放ったテンプルへの一撃で意識を失いながら戦い、結果コーナーから立ち上がることが出来ず3R棄権試合(TKO)となり、一歩は新人王となる。
登場人物詳細は「はじめの一歩の登場人物」を参照

劇中の登場人物、対戦相手等の詳細な情報は上記ページを参照。
書誌情報
単行本コミック一覧(140巻)


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