はじめてのおつかい
ジャンルバラエティ番組[1]
特別番組(不定期放映[1])
構成大内淳嗣(総合演出兼務)
演出大内淳嗣(総合演出・構成兼務)
徳永清孝
出演者所ジョージ、森口博子 ほか
ナレーター近石真介、林家たい平、入絵加奈子
オープニングB.B.クィーンズ「ドレミファだいじょーぶ」(番組主題歌)
製作
プロデューサー高橋芳夫、福与雅子、坂梨麻美 / 一色彩加
矢野尚子(CP)
制作日本テレビ[1]
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間1991年[1] -
放送時間19:00 - 21:54
放送分174分
公式サイト
特記事項:
放送時間・スタッフは2022年7月16日放送分現在。
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『はじめてのおつかい』は、日本テレビ系列で1991年から不定期に放送されているバラエティ番組[1]。幼い子供が、親からお願いされた初めての「おつかい」に挑戦する様子をドキュメンタリータッチで描く[2]。2022年12月1日時点で合計75回放送され[1]、30年以上続く長寿番組となっている。
2000年以降はアジア、ヨーロッパ諸国に番組販売や現地版の製作が行われているほか、2022年3月からはNetflixで世界約190カ国向けにダイジェスト版『Old Enough!』(もう大きいもん)の配信が始まった[1]。 子供が生まれて初めて一人で、または兄弟姉妹や友達と「おつかい」に挑戦する奮闘ぶりを描く。 1976年に発表された同名の絵本が番組立ち上げのきっかけとなっている。元々は、1988年4月から1994年3月まで日本テレビ系列で放送されていた情報番組『追跡』の1コーナーであったが、同番組終了後に単発スペシャル番組として不定期に放送され始めた。 現在は年に2回、冬のスペシャル(1月第1月曜日または成人の日に放送[注 1])と夏のスペシャル(海の日に放送)が放送されている[注 2]。 おつかいに挑戦する子供は、基本的に一般視聴者から選定される。年齢は3歳?6歳(保育園児や幼稚園年少から年長)が多いが、稀に1歳や2歳の子が出演した事もある。基本的にメモは持たせず、保護者が口頭で子供に用件を伝えるのみであるため、子供がおつかいの品物を買い忘れたり、間違えたりしてしまう場合も多い。また、おつかいの中で様々に発生するトラブルなどを通して、子供の自立を応援するだけに留まらず、親子関係のあり方や育児・教育のあり方などを視聴者に改めて考える機会も提供する。 番組内では新作に加え、過去の名作とその子供たちの成長した現在の様子が報告される「あれから○○年…」シリーズも放送されている。長寿番組であるため、かつて「おつかい」に挑戦した子供が成長し、結婚して子供がいるということも多くなり、親子2代に渡って「おつかい」に挑戦するケースもある。 視聴率は毎回15% - 20%を獲得する人気番組である。これまでの世帯視聴率最高は26.1%(1996年1月、関東地区)[1]。 ナレーターは林家たい平、入絵加奈子ら複数人が担当。その中で、近石真介は番組の立ち上げから2022年に91歳で死去するまで約30年の長期にわたり担当した。没後初となる2023年1月7日の放送では、司会の森口博子による追悼の言葉と同時に「近石さんには、天国に旅立たれても番組で活躍していただきたいと思います」と、過去の映像などで引き続き近石のナレーションを使う意向が発表された[3]。 2022年3月31日から定額制動画配信サービスのNetflixに供給し、世界190カ国で配信を開始した[1][4][5][6]。英語でのタイトルはOld Enough((一人で買い物するのに)十分な年頃)となっている[5][7]。後述のように海外の放送局に番組フォーマットを販売した上で現地版を制作し、放送された国と地域もある[8]。 出演する子供や家族について、基本的に一般の視聴者を対象としているものの、公募などは一切行っていない。役所などから紹介を受けた保育所・幼稚園に案内書やアンケートを置かせてもらい、返事がもらえた保護者との打ち合わせやロケハンを重ねた上で、決定しているという[9]。 保護者との打ち合わせで、おつかいのプランやルートについて検討し、保護者とスタッフが共同で現場を下見して、道路の交通量や近隣の不審者調査など安全面をチェックしている。念には念を入れるため、この作業は時に数ヶ月かける場合もある。なお、子供の名前は番組中では下の名前だけ紹介されるが、一部の例外を除いて保護者の氏名は一切表記されない。 撮影時には同行スタッフに日本テレビ入構証の所持を義務付けたり、撮影する子供の親から取材承諾書を取り付けている。 余計な演出を一切加えない“ガチンコ”にこだわっているため、子供が家から一歩も出ずに終わってしまうこともあり、そのままお蔵入りになることも多い[10]。年間で約100人の子供のおつかいを撮影しているが、その中から実際に放送されるのは10分の1程度となっている[11]。 事故やトラブルを避け、子供に撮影であることがバレないようにするために様々な工夫がある。 近年は、スタジオにゲスト出演する有名人の子などがおつかいに行くケースがある。 この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。
概要
製作過程
配慮
撮影
おまもりマイク
子供の声や口ずさむ歌を離れた場所から収録できるよう、ワイヤレスマイク装置を手製の「お守り袋」に入れて子供に手渡す。この際、親が「お守りの中には神様がいるから見てはいけない」などと念を押すため子供は気づかない。首から下げることによって、肩ひもに付けられた小型マイクが口元のちょうど良い位置に届く仕組み。初期の頃は番組スタッフが作っていたが、最近では子供の嗜好に合わせて親が作ることが多くなっている。
撮影スタッフ
この番組ではディレクターやアシスタントディレクターがカムコーダで撮影するのが主で、業務用ビデオカメラは車内からの撮影や子供が帰宅した際の撮影に使われる。出演する子供にカメラマンであることがバレないよう、普通の人(工事関係者・店の客など)の格好をしており、農業地帯では農家の格好、漁村地帯では漁師の格好をするスタッフを入れるなど一般市民に溶け込むような工夫を加えている。子供が突然目的地を変えることがあるが、その場合は即座に撮影のポジションを変えたり、それに合わせて着替える場合もある。時には自転車を徒歩で追いかけなくてはならない場合もあり、カメラマンの運動量は相当なものになるという。ごく稀だが、子供が迷った時などにカメラマンが直接助け舟を出すことがある。
カメラ
前日の夜間や深夜に取材先の家にカメラを設置し、カメラがバレないように工夫してある。屋外では、かごや穴を開けた箱などにカメラを隠している。家の中では植木鉢やダンボールなどにセットする。このため、デジタルビデオカメラが登場する以前から小型の家庭用カメラを多用してきた。
その他のスタッフ
撮影スタッフ以外にも、子供の安全を守るための監視役のスタッフも多数おり、服装もカメラマン同様の工夫をしている。また、海上自衛隊など普段撮影出来ない場所は、事前に番組であることを伝え、撮影の許可を取っている。
近所の人の協力
近所の人には番組の撮影があることは事前に伝えているが、過度に手助けをしないことや子どもにバレないようにすることもお願いする。
出演者
司会
所ジョージ
森口博子
ナレーター
入絵加奈子(2010年 - )
立川志の太郎(2017年 - )
林家たい平(2021年 - )- 2016年、2017年にはスタジオにゲスト出演している。
野沢雅子 (2011年 - )- 不定期で担当
過去のナレーター
近石真介(1991年 - 2022年[12])
メインナレーター。『追跡』の1コーナー時代から担当。2021年以降は冒頭のタイトルコールのみ担当。2022年没。
没後も「あれから○○年…」シリーズで生前のナレーションが使用され、2024年時点では全放送回に出演。
山本圭子(1991年 - 2011年)
『追跡』の1コーナー時代から担当。
室井滋(2007年 - 2011年)
花江夏樹(2021年 - 2022年)- 当初はゲストナレーターとして担当。
麻生美代子
内海賢二
ゲストナレーター
坪倉唯子(2013年1月)
高橋克実(2016年1月・2021年1月)
貫地谷しほり(2014年7月・2015年1月・2016年7月)
八嶋智人(2016年7月・2017年1月)
石原さとみ(2021年1月)
有名人の子による「おつかい」
2015年1月5日の放送では、ダイアモンド☆ユカイの双子の息子が挑戦する企画が放送された。
2016年7月18日の放送では、トシ(タカアンドトシ)の2人の息子が挑戦する企画が放送された。
2017年1月9日の放送では、大久保嘉人の息子がおつかいに挑戦する企画が放送された。
2018年1月8日の放送では、山中慎介の長男長女がおつかいに挑戦する企画が放送された。
2019年1月7日の放送では、村上知子(森三中)の娘がおつかいに挑戦する企画が放送された。森三中のメンバーである黒沢かずこもカメラマンの1人としてロケに参加した。
2019年7月15日の放送では、杉山愛の長男がおつかいに挑戦する企画が放送された。
2020年1月6日の放送では、田中史朗の長男がおつかいに挑戦する企画が放送された。
2021年9月25日の放送では、潮田玲子の息子と娘がおつかいに挑戦する企画が放送された。
2022年1月8日の放送では、中村獅童の息子がおつかいに挑戦する企画が放送された。
2023年7月17日の放送では、荒川静香の長男がおつかいに挑戦する企画が放送された。
2024年1月3日の放送では、間垣喜翔の3人の子供がおつかいに挑戦する企画が放送された。
スタッフ.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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