はじまりへの旅
Captain Fantastic
監督マット・ロス
脚本マット・ロス
製作モニカ・レヴィンソンジェイミー・パトリコフシヴァニ・ラワットリネット・ハウエル・テイラー
出演者ヴィゴ・モーテンセンフランク・ランジェラキャスリン・ハーンスティーブ・ザーン
音楽アレックス・ソマーズ
『はじまりへの旅』(はじまりへのたび、Captain Fantastic)は、2016年のアメリカ合衆国のヒューマンドラマ映画。 監督はマット・ロス、主演はヴィゴ・モーテンセン。10年間の森の中での生活の後、再び社会へと関わらざるを得なくなってしまった家族の姿を描く。日本では2017年10月4日にDVD がリリースされている。
2016年1月23日、サンダンス映画祭で初めて公開された[3]。 また、第69回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に出品された[4][5]。 Bleecker Street配給の元、2016年7月8日にアメリカ合衆国で劇場公開された[6]。 ベン・キャッシュとその妻レスリーは、6人の子どもたちとワシントン州の森の奥深くに住んでいる。資本主義とアメリカ人の生き方に幻滅したベンとレスリーは、子どもたちにサバイバルの技術と哲学を教え込む。社会から離れ、ベンとレスリーは子どもたちを育てることに身を捧げる。批判的思考ができるよう教育し、肉体的に健康で活発であるように訓練をさせる。そして、森での生活を通じ、テクノロジーに頼らず自然と共生することの素晴らしさを身をもって体験させる。 しかしながら、レスリーは双極性障害によって入院し、最終的には自らの命を絶ってしまう。ベンは妹のハーパーからこの事実を知らされる。葬儀の手配についての話し合いがもたれるが、義父のジャックとベンは言い争いを始めてしまう。レスリーの遺志に従いベンは火葬を執り行いたいが、ジャックは土葬にしたいと言う。結局土葬が行われることになり、ベンは葬儀への参列をしないことにし、子どもたちにそう伝えた。しかし、ベンは葬儀を台無しにしてやろうと決意し、子どもたちを連れ車での旅に出る。 そして、子どもたちは初めて森の外の生活を体験する。 この映画のアイディアは、監督のマット・ロスが、妻と自分が下す親としての決断に疑問を抱いたところから始まったという。そこから、現代のテクノロジー社会では困難であるとしながらも、自分の子どもの人生に常に存在≠キることができたとしたら、と彼は考えた。 彼が言うところの、違う生き方を選ぶ人たち≠フ中で育ったということもあり、映画制作にあたっては彼が人生で経験したことが映画の中に反映されている。 ヴィゴ・モーテンセンは2014年2月にキャスティングされた[7]。 同年6月、ジョージ・マッケイ、アナリス・バッソ、サマンサ・アイラ―、ニコラス・ハミルトン、シュリー・クルックス、そして新人であるチャーリー・ショットウェルが出演することが発表された[8]。 残りのキャストの多くは、同年の7月と8月に出演が決定した[9][10]。 映画の主要撮影は、2014年7月にワシントン 2014年7月、 eOne Entertainment
あらすじ
キャスト
ベン・キャッシュ - ヴィゴ・モーテンセン
ボゥドヴァン“ボゥ”キャッシュ - ジョージ・マッケイ
キーラー・キャッシュ - サマンサ・アイラー
ヴェスパー・キャッシュ - アナリース・バッソ
レリアン・キャッシュ - ニコラス・ハミルトン(英語版)
ザジャ・キャッシュ - シュリー・クルックス
ナイ・キャッシュ - チャーリー・ショットウェル
ハーパー - キャスリン・ハーン
レスリー・アビゲイル・キャッシュ - トリン・ミラー
デイブ - スティーヴ・ザーン
ジャスティン - イライジャ・スティーブンソン
ジャクソン - テディ・ヴァン・イー
クレア - エリン・モリアーティ
エレン - ミッシー・パイル
ジャック - フランク・ランジェラ
アビゲイル - アン・ダウド
製作
撮影
公開