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この項目では、いしいひさいちによる4コマ漫画作品について説明しています。その他の用法については「ののちゃん (曖昧さ回避)」をご覧ください。
ののちゃん
ジャンル家庭漫画
漫画:となりのやまだ君
作者いしいひさいち
出版社朝日新聞社
掲載誌朝日新聞朝刊
レーベルあさひコミックス
発表号1991年10月1日 - 1997年3月31日
巻数全6巻
漫画:ののちゃん
作者いしいひさいち
出版社朝日新聞社
その他の出版社
双葉社
掲載誌朝日新聞朝刊
発表号1997年4月1日 -
話数7828話(2019年8月1日時点)
アニメ:ののちゃん
原作いしいひさいち
シリーズディレクター西沢信孝、佐々木憲世
シリーズ構成山田隆司
キャラクターデザインおがわひろし
音楽en avant
アニメーション制作東映アニメーション
放送局テレビ朝日・青森朝日放送・秋田朝日放送
放送期間2001年7月7日 - 2002年9月28日
話数全61回
テンプレート - ノート
『ののちゃん』は、いしいひさいちの4コマ漫画。サトウサンペイの『フジ三太郎』に代わる『朝日新聞』朝刊の4コマ漫画作品として、1991年10月10日から『となりのやまだ君』の題で連載が開始された。同作者の『おじゃまんが山田くん』を意識して付けた名前だったが、主人公であるのぼるくんよりも妹のののちゃんの人気が高かったため、1997年に題と主人公が変更された。
いしいの病気療養にともない、2009年11月22日から2010年2月28日まで休載していた。
2011年8月13日に連載5000回を達成した。マンガの内容にはそれに関する話題はなかったが、同日夕刊の「素粒子」欄にその旨が掲載されていた。2020年1月には連載8000回に達した。『となりのやまだ君』を通算すると30年近くに及び、朝日新聞史上で最長のマンガ連載となっている。また、基本は4コマだが、近年は縦長のコマを交えた3コマ、横長のコマや縦分割コマを使った5コマなど、融通無碍になっている。2020年4月2日に前身の『となりのやまだ君』を含めて、連載通算1万回を達成した。 いしいにとって初めての(毎日掲載を前提とした)全国新聞連載作品である[注釈 1]。しかし、それまでの雑誌などでの作風を大きく変えることなく作品を執筆しているため、全国紙の新聞連載4コママンガとしては珍しい特徴が見られる(特に『となりの山田くん』初期)。その一つとして、主要キャラクターに関西弁を話す人物を複数設定したことが挙げられる(後年は脇役に岡山弁が増えていった)。新聞連載4コママンガとしては、オチが難解なエピソードも散見されるが、それが独特の味を生んでいる。また、有名人に対するあからさまな揶揄や、隠語に近い言葉を登場人物にしゃべらせるといった点もある(例として、以下のようなものがあった)。 日常漫画でありながら、SFやファンタジー的な要素も折り込まれており、山田家には何人かの妖怪が住み着いていて、ごくたまに当たり前のような顔をして出てくる。 兵庫県南部地震発生直後には、被災地の住民の安否を気遣う山田一家の様子が描かれた。その後も約5日間にわたり同地震関連の作品を立て続けに掲載している。
概要
内閣総理大臣退任からまもない時期の海部俊樹を「英語をしゃべらない宮沢さん」とあからさまな形で揶揄した[1]。
角川春樹が麻薬取締法違反の容疑で逮捕された時、「クスリなしでもラリっとった」というセリフを登場人物(しげ)に言わせた[2]。
渡邉恒雄をモデルとするキャラクター「ワンマンマン」を登場させた。このエピソードの発表時は、読売新聞側が「特定個人(渡邉)を中傷するような漫画の掲載」を非難する事態になった[注釈 2]。