のだめカンタービレ_(テレビドラマ)
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のだめカンタービレ
ロケ地のひとつである洗足学園音楽大学
ジャンルテレビドラマ
原作二ノ宮知子
脚本衛藤凛
監督武内英樹
川村泰祐
谷村政樹
出演者上野樹里
玉木宏
製作
制作フジテレビ

放送
放送国・地域 日本
ドラマ「のだめカンタービレ」

のだめカンタービレ
プロデューサー若松央樹
清水一幸
オープニングベートーヴェン
交響曲第7番
エンディングガーシュウィン
ラプソディ・イン・ブルー
放送期間2006年10月16日 - 12月25日
放送時間月曜 21:00 - 21:54
放送枠フジテレビ月曜9時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数11

のだめカンタービレ 新春スペシャル in ヨーロッパ
オープニングベートーヴェン
「交響曲第7番」
エンディングガーシュウィン
「ラプソディ・イン・ブルー」
放送期間2008年1月4日 - 1月5日
放送時間21:00 - 23:30
放送分150分
回数2
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『のだめカンタービレ』は、クラシック音楽をテーマとした日本の漫画のだめカンタービレ』(二ノ宮知子)を原作とするテレビドラマである。

2006年10月から12月まで、連続ドラマとして日本のフジテレビ系で放送され、その特別編として2008年1月に『のだめカンタービレ 新春スペシャル in ヨーロッパ』が放送された。

テレビドラマの続編として2009年から翌2010年に映画のだめカンタービレ 最終楽章』二部作が制作され、公開された。

2014年には韓国KBSが同じ漫画を原作にしたテレビドラマを制作した。

2020年に中国語版テレビドラマ『蝸牛與??鳥』が放送された。
概要

2006年10月16日から12月25日まで毎週月曜日21時 - 21時54分に、フジテレビ系の「月9」で放送。初回と最終回は21時 - 22時9分の15分拡大放送された。全11回。主演は上野樹里玉木宏の2人で、共に本作が月9ドラマ初主演となる。

2008年1月4日と5日に、スペシャルドラマ『のだめカンタービレ 新春スペシャル in ヨーロッパ』が同局系で2夜連続で放送された。

2006年12月にはテレビドラマのストーリーを基に小説化され、講談社より発売された(書籍参照)。

2007年エランドール賞の新人賞に主演の上野樹里と玉木宏が選ばれ、特別賞にはプロデューサーの若松央樹が選ばれた。他にも、第51回ザテレビジョン・ドラマアカデミー賞最優秀作品賞、主演女優賞(上野樹里)、音楽賞(武内英樹)、監督賞(武内英樹)、タイトルバック賞(鈴木鉄平)、特別賞を獲得した。月刊TVnaviが行ったドラマ・オブ・ザ・イヤー2006でも最優秀作品賞を受賞した。

また、スペシャルドラマの放送に伴い、フジテレビをはじめFNS加盟28局のうち17局で放送直前に連続ドラマの全11話が一挙再放送された[注 1]
トラブル

当初はフジテレビではなくTBSが放映権を獲得し、のだめは同じく上野、相手役の千秋は岡田准一のキャストで前年の2005年10月から放送される予定であった。しかし、岡田が所属するジャニーズ事務所が上野を脇役に回して岡田を主演扱いに改変するよう強く要請、さらに主題曲も既成のクラシック音楽ではなく岡田がメンバーを務めるV6の新曲を使用するよう横槍を入れてきたことに二ノ宮が強い難色を示したことから、制作発表を行っていたにもかかわらずクランクイン直前に破談となった[1][2][3][4][注 2]。その後、改めてフジテレビが二ノ宮の意向を受け入れることを条件にオファーを出し、千秋役を玉木に変更し主題曲も二ノ宮の希望するガーシュウィン及びベートーヴェンを使用することで話がまとまり、一年後の2006年10月からの放送となった。

なお、放送前に破談となったTBSは急遽代わりの企画を立て『花より男子』を制作・放送した。この件についてTBSは「どんな番組でも、正式発表までに、水面下でいろいろな動きがある。今回の場合、『花より男子』に松本潤さんがキャスティングされているということで、(ジャニーズとの)トラブルはなかった、とご理解ください」とコメントした。
登場人物詳細は「のだめカンタービレの登場人物」を参照
主人公
野田恵(のだ めぐみ)
演 -
上野樹里 / 森迫永依(幼少時代)主人公。桃ヶ丘音大ピアノ科3年生。愛称は「のだめ」。1981年9月10日生まれ。周囲からは「変態」と形容される型破りなヒロイン。部屋は散らかっており、常に金欠状態で空腹である。集中すると風呂に入ることも忘れてしまう。口癖は「ぎゃぼー!」。演奏は超自己流。初見も苦手だが、実は天才的なピアノの才能がある。将来は幼稚園か小学校の先生になるのが夢であったが、千秋に恋をしたため、彼に追いつくことを目標に変わっていくことになる。
千秋真一(ちあき しんいち)
演 - 玉木宏 / 藤田玲央(幼少時代)主人公。桃ヶ丘音大ピアノ科4年生。1981年2月17日生まれ。ピアノ科に在籍しながら独学で指揮法を学び、世界的な指揮者を目指しているエリート音大生。幼少期のトラウマで飛行機恐怖症(かつ船舶恐怖症)になり、海外留学ができず自暴自棄に陥っていた。イケメンで女子からの人気が高い。オケの女子メンバー(と真澄)からの愛称は「千秋様」。毒舌なドSで他人に対して辛辣。周囲に敵を作りやすい。過去のトラウマを思い出すと非常に脆い。料理の腕がピカイチで得意メニューはパスタ。のだめの音楽的な才能にいち早く気づき、自分自身も変わっていくことになる。
Sオケ関係者
峰龍太郎(みね りゅうたろう)
演 -
瑛太桃ヶ丘音大ヴァイオリン科に在籍。自称「千秋の親友」。1980年7月27日生まれ。エレクトリック・ヴァイオリンロック風に弾いて悦に入る自己陶酔型。当初は千秋とぶつかってばかりいた。清良を好いている。Sオケではコンマスを務める。
三木清良(みき きよら)
演 - 水川あさみ桃ヶ丘音大ヴァイオリン科在籍。ドラマ版で原作と基本設定が変わっている唯一の登場人物。第1話から登場。ウィーン帰りであり、Aオケのコンミスをする優秀な学生。
奥山真澄(おくやま ますみ)
演 - 小出恵介体は男だが心は乙女チックなティンパニ奏者。1981年1月4日生まれ。千秋に片想い中で「千秋様」と呼んでいる。のだめの恋敵であり、「殺してやる!」と物騒な発言をする。アフロヘアーヒゲがチャームポイント。通称は「真澄ちゃん」。千秋からは早々に腕前を買われていた。
多賀谷彩子(たがや さいこ)
演 - 上原美佐桃ヶ丘音大声楽科に在籍。声種ソプラノ。大手である「多賀谷楽器」の令嬢。千秋とは高校時代から付き合っていた。
大河内守(おおこうち まもる)
演 - 遠藤雄弥桃ヶ丘音大指揮科に在籍。「桃ヶ丘音大で2番目に有名」と自称。千秋を一方的にライバル視し、服装も似せている。何度も自己紹介をしようとするが、誰も知らない上に聞いておらず、次第に自分の名前を名乗ろうとすると遮られ、登場してもすぐに突き飛ばされて「あべしっ!」「ひでぶっ!」と言って画面外へ消えていく。学祭の仮装Sオケでは指揮者を担当。パリ編では町の合唱団の指揮者に就任しており、パリにいる千秋にFAXを送った際に大きな文字で名前を名乗ろうとするが途中で途切れてしまっていた。
佐久桜(さく さくら)
演 - サエコ桃ヶ丘音大管弦楽科在籍。Sオケのコントラバス奏者。小柄のため、コントラバスを背負って歩くとコントラバスが歩いているように見え、同級生から馬鹿にされていた。父が事業に失敗し、しかも趣味のヴァイオリン集めのために生活が苦しく、コンビニエンスストアでアルバイトをしていた。不仲だった岩井と和解してからはSオケの練習に一層打ち込めるようになり、峰が千秋に叱責されて挫折していたときには激励する。
石川怜奈(いしかわ れな)
演 - 岩佐真悠子のだめの友人。ピアノ科在籍。学祭の仮装Sオケではピアニカで参加。
田中真紀子(たなか まきこ)
演 - 高瀬友規奈のだめの友人。ピアノ科在籍。毎回のだめに昼食を狙われている。Sオケの定期公演以来、峰のファンになる。学祭では彼の仮装のデザイン案を出すが却下される。仮装Sオケではピアニカで参加。
玉木圭司(たまき けいじ)
演 - 近藤公園Sオケのクラリネット担当。橋本と組んで千秋に恥をかかせようとするも、玉砕。鈴木薫が気になるらしい。
橋本洋平(はしもと ようへい)
演 - 坂本真Sオケのオーボエ担当。千秋に嫉妬しており、恥をかかせようと玉木と組んでパートをこっそり入れ替わったりなどするも、玉砕する。学祭の仮装Sオケでは打楽器のシンバルを担当。
鈴木萌(すずき もえ)
演 - 松岡璃奈子Sオケ双子美人姉妹のうちのひとり。フルートを担当。
鈴木薫(すずき かおる)
演 - 松岡恵望子Sオケ双子美人姉妹のうちのひとり。クラリネット担当。玉木圭司から好意を寄せられている。
岩井一志(いわい かずし)
演 - 山中崇Sオケのコントラバス奏者。当初は練習不足の佐久桜に厳しく当たるが、桜が再び練習に打ち込めるようになってからは和解する。
金城静香(かねしろ しずか)
演 - 小林きな子泣き虫なSオケのヴィオラ奏者。酔うと暴れる。卒業後はいち早く結婚が決まり、周囲を驚かせた。
井上由貴(いのうえ ゆき)
演 - 深田あきSオケのチェロ奏者。
金井建人(かない けんと)
演 - 小嶌天天Sオケのホルン奏者。
相沢舞子(あいざわ まいこ)
演 - 桜井千寿フルート奏者。
片山智治(かたやま ともはる)
演 - 波岡一喜ホルン奏者。
R☆Sオケ関係者
黒木泰則(くろき やすのり)
演 -
福士誠治森光音大在籍のオーボエ奏者。古武士の佇まいのある古風な人。のだめに一目惚れをし、彼女を「恵ちゃん」と呼ぶ数少ない人物。オーボエの演奏で千秋に一目置かれる実力者で「黒木くん」と呼ばれる。第6話から登場。
菊地亨(きくち とおる)
演 - 向井理ボストン留学中のチェリスト。オーストリア音楽祭で入賞し、ソリストを目指している優秀な学生。全日本音楽コンクールでは見事優勝した。外国人の娘や人妻にまで手を出す節操のなさはボストンでも相変わらずである。第6話から登場。
木村智仁(きむら ともひと)
演 - 橋爪遼第6話から登場。ヴァイオリン奏者。原作と異なり、清良の紹介で桃ヶ丘音大にやって来る。大河内とは高校時代の同級生で、大河内曰く「ヴァイオリンは上手いが、嫌みな性格で、よく虐められた」。経理などR☆Sオケの雑用部分も担当している。R☆Sオケのポスターの撮影は、「ヴィジュアル重視だから」と河野に断られる。
高橋紀之(たかはし のりゆき)
演 - 木村了第10回と最終回に登場。ブッフォン国際コンクール第3位入賞の腕前を持つヴァイオリニスト。芸能界デビューの話もあったが、わざわざ断ってR☆Sオーケストラに加入した。千秋のことを「好き」と発言したため、真澄から目の敵にされていた。
その他
フランツ・フォン・シュトレーゼマン
演 -
竹中直人「ミルヒー・ホルスタイン」(Milch Holstein ホルスタインの牛乳)という、明らかにうさん臭い偽名を名乗る謎のドイツ人。その正体はヴィエラと人気・実力を二分する世界的な大指揮者。最初はヴィエラの弟子だという千秋を目の敵にするような態度を取るが、後に彼も千秋の師匠となる。女好きで合コン好き。
桃平美奈子(ももだいら みなこ)
演 - 秋吉久美子(※友情出演) / 稲葉瑠奈(学生時代)桃ヶ丘音大理事長。シュトレーゼマンを日本に呼び寄せた。かつて彼と「深い関係」があったらしい。
江藤耕造(えとう こうぞう)
演 - 豊原功補千秋の元担当教官。ハリセンを振り回すスパルタ式の厳しい指導をするため、ついたあだ名は「ハリセン」。彼のエリート専門の「江藤塾」からは優秀な学生を多く輩出している。のだめに否定的だったが、才能に気付くと担当教官を買って出る。のだめ作「おなら体操」を実演する。
谷岡肇(たにおか はじめ)
演 - 西村雅彦ピアノ科の落ちこぼれ専門教師、通称「オチ専」。のだめの「奇特な音楽センス」と「奇抜な習性」に見事に順応。伸び悩んでる千秋には、のだめとのピアノの共演を勧める。
セヴァスチャーノ・ヴィエラ
演 - ズデニェク・マーツァル(日本語吹き替え【SP】:青野武)千秋が師として敬愛する有名な巨匠指揮者。たまごっちが縁で少年時代の千秋と知り合い、彼を弟子にした。演じるマーツァルは、放映当時、東欧の名門オーケストラチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者であった。
峰龍見(みね たつみ)
演 - 伊武雅刀龍太郎の父親。大学の裏で中華料理屋「裏軒」を経営している。Sオケ存続決定時には「Sオケ存続定食」をメニューに加えるなど、言い合いをしながらも息子を溺愛している。中華料理屋なのに、なぜかクラブハウスサンドイッチがメニューにあり、近頃はエスプレッソ紅茶デザートなどの喫茶メニューも始める。本人は「カニ好き」らしい。
江藤かおり(えとう かおり)
演 - 白石美帆(※友情出演)江藤の妻。夫婦仲は良好。ポジティブな性格。ファッションは派手。
佐久日出美(さく ひでみ)
演 - 升毅輸入家具会社を経営する桜の父。豪邸に住みながら貧窮。高級調度品に差押物品封印票が貼られており、お客にも水道水しか出せない。


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