ねずみ男
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この節には、過剰に詳細な記述が含まれているおそれがあります。百科事典に相応しくない内容の増大は歓迎されません。内容の整理ノートで検討しています。(2020年12月)
水木しげるロードに設置されている「ねずみ男」のブロンズ像。

ねずみ男(ねずみおとこ)は水木しげる漫画『ゲゲゲの鬼太郎』(旧題:『墓場の鬼太郎』)に登場する、主人公・鬼太郎悪友。人間と妖怪との間に生まれた半妖怪。水木しげるが創作した妖怪キャラクターである。

通称は「ゲゲゲの鬼太郎」に対して、「ビビビのねずみ男」。「ビビビの?」の通り名はビンタの音が由来と言われるが、アニメ第5作では金儲けの予感がするとヒゲが「ビビビ」と震える設定になっている。ネズミ男とも表記される。
人物像
プロフィール

身長:160cm

体重:49kg

年齢:約360歳
[注釈 1]

居住地:日本

縦長のラッキョウ型の顔でネズミのようなヒゲと前歯があり、ローブ状の布一枚を体にまとった姿をしている。「三百年生きているが、まだ一度も風呂に入ったことがない」と語る(実際は原作・アニメ共に入浴場面が何回か見られ、単に滅多に入らないだけである)日本一不潔な男で、「怪奇大学不潔学科卒業の怪奇愛好家」「『なまけ学』を修めて博士号を取得した」などと自称(詐称)している[注釈 2]。一人称は基本的に「オレ」か「オレ様」だが(原作では稀に「ぼく」や「わし」も)、自分より強そうな妖怪を煽てる時などは「わたし」、弱気になった時は「アタシ」でオネエ口調になることがある。カナヅチである。

妖怪としてはネズミの妖怪(同じ系統の妖怪に鉄鼠、旧鼠がいる)に属するためそのものや猫系の妖怪(化け猫、猫又など)にはめっぽう弱く[注釈 3]、特に猫娘に対しては「我が生涯の天敵」(第5作2話)、「猫は猫娘だけでコリゴリだ」(第3作3話)と語るほど苦手にしている[注釈 4]

厄介事を頻繁に起こすトラブルメーカーで、欲に目が眩んで鬼太郎の敵側に就くも結局最後に失敗する、鬼太郎や猫娘に懲らしめられる、改心して鬼太郎に味方するというのが典型的な行動パターンであり、善悪の中間に位置するトリックスターとしての役割を担っている。
出自

人間と妖怪との間に生まれた半妖怪とされるが[2]、ネズミだけが棲息する島になぜか人間が1人産まれ、それがねずみ男だとする説もある[3][注釈 5]

原作『鬼太郎地獄編』では人間界と地獄の中間に「ねずみ男の故里」が存在し、彼は幼い頃にそこから現世に迷い込んだとされている。「ねずみ男」とは彼の故里に住む種族名を指すものであり[4]、本名はペケペケ@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}(水木しげるの出兵したニューブリテン島のトライ族(英語版)の言葉で「大便」の意味)[要出典]ということが明かされ、生き別れになっていた母親も登場している[注釈 6]
初期の登場

原作は貸本漫画「下宿屋」から登場[6][注釈 7]。最初は四代目ドラキュラの下男という身分で、主人の新居を探す際に夜叉に操られた鬼太郎が営む下宿屋を見付けた[6]。またその直前、雨に流されて気絶していた目玉おやじを拾い、食欲を感じた主人に天ぷらにして食べさせている[6]。鬼太郎親子とは多くのいさかいのすえ、幽霊電車によって実力を見せられて降参する。リメイク版の「おどろおどろ対吸血鬼」では途中で物語から消えてしまう。

鬼太郎親子との出会いについては、別に以下の2通りが描かれている。

貸本版「おかしな奴」では、鬼太郎が父からちゃんちゃんこを授かった直後に現れ「自分は怪奇界の名士を多数育成してきた」と偽って[注釈 8]鬼太郎親子に取り入る。小学館の「鬼太郎大百科」における「鬼太郎の誕生」でも同様の説明がなされ、さらにコミックボンボンで連載された「最新版 ゲゲゲの鬼太郎」の回想シーンでも、この展開が語られている。アニメ版は、「墓場」第2話で下宿屋で会うより前にこれを元にした場面がある。鬼太郎親子は原作ではその話を信じた様子だが、アニメでは信じなかった。

講談社刊『小説ゲゲゲの鬼太郎』第1話「鬼太郎の誕生」では、鬼太郎が育ての親の家を出た直後、猫娘から魚を横取りして逃げて来る。ここでは鬼太郎と出会う以前から猫娘や砂かけ婆らと面識があった設定になっている。

性格鳥取県境港市水木しげるロードに設置されている「ねずみ男」のブロンズ像。

基本的には鬼太郎たちの仲間だが、「自身を守るために、強い者に絶対服従するのが当たり前」(アニメ第3作1話等)という考え方の持ち主であり、悪党妖怪の口車に乗せられて買収されたり、鬼太郎より敵側が強いと判断するやいとも簡単に鬼太郎たちを裏切るため、原作『妖怪獣』では目玉おやじに「お前は敵なのか味方なのか」と責められている。鬼太郎が有利になったり、自分が騙されていたと気付くとすぐに掌を返して戻ってくるが、そのくせ、恩というものを感じることが少なく(反省することはあっても懲りるということが少なく、時々その場では懲りても、直ぐ忘れる)、鬼太郎たちに助けられても口だけの感謝で済ませることがもっぱらである[注釈 9]。時には反省心から真面目になろうと思う事もあるが、長続きせず時間が経つと当初の気持ちを忘れてしまい、つい欲望に負けて同じことを繰り返している。

目的達成(主に金儲け)のためには手段を択ばず、窃盗や詐欺を働いたり、怪奇趣味が高じて封印された妖怪を蘇らせる等の悪事を毎度のように行っている。その結果、罪もない人間を犠牲にしたり破滅させることになっても平然としている場合も多く[注釈 10]、鬼太郎に対しても奈落の底へ突き落としたり、悪党と共謀して毒殺しようとする、果ては内臓を売り飛ばそうとするなどの所業を行っているが、本人なりに越えてはならない一線がある為、手を組んだ悪党妖怪や卑劣な人間達の度が過ぎる行為を見て、「さすがにやり過ぎかも」と良心との板挟みになることも稀にあり、「どうしようもない奴だが、根っからの悪人では無い」と鬼太郎たちからは認められているため、行った悪事に対する処罰の大半は軽い折檻程度で済まされることが多い[注釈 11]

普段は主に金と女性と食い物のことぐらいしか頭に無く、日頃より新たなビジネスの発見・開発や人間妖怪問わず社会での怪しげなコネをすぐに見つけてくるなど(正しい方向に発揮される事は少ないが)、高い情報収集力、人間社会への適応力と対応力の高さ、探求心と想像力、頭の回転の速さ、カリスマ性等は際立っている。金には汚いが気前の良い一面もあり、羽振りが良い時には仲間の妖怪達に食事をおごったり小遣いを渡したり[注釈 12]することもある(ただ、「あの時のおごりで借りは返した」と火急の助けを渋る言い訳にしたこともある)。貧富に関して独自の美意識を持っており[注釈 13]、何十年も前に一文無しになった際、鬼太郎親子がお茶漬けを食べさせてくれた事を「金持ちがおごるステーキより、貧乏人が食わせてくれるお茶漬けの方が何倍も価値がある」と語り、この時ばかりは恩を感じている。

現実主義者であるが、その一方で案外なロマンチストでもあり、貸本『顔の中の敵』でがま令嬢に恋した時には「今まで恋という物を罵り軽蔑してきた」と心情の変化を語っている。それ以降は度々女性に恋心を抱く女好きとして描かれ、『ねこ娘とねずみ男』以来、金儲けが好調の際は度々結婚願望を口にしている等、根底には孤独を恐れ、他者からの愛情に餓えている面がある。ただし、女性に嫌われる要素が多い為に相手にはされず、そうでない場合でもねずみ男の好みでないか女性側に利用されて終わる事が殆どである。アニメでは稀に相思相愛になったこともあるが、いずれも一話の内に哀しい結末を迎えている(第3作劇場版第4弾や第4作24話では死別、第5作80話では元彼とよりを戻すなど)。第6作24話では石妖の結婚詐欺に遭い、最初は騙された事に憤っていたものの、本当は彼女を憎みきれていない事に気付き、身体を張って赦そうとする純情さも見せている(原作では見逃さなかった)。

連載時期によっては(1980年代マガジン版など)、鬼太郎よりも積極的に妖怪退治に乗り出したり、気の毒な境遇の少年に同情して助けようとしたり、不良少年にお説教したりと、損得抜きの純粋な正義感で行動することもある。
金儲け・住居

普段はごみ箱を漁ったり借金取りに追い回されるような貧乏暮らしで、所持品は着衣の他は皆無[注釈 14]だが、チャンスさえあれば口八丁手八丁を駆使して財を成し、服装も背広等を着用するようになる。


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