どうぶつ奇想天外!
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どうぶつ奇想天外!
AMAZING ANIMALS!
ジャンル
バラエティ番組
演出保津章二(総合演出、末期)
ほか
出演者みのもんた
雨宮塔子
外山惠理
久保田智子
枡田絵理奈
高田純次
ほか、こちらを参照
ナレーター小島一慶
冨永みーな
ほか、こちらを参照
オープニング作曲:東京スカパラダイスオーケストラ
エンディングこちらを参照
製作
プロデューサー戸田郁夫(制作プロデューサー)
笠原啓(制作プロデューサー)
制作TBSテレビ

放送
放送国・地域 日本
公式サイト

土曜ゴールデンタイム時代
放送期間1993年10月16日 - 2000年3月25日
放送時間土曜 20:00 - 20:54
放送分54分

日曜ゴールデンタイム時代
放送期間2000年4月16日 - 2009年3月29日
放送時間日曜 20:00 - 20:54
放送分54分

3時間スペシャル
放送期間2016年9月21日
放送時間水曜 19:00 - 21:54
放送分174分
回数1

SDGsの日
放送期間2023年5月20日
放送時間土曜
回数1
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『どうぶつ奇想天外!』(どうぶつきそうてんがい、英語: AMAZING ANIMALS!)は、1993年10月16日から2009年3月29日までTBS系列局で放送されていた動物をテーマにしたバラエティ番組である。全582回[1]。放送内容から教養番組と見る向きもあるが[注 1]、TBS公式サイトではバラエティに分類されていた[2]
概要

TBSは1992年3月まで、同じく動物をテーマにしたクイズ番組『わくわく動物ランド』を放送しており、その制作を通じて得た「資産」をこの番組にも活かしていた。後述の千石正一も、『わくわく』において爬虫類の専門家としてたびたび登場していた。

本番組はペットとして飼われるといった、人間にとって身近な動物を取り上げる度合いが高かった。また、盲導犬に対する理解を視聴者に広く訴えかけ、彼らの誕生から人間による育成、その仕事と生活、そしてリタイア後の晩年の模様などをたびたび特集していた。なお盲導犬の取材は、レギュラー解答者だった加藤晴彦が長きにわたって担当していた。

番組は土曜20:00枠で放送開始し、それから6年半後の2000年4月に日曜20:00枠へ移動。放送時間の変更後には、直前の時間帯に放送されていた『さんまのSUPERからくりTV』とステーションブレイクなしで接続していた。10年以上にわたる長寿番組として人気を獲得した。

番組は、放送15年目に入った2007年10月21日放送分でリニューアルを行った。さらに2008年に入ってからは、オープニングを廃止していきなり第1問のVTRからスタートし、スタジオの映像へは第1問のシンキングタイムになってようやく切り替わる構成に変更し、それまで原則存在しなかった次回予告も毎回挿入するようになった。しかし、同年に入ってからは視聴率が1桁台を推移するようになった。2月24日放送分からは「今週のラインナップ」(この時、画面左上に番組タイトルが表示される)の後、首都圏在住の幼稚園児が「どうぶつ奇想天外!始まるよ!」とタイトルコールをする映像を入れるなど、場合によってはエンディングの提供読みとその後のCMを前倒しし、特集や最後の問題で番組を終了するという構成に再び変更した。さらに4月13日以降の放送では、提供スポンサーの一部入れ替えや、クイズの出題数の低減、そしてそれまでは番組スペシャル回を中心に行っていたゲスト解答者を迎えての放送をレギュラー化し、優勝者が複数出た場合の対応や、海外旅行プレゼントの応募方法も変更した(詳細はルールを参照)。放送16年目に突入した10月12日放送分からは、それまでのメインであったクイズに代え、全面VTRを見ながら出演者陣がトークを繰り広げる形式が中心となるなど、わずか1年の間に度重なるテコ入れが行われた。

2008年12月、本番組が2009年3月をもってレギュラー放送を終了することがサンケイスポーツなどによって報じられた[3]。そして番組内でも2009年3月1日放送分のエンディングにおいて、3月29日放送分をもって終了することが正式に発表された。これにより、1983年からの『わくわく動物ランド』時代を含めて25年以上続いたTBSの動物バラエティ番組の歴史にピリオドが打たれた。本番組の打ち切りに、みのは激怒し「何故、歴史ある動物番組を潰すんだ!」「潰すなら他の番組があるだろ」としてTBS上層部にクレームを付けたと、2009年3月発売の『週刊朝日』が報じている。「他の番組」とは、6月に終了することになった『水曜ノンフィクション』を指しているとのことである。

最終回は、2009年3月22日・3月29日の2週にわたって19:00 - 20:54の拡大版で放送された。1週目では、過去のいたずら実験、チンパンジーのモモちゃんと調教師の宮沢厚との再会などを放送し、事実上の最後の回となった2週目では、アムールヒョウフォークランド諸島に棲むペンギンたちの暮らし、15年間の蔵出し映像などを放送。エンディングではみのが最後の挨拶を行い、その後に番組スタッフから全出演者に対して花束が贈呈されて番組は終了した。番組終了時点での出演者と番組スタッフの一部は、その後も『飛び出せ!科学くん』(2009年4月 - 2011年9月こちらは動物以外の分野を扱う教養番組)や『夢!どうぶつ大図鑑』(2011年10月 - 2012年3月17日)に参加した。

番組はその後、2016年9月21日19:00 - 21:54 に3時間の特別番組としておよそ7年半ぶりに放送され[1]2017年7月1日18:55 - 21:48に「新どうぶつ奇想天外!」のタイトルで放送。また、2018年1月7日、6月27日[注 2]にも同タイトルで放送される。2018年以降の放送ではみのが出演しないなど、出演者やナレーターが刷新されたものの、東京スカパラダイスオーケストラ演奏の音楽は引き続き使用。

2020年10月3日からYouTube公式チャンネルを開設し、本番組を始め、『わくわく動物ランド』などのTBSにて放送してきた動物番組のセレクションを毎週3本から4本のペースで配信している[4]

2023年5月20日、大型生放送特番『一緒にやろう SDGsの日』[注 3]内の1コーナーとして、約5年ぶりに1日限り復活[5]。コーナーは生放送で行われたがクイズの出題はなく、本番組元レギュラーの中尾明慶杉野遥亮出演のVTRを、同特番総合司会のバナナマン設楽統日村勇紀)、同特番主要出演者の上白石萌音野口聡一・杉野[注 4]がスタジオで視聴しながらトークを繰り広げる形式だった。

2024年4月18日、本番組の中から厳選した30のエピソード[注 5]を同日12時から定額制動画配信サービスU-NEXT」のParaviコーナーにて配信を開始した[6]
出演者

最後の半年間のレギュラー出演者は、司会にみのもんた、解答者にガレッジセールの2人。みのにとって、本番組がTBSで初めてのレギュラー番組であった(それ以前には、他の番組に数回ゲストとして出演していた程度である)。みのは他の出演者に対し、原則として敬称無しで下の名前で呼んでいた[注 6]

みのは、本番組の初回から最終回まで通して出演していた唯一の人物である。アシスタントとして雨宮塔子、金子あや、外山惠理久保田智子枡田絵理奈(金子以外は出演当時TBSアナウンサー)が出演していた。

レギュラー解答者として最も長い期間出演していたのは、第1回から2008年9月(番組終了の6か月前)まで出演していた高田純次。解答者は他にトミーズ雅高田万由子渡辺満里奈鈴木蘭々、加藤晴彦、ホンジャマカ吉野紗香深谷愛大森玲子、ガレッジセール、井上和香田中圭長谷部瞳ほしのあきがいた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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