とらドラ!
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とらドラ!

テレビアニメ版のロゴ
ジャンル学園[1]青春[2]ラブコメ[3]
小説
著者竹宮ゆゆこ
イラストヤス
出版社メディアワークス
アスキー・メディアワークス

その他の出版社
台湾国際角川書店〈Fantastic Novels〉(台湾・香港)
鶴山文化社〈Extreme Novel〉(韓国)
ブリス出版(タイ)
湖南美術出版社広州天聞角川動漫(中国)

レーベル電撃文庫
刊行期間2006年3月10日 - 2010年4月10日
巻数全13巻(本編10巻+スピンオフ3巻)
漫画
原作・原案など竹宮ゆゆこ(原作)
ヤス(キャラクターデザイン)
作画絶叫
出版社メディアワークス
→アスキー・メディアワークス
KADOKAWA

その他の出版社
Seven Seas Entertainment(北米)[4][リンク切れ]

掲載誌月刊電撃コミックガオ!
月刊コミック電撃大王
レーベル電撃コミックス
発表号2007年9月号 -
発表期間2007年7月27日 -
巻数既刊11巻(2023年1月現在)
アニメ
原作竹宮ゆゆこ
監督長井龍雪
シリーズ構成岡田麿里
脚本岡田麿里、樋口達人、
岡崎純子、横谷昌宏
キャラクターデザイン田中将賀
音楽橋本由香利
アニメーション制作J.C.STAFF
製作「とらドラ!」製作委員会
放送局放送局参照
放送期間2008年10月1日 - 2009年3月25日
話数全25話+OVA1話
関連作品


とらドラジオ!

テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル漫画アニメ
ポータル文学漫画アニメ

『とらドラ!』は、竹宮ゆゆこによる日本ライトノベル。また、これを原作とする漫画テレビアニメ等の関連作品。イラストヤスが担当。電撃文庫メディアワークスアスキー・メディアワークス)にて2006年3月から2010年4月まで刊行された。小説・漫画については日本国外において翻訳版が刊行されている。
概要

恋愛や家族関係など、それぞれに悩むところのある高校生たちの学生生活を描くラブコメ作品。タイトルは本作の登場人物、逢坂大河のあだ名「手乗りタイガー」(とら)と、高須竜児の「」(ドラゴン)に由来する。

2006年2月、スピンオフである「幸福の手乗りタイガー伝説」が、本編に先駆ける形で『電撃hp』に掲載され、同年3月に本編1巻目にあたる『とらドラ!』が電撃文庫から刊行された。以降、本編は電撃文庫から書き下ろし刊行、スピンオフは『電撃hp』、『電撃文庫MAGAZINE』などに随時掲載という形で、2010年現在も作品発表が続いている。本編は2009年3月10日発売の10巻で終了したが、10巻あとがきにて短編の予定がある事が語られている。担当編集者はアニメのプロデューサーにも名を連ねる湯浅隆明である[5]

2017年10月時点でシリーズ累計発行部数は500万部を記録している[6]。『このライトノベルがすごい!』作品部門において、2007年版で6位[7]、2008年版で4位[8]、2009年版で2位[9]、2010年版で4位[10]にランクインしたほか、2007年にはライトノベルアワードでラブコメ部門賞を受賞している。2007年7月に漫画化、2008年9月にインターネットラジオ化、同年10月にテレビアニメ化された。また、ドラマCDコンピューターゲームも発売された。

本作について、著者は「『高校生』というまだ『成りきらない』部分をちゃんと残そうと思っています。」と述べている[11]。また、少女漫画少女小説のストーリー構造をライトノベルに持ち込んだ印象があると指摘され[12]、著者自身は高橋留美子の漫画『うる星やつら』・『めぞん一刻』の世界が流れていると述べている[11]。また本作では随所にアニメ等(ガンダムや新世紀エヴァンゲリオン等)のパロディがちりばめられている。

2018年4月28日から5月6日までニコニコ動画ニコニコチャンネルにて全話無料配信された[13]
あらすじ

父親譲りの目つきの鋭さのため、ヤンキーに見られてしまうことを気にしている高須竜児は、高校2年に進級し、以前から好意を寄せていた櫛枝実乃梨や、親友である北村祐作と同じクラスになることができた。一方で、新しいクラスメイトの間にはびこる「高須はヤンキー」という誤解を、また最初から解かねばならないことが憂鬱であったが、実乃梨の親友で誰彼かまわず噛み付く「手乗りタイガー」こと逢坂大河との出会いにより、意外に早くその誤解は解かれることとなる。

ある放課後、大河は想い人の祐作にラブレターを出そうとするが、それを間違って竜児のカバンに入れてしまう。祐作へのラブレターを送ったことを知られたと思った大河は、深夜取り返すべく高須家に木刀を携え忍び(殴り)込む。(高級マンションに住む大河の寝室の窓と高須家のベランダがほぼ同じ高さにあり、簡単に侵入できるのである) この夜のやりとりがきっかけで、竜児と大河は「お互いの恋を応援する共同戦線」を張ることになる。翌朝、大河に家に来るように電話で怒鳴られた竜児は大河のマンションに出かけていくが、大河は一人暮らしで部屋はひどく荒れており生活感がなかった。寝ている大河を見た竜児は「作り物の人形みたいで小さくてかわいい」と大河を意識してしまう。

大河はなし崩しに高須家に入り浸るようになっていく。共同戦線を張った二人は、想いを寄せる相手にさまざまな手段で自分の気持ちを伝えようとするが、その手段がなぜか相手に伝わらず、間接的にお互いのことを思い遣ることになってしまう。それが原因で、「二人は付き合っている」と周囲に誤解を生んだことを知った大河は責任を感じ、告白を決意、竜児との関係を白紙に戻そうとする。話を切り出された竜児は言葉を紡ぐことができなかった。

祐作への告白の結果は「友人」関係になってしまう。これは、1年前大河に告白し、失恋しているからである。この祐作を救ったのが生徒会長の狩野すみれであり、1年の祐作に声をかけ生徒会の雑用で失恋を忘れさせてしまう。

大河に、竜児は自分の気持ちを伝える。二人の関係を竜児は「虎と竜」に例え、並び立つために竜になり必ず大河の傍らに居続けるという。このときから竜児と大河は体面的な恋の協力関係から、実はお互いに必要な一人だと徐々にわかり始めるが、体面的な恋愛感にとらわれてお互いに深層心理の関係を認めない状態が続く。

ストーリーは大きく分けて、出逢い、プール、夏休み、文化祭、クリスマス、スキー、バレンタインデーのエピソードから構成されていて、高校3年の新学期(アニメ版では卒業式)の日に大河が竜児の元に帰ってくるエピソードで終わりを迎える。
登場人物

声はテレビアニメの担当声優。巻数のみの表記は本編の巻数を指す。各登場人物の人間関係は、基本的に作品登場時のものを記載する。当初、竜児達が通っている高校には名称が付けられておらず、アニメ化にあたって「大橋高校」と設定された[14]
主要人物
高須竜児(たかす りゅうじ)
声 -
間島淳司[15]本作品の主人公[16]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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