ときめきメモリアル2
[Wikipedia|▼Menu]

ときめきメモリアル2
TOKIMEKI MEMORIAL 2ジャンル
恋愛シミュレーションゲーム
対応機種PlayStation[PS]
iアプリ[i]
ゲームアーカイブスPS3/PSP)[GA]
開発元コナミコンピュータエンタテインメント東京[PS]
コナミデジタルエンタテインメント[i][GA]
発売元コナミ(後のコナミデジタルエンタテインメント)
人数1人
メディアCD-ROM5枚組
発売日1999年11月25日[PS]
2007年9月19日[i]
2009年11月25日[GA]
対象年齢CERO:B(12才以上対象)[GA]
デバイスDUALSHOCK
マウス
PocketStation
売上本数37万本(発売後6か月間)[1]
テンプレートを表示

『ときめきメモリアル2』(略称は「ときメモ2(ツー)」)は、1999年11月25日にコナミ(後のコナミデジタルエンタテインメント)からPlayStation向けに発売された恋愛シミュレーションゲーム。『ときめきメモリアル』シリーズの第2作。製作会社はコナミコンピュータエンタテインメント東京

2007年には携帯アプリ(メガiアプリ)に移植されたほか、発売から10周年を迎えた2009年11月25日よりゲームアーカイブスPS3PSP対応)にて、本編(廉価版がベース)とEVSアペンドディスク(CD-ROM3枚分を一括)が配信開始された。
ゲームの特徴

基本的なゲームシステムとして、勉強や部活などにとりくみ主人公の能力値を高めていき、意中の女の子キャラクターの理想の男子になるのを目標とし、デートを重ねて親しくなり、卒業式の日に伝説の場所で女の子からの告白を受けるというコンセプトであるが、前作にはなかった追加要素が盛り込まれている。
幼年期編
主人公たちの小学生時代を舞台にしたRPG風のミニゲーム。箱庭のような町を走り回り、そこで出会い行動を共にするのは本編(高校3年間)に登場するヒロイン数名とサブキャラクターで幼年期編での行動が彼女たちとのイベント展開を左右させる。前作は幼馴染である藤崎詩織について昔を懐古するイベントが用意されていたが、主人公(プレーヤー)との共有体験をより多くのヒロインに持たせるためのシステムだった。
EVS
ヒロインたちが
音声合成で主人公の名前を呼んでくれるシステム。詳細については後述「EVSについて」を参照のこと。
キャラクター思考ロジック
前作に比べてキャラクター同士の横のつながりが強調されており、あらかじめ仲のよしあしが細かく設定されているが、その上プレイヤーの行動によって各キャラクターの進路や関係性が変化していくようになっている[2]

世界観は前作と繋がりがあるが、主人公が通う高校や登場キャラクターがすべて一新された。主人公は架空の高校、ひびきの高校に通い高校3年間を過ごす。ゲーム世界の舞台は架空の街、ひびきの市であり前作の舞台、きらめき市は隣町という設定である。

CD-ROM5枚組の大作ソフトとなりその分ボリュームは増したが、これはメリットだけではなく「プレイするたびに何回もディスク入れ替えが必要になる」という煩雑さにもつながった。またイベントのデータがそれぞれのディスクに分散していることから、基本的にどの学年でも同一のイベントが発生する可能性があった前作と異なり、それぞれのイベントの発生時期がかなり狭くなり前作の特徴だった「プレイするたびに全く異なる展開の3年間の学生生活」という要素が薄れ、あらかじめ決められた道筋をなぞっていく色が濃くなっている。

このことはディスク交換の回数を最小限に抑えるため、以下の通りデータをゲーム上の時系列順にディスクに配置していることに起因する。

Disc1 - 名前登録、EVSデータ作成、幼年期編、卒業式 - エンディング、おまけ

Disc2 - 高校1年 - 高校2年夏

Disc3 - 高校2年秋・冬

Disc4 - 高校3年春・夏

Disc5 - 高校3年秋・冬

ゲーム進行時のディスク使用順序は1→2→3→4→5→1となる。

本作の確定売上本数は約37万本で前作のPlayStation版の50万本を下回ったものの、次作『ときめきメモリアル3』が発売された後も関連ゲームソフト・CD・キャラクターグッズがコナミから多数販売され続けている。数ある中でも珍しいグッズとしては、青森県弘前市のゲームショップが販売した「りんごジュース」があった[注 1]

当作のキャラクターデザインは、『下級生』(OVA版)の作画監督を手がけた大塚あきらが担当。前作の担当者である小倉雅史は当時『ときめきの放課後 ねっ★クイズしよ?』の制作ディレクションで多忙だったことと刷新感を強く出すことを理由に、関与していない[3]

また後に「コナミ・ザ・ベスト」として廉価版が発売されており、バグ修正など通常版とはいくつかの変更点がある。詳細は以下の通り。
通常版ではバグで発生しなかった光のイベント「とある登校日」が、発生条件を満たせば発生するように修正。

3年目のランダムイベント「水泳の授業」で花桜梨が登場した場合に、不具合によって目のグラフィックが崩れている部分を修正。

通常版ではメイのエンディング分岐の一つに「伊集院家MIB」があったが、これが「メイの思い出」に変更された。「伊集院家MIB」はメイの好感度が一定以下でないと発生せず、他のイベントと同時に見ることが非常に困難だった問題点から、ベスト版では分岐EDの条件が緩和された。

通常版では花桜梨の「咲き遅れの桜」などアルバムに収録されないイベントがあったが、これらもアルバムに残るようになった。

1のキャラや舞佳に電話すると、彼女達の留守電が聞くことのできるイベントがある。これは通常版では正常だったが、ベスト版では音声が正常にも関わらず表示されるセリフが全てメイのものとなる不具合が新たに発生している。

ゲーム内容


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:66 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef