ときめきトゥナイト
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ときめきトゥナイト
ジャンル
ファンタジー少女漫画恋愛漫画
ギャグ吸血鬼転生(1部)
超能力狼男妖精宇宙人(2部)
魔法少女魔女)、宇宙人(3部)
漫画:ときめきトゥナイト
作者池野恋
出版社集英社

その他の出版社
大然文化
長鴻出版社
Star Comics

掲載誌りぼん
レーベルりぼんマスコットコミックス
集英社文庫(コミック版)
発表期間1982年6月3日 - 1994年9月3日
巻数全30巻+完結編『星のゆくえ』(単行本)
全16巻(文庫本)
全12巻 - 第1部のみ(新装版)
漫画:ときめきトゥナイト それから
作者池野恋
出版社集英社
掲載誌Cookie
レーベルりぼんマスコットコミックス
発表号2021年7月号[1] -
発表期間2021年5月26日 -
巻数既刊3巻(2023年11月24日現在)
アニメ
原作池野恋
総監督笹川ひろし
音楽大谷和夫
製作東宝グループ・タック
放送局日本テレビ
放送期間1982年10月7日 - 1983年9月22日
話数全34話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『ときめきトゥナイト』は池野恋による日本漫画作品、及びそれを原作としたテレビアニメ。『りぼん』(集英社)1982年7月号から1994年10月号まで連載された。

Cookie』(集英社)にて、続編となる新シリーズ『ときめきトゥナイト それから』が2021年7月号から連載されている[1]
概要

江藤蘭世、市橋なるみ、真壁愛良の主人公3人による3部構成になっており、単行本全31巻(本編全30巻と完結編「星のゆくえ」)、文庫全16巻で出版されている。2011年11月からは全12巻の新装版(第1部のみ)が出版された。物語初期はギャグ要素の強い作品であったが、魔界王子の謎などが本格的にストーリーに絡んでいくと同時にギャグ要素は薄まりシリアスな要素も増えていった。連載終了後も約1年半ごとに、第1部の番外編を掲載している(真壁夫妻のハネムーンと真壁家の帰郷は第2部)。また2002年よりキャラクターの名前と設定を大幅変更したリメイク作「ときめきミッドナイト」を連載していた(2009年完結、全9巻、文庫全6巻)。2013年より電子書籍で、デジタル彩色されたカラー版と通常(モノクロ)版がダウンロード販売されている[2]。2021年3月時点で電子版を含めたシリーズ累計発行部数は3000万部を突破している[3]

2013年8月9日に『ときめきトゥナイト 真壁俊の事情』、2015年4月24日に『ときめきトゥナイト 江藤望里の駆け落ち』、2019年7月18日に『ときめきトゥナイト 江藤蘭世の宝箱』が発売。『ときめきトゥナイト 真壁俊の事情』は、宝島社このマンガがすごい!」2014年オンナ編2位。
あらすじ

第1部の主人公・江藤蘭世、第2部の主人公・市橋なるみ、第3部の主人公・真壁愛良、3人の主人公が織り成すストーリーである。3人のヒロインは、それぞれ能力を持ち、その能力に振り回されながらも様々な困難に立ち向かうことになっていく。『真壁俊の事情』は、俊を主人公にして、彼の視点から見た第1部の裏ストーリー。『江藤望里の駆け落ち』は蘭世の父・望里を主人公にした番外編ストーリー。
第1部(1巻 - 16巻)
第1部前半 あけぼの中学校編(1 - 4巻)

吸血鬼狼女を両親に持つ魔界の女の子・江藤蘭世は、同級生の真壁俊に片思いをしている。持ち前の変身能力を使って俊に接近しようとするが、俊の幼なじみの神谷曜子に邪魔されたり、両親に「人間なんかに恋するな」と注意を受けたり、蘭世に一目惚れした魔界の王子アロンが居候することになりと、蘭世の恋は前途多難である。蘭世は俊に近づこうと、積極アプローチするも、俊は「今のところ女には興味ねえな」と想いは届かず、ライバルの曜子と張り合う毎日。蘭世に一目惚れし、振り向かせたいと思ったアロンは、蘭世と俊の仲を、王子探しに呼ばれた魔界人を王子命令で使い走りにしたり、夢魔のサリを呼び、俊に夢で催眠をかけてサリを惚れさせたりと、あの手この手で妨害するなど、蘭世の恋は本当に前途多難である。

恋に浮かれていた蘭世だが、両親は魔界の大王レドルフから「人間界にいるはずの王子を探せ」と命令される。手がかりは、左腕に星型のあざがあることだけだった。
第1部中盤 王子転生編(4巻 - 7巻)

王子探しが行き詰まる中、売れない小説家の父・望里の小説「スーパーマント」が昆竹賞を受賞し、ベストセラー作家に。話はトントン拍子に進み、「スーパーマント」が映画化される。映画の主役を「左腕に星型のあざがある男の子」でオーディションし、筒井圭吾が選ばれる。圭吾は蘭世に一目惚れして積極アプローチし、曜子に「筒井と蘭世のロマンスが進行中」とデマ情報を流され、芸能記者に追われるが、文化祭のイベント時に圭吾がステージから転落し、搬送された圭吾の実家である医院で俊と二人きりになった際、俊へ告白する。同じ頃、蘭世の弟・鈴世は、彼の実家の医院で入院している女の子・市橋なるみと出逢う。彼女は重い心臓病を患っており、手術を控えていて、死ぬかもしれない事を打ち明けるが、鈴世はなるみを励ます。

蘭世と俊はクリスマスイブの夜に、俊が星型のペンダントを蘭世へプレゼントするまでに進展する。幸せにひたる蘭世だが、死神ジョルジュから1983年12月25日の死神の死亡者リストに俊が入っていることを知らされる。だが俊は死亡するのではなく、赤ん坊に生まれ変わった。実は俊こそが探していた魔界の王子であったことが判明し、魔界を滅ぼす存在として大王から命を狙われることになる。蘭世は赤ん坊の俊と俊の母親である王妃ターナを守りながら、逃亡することを決意する。

アロンや死神ジョルジュに助けられながら、逃亡を続ける中で俊は少しずつ成長していた。だが俊の成長を待つ間に、王妃ターナが大王に捕らえられてしまう。ターナを救うため、魔界に乗り込んだ俊は、大王と直接対決を挑む。戦いの最中に俊は元の16歳に戻ったがその瞬間、魔界に太陽が現れ、魔女メヴィウスの水晶は吉兆を告げていた(新世紀という意味であった)。俊が不吉の象徴であるとの誤解は解け、蘭世達は大王と和解する。
第1部後半 冥王復活編(8 - 12巻)

正式に魔界の王子となった俊だが、人間界に戻り江藤家で暮らし、俊と蘭世は相思相愛となった。クリスマスには蘭世の「わたしのことをどう思っているの、教えて」との問いかけにもキス未遂だったが応えていた。

一緒に暮らすようになり俊と一緒に過ごす時間が増える中、近頃よくみる奇妙な夢について考え込む俊を見て、蘭世は内緒で俊の夢の中へ入ることを思いつく。しかし蘭世は夢の中で、俊に呼び掛ける声の主(後の冥王)に腕を捕まれて捕らえられてしまう。夢の中で俊が目覚めてしまったことによって、ひとり夢の中に閉じ込められた蘭世は、真っ白な世界を迷いながら、俊と同じ夢を見ていたダーク=カルロという人物の夢にたどり着く。ダークは驚くほど俊に似ていた。実はダークは二千年前の魔界の王子ジャン=カルロの子孫であり、俊はジャンの生まれ変わり、また蘭世もジャンの恋人ランジェ=エトルリアンの生まれ変わりだったのだ。

一方魔界では、二千年前に起きた双子の王子の戦争から魔界を救ったという、勇者ゾーンが復活していた。だがそのゾーンこそが、双子の王子の内の一人をそそのかして戦争を引き起こした張本人、冥王ノーゼだった。ジャンの残した手記で二千年前の真実を知った蘭世と俊は、協力者の望里、死神ジョルジュ、ダークと魔界を救うため冥界へ向かい、冥王との戦いに辛くも勝利を収めるがその代償は大きく、ダークは命を落とし、俊は魔界人としての能力を失ってしまった。人間同然になってしまった俊は、生き延びた冥王が魔界再攻略の準備を進めていることを知らぬまま、江藤家の自室に置き手紙を残し、蘭世達の前から姿を消してしまう。

俊はダークに瓜二つな容姿を見込まれ、ギャングのボスであるダークの代役としてルーマニアにいた。追ってきた蘭世は、俊を見つけた直後にカルロと対立するギャングの陰謀に巻き込まれてしまったが、俊は江藤ファミリーの活躍に救われ、日本に戻ることになった。
第1部後半 5つの指輪編(12巻 - 15巻)

冥王に勝利し、一時の平和を取り戻した蘭世たちは、人間界で普通の生活を送るべく、俊、アロン、アロンの婚約者であるフィラ、押しかけた曜子と共に聖ポーリア学園高等部へ入学し高校生活を送る。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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