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トウモロコシ
トウモロコシ
分類
トウモロコシ(玉蜀黍[2]、玉米、学名: Zea mays subsp. mays)は、イネ科の一年生植物。穀物として人間の食料や家畜の飼料となるほか、デンプン(コーンスターチ)や油や異性化糖(コーンシロップ)、バイオエタノールの原料としても重要で、年間世界生産量は2009年に8億1700万トンに達する。
米・小麦と伴に、トウモロコシは主食として食べられる世界三大穀物の一つ[3][2]。日当たりのよい畑地で栽培されている。アメリカ大陸の原産で、15世紀末に新大陸を発見したコロンブスがヨーロッパに持ち帰って広まり、日本へは16世紀終わりごろに伝来し全国に広まった。
コーン (corn) とも言い、穀物全般を指し、イギリスでは現在もトウモロコシを主にタイノ語語源のスペイン語マイース (maiz) に由来する メイズ (maize) と呼ぶが、現在の北米・オーストラリアなど多くの地域では特に断らなければコーンで主にトウモロコシを指す。
日本語では、地方により様々な呼び名(地方名)があり[4]、トウキビまたはトーキビ(唐黍)[5]、ナンバ、モロコシ[5]、トウモロ、モロキビ、などと呼ぶ地域もある(詳しくは後述)。
リンネの『植物の種』(1753年)で記載された植物の一つである[6]。 日本語で標準的に用いられている呼称の「トウモロコシ」という名称は、トウは中国の国家唐に[注釈 1]、モロコシは、唐土(もろこし)から伝来した植物のモロコシ(タカキビ)に由来する[7]。日本に渡来した当時、最も似ている植物がキビであったため、北海道から北関東までの地域では「とうきび」、西日本では「なんばんきび」ともよばれる[7]。関西などの方言でいう「なんば」は南蛮黍(なんばんきび)の略称であり、高麗(こうらい)または高麗黍と呼ぶ地域もあるが、これらはいずれも外来植物であることを言い表している。これはヨーロッパにおいても同じ状況であり、フランスでは別名として「トルコ小麦」(ble de Turquie, カナダでは「インド小麦」(ble d'Inde))、トスカーナでは「シチリア穀類」 (grano siciliano) 、シチリアでは「インド穀類」 (grano d'India) と呼ばれるなど、主に「インド(アメリカ)の穀物」あるいは大まかに「外国の穀物」という意味の各種名称で呼ばれていた[8]。 中国植物名は「玉米」(ぎょくべい)である[5]。 『日本方言大辞典』[要文献特定詳細情報][要ページ番号]には267種もの呼び方が載っており、主な呼び方には下記のものがある。body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper{margin-top:0.3em}body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper>ul,body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper>ol{margin-top:0}body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper--small-font{font-size:90%}
名称
あぶりき - 福井県大野郡
いぼきび - 鹿児島県甑島