「ブラキウム」はこの項目へ転送されています。同名の怪獣については「ウルトラマン (プラネタリウム特別編)#ブラックホール怪獣 ブラキウム」をご覧ください。
てんびん座σ星[1]
Sigma Librae
てんびん座σ星 (Sigma Librae) は、てんびん座の恒星で3等星。 ヨハン・バイエルはこの恒星をさそり座の一部と考え、「さそり座γ星」という符号を付けていた[5]。しかし、さそり座の他の恒星と離れた位置にあることから、19世紀のアメリカの天文学者ベンジャミン・グールドは、この「さそり座γ星」をてんびん座の一部とし、新たに「てんびん座σ星」という符号を振り直した[5]。 この恒星は赤色巨星で、規則性の低いSRB型の半規則型の脈動変光星に分類されており、20日前後の周期で0.26等級の範囲で変光している[4]。 固有名のブラキウム[2] (Brachium[1][3]) は、ラテン語で「腕」を意味する言葉に由来する[2]。2017年9月5日、国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、てんびん座σ星Aに対して Brachiumという固有名を定めた[3]。 アラビア語で「南の爪」を意味するaz-zuban al-jan?biyyに由来するズベン・ハクラビ[2] (Zubenhakurabi[5]) の名で呼ばれたこともある。
概要
名称
脚注[脚注の使い方]
注釈^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算
^ 視等級 + 5 + 5×log(年周視差(秒))より計算。