てんとう虫の歌
[Wikipedia|▼Menu]

この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。
出典検索?: "てんとう虫の歌" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2016年2月)
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

チェリッシュの楽曲「てんとう虫のサンバ」とは異なります。

てんとう虫の歌


ジャンルギャグ漫画・人情漫画
漫画
作者川崎のぼる
出版社小学館
掲載誌小学館の学年別学習雑誌
レーベルてんとう虫コミックス
発表号1973年 - 1975年
巻数全4巻
アニメ:てんとう虫の歌
原作川崎のぼる
総監督笹川ひろし
音楽菊池俊輔
アニメーション制作タツノコプロ
製作タツノコプロ
放送局フジテレビ
放送期間1974年10月6日 - 1976年9月26日
話数全104話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『てんとう虫の歌』(てんとうむしのうた)は、川崎のぼるによる少年漫画作品。テレビアニメ化もされている。
概要

タイトルは主人公が7人きょうだいであることからナナホシテントウの甲羅の星(黒点)の数に因んだもの。

1973年から2年間、小学館の学年別学習雑誌にて連載。この漫画及びこのアニメを機に、1974年8月1日より小学館のコミックレーベル『てんとう虫コミックス』が刊行されるきっかけとなった。2005年現在、てんとう虫コミックスライブラリー版で入手可能である。
構成

両親を飛行機事故で失ってしまい、きょうだい7人で力を合わせて生活していく一週きょうだいの心温まる物語。アニメでは事故ではなく、過労による病気で既に両親が故人となった所から始まった。

きょうだいの名前は日、月、火、水、木、金、土と、曜日の名前をモチーフにしている。祖父の配慮で豪邸の敷地内に建てさせたバラックに住まわされ、自ら生計を立てることを要求され、この為、上の姉兄は小学生にも関わらずアルバイトで生活費を稼ぎ、下の弟妹の親代わりとなる。

なお、原作では火児と日曜子が単行本第1話(およそ月刊誌3か月分)で、福引で当てた北海道旅行を両親にプレゼントしたものの、第2話(1か月分と少し)で行きの飛行機が墜落。遺体は見つからず、死亡または行方不明と報道される。衝撃的な事件を描く前に、明るい家族模様(第1話などはスラプスティックなギャグの連打である)や、両親の完璧さを充分に描くことで悲劇性を強めるとともに、やがて自分たちだけで行動を起こすきょうだいの目標を明確に示した幕開けである。

アニメ版では、生前の両親の描写は抑えられ、回想シーンのみで登場している。
登場人物
一週(いっしゅう)家
日曜子(ひよこ)
声 -
松島みのり次女 5歳。少しおませでやんちゃ。おねしょ癖がある。父親ゆずりの下駄がトレードマークで、喧嘩のときは武器としても使う。漫画では兄が多いせいか喧嘩っ早く乱暴な口調だが、アニメでは少し丸くなって「?でしゅら」が口癖。きょうだいにおけるギャグメーカーだが、ごくまれに問題提起となる様な事件を起こすこともある。ペットの動物たちとは一番仲が良く、気心の知れた仲間となっている。誕生日は2月2日で、劇中で誕生日を祝うシーンがある。一人称は「あたい」。漫画中では平仮名で「ひよ子」と表記されている。アニメでは姉兄から「ひよ」と呼ばれている。
月美(つきみ)
声 - 岡本茉利長女 小学6年生。若き日の休美の面影を持つ美少女で、気だてが良くしっかり者。優等生で運動神経も良くバレーボールが得意。祖父・鉄之助の気持ちを見抜き、きょうだいの母親役として奮闘するが、自分一人で抱え込みがちで、最初の頃過労で倒れたこともある。誕生日は5月4日。一人称は「あたし」。
火児(かじ)
声 - 安原義人長男 小学5年生。勉強は苦手だがスポーツは万能。漫画では野球選手、アニメではボクサーを目指している。手のつけられない暴れん坊だが、正義感と責任感が強く、きょうだいの父親役として頑張る。一人称は「おれ」。
水男(みずお)
声 - 山本嘉子松尾佳子次男 小学4年生。学校始まって以来の秀才で、きょうだいでただ一人の眼鏡のキャラクター。姉や兄と同様、外見は母親似。性格も真面目で思いやりがあり、両親代わりの姉や兄をフォローする。劇中で本作のタイトルである「てんとう虫の歌」の作詞作曲を行う。一人称は「ぼく」「おれ」。
木介(もくすけ)
声 - 山下啓介三男 小学3年生。どちらかと言えば父親似。おとなしく優しい性格だが力は大人並み。アニメでは将来の夢は僧侶で、念仏癖がある。一人称は「ぼく」「おれ」。
金太郎(きんたろう)
声 - つかせのりこ四男 小学2年生。長男火児を小型にした腕白なガキ大将。自分だけ一週家の実の子ではないと思い込んだことがある。物語中盤から、家事担当のシフト表を作るなど、きょうだいのことを考えた行動をとる様になる。誕生日は3月3日。一人称は「おれ」。
土丸(つちまる)
声 - 丸山裕子五男 小学1年生。間太を小型にした様な外見の持ち主。スキンヘッドであることを気にしている。やや気が弱く金太郎の子分同然だが、早耳で情報をつかむのが得意。アニメでは少年探偵にあこがれて活躍する回もある。一人称は「ぼくちん」。
間太(かんた)
声 - 増岡弘父親。動物園の飼育係。いかついが、愛嬌のある風貌の持ち主。今はスキンヘッドだが、若い頃は七三に近い髪型をしていた。少々ズッコケた所もあるが、明るく真面目な性格で、まさに一週家の大黒柱。
休美(やすみ)
声 - 麻生美代子きょうだいの母親。旧姓は岩倉。優しくしっかり者で、夫を支え、きょうだいにも分け隔てなく深い愛情を注ぐ。動物園の切符切りをしていて、間太と知り合った。漫画では子供らに夫とのラブラブな写真を発見され、大騒ぎになっている。若い頃は美人で評判だった。今はポッチャリ体型だが、顔立ちはやはり美しい。
ペット

一週家と同居している動物たち。彼らの名前は、当時のカワサキプロのスタッフなど作者の身近な人物に由来する。
カラ兵衛(犬)
声 -
大平透 / 立壁和也
ソーロク(犬・ダックスフント)
声 - 大竹宏
カア子(アヒル)
声 - 松金よね子
ヨイチ(豚)
声 - 増岡弘
ベラスケ(黒猫)

ムースケ(トラ猫)

コソロク(ぶち猫)

ノビール(川崎のぼる似のぼうっとした表情の猫)

※なお、ムースケ・コソロク・ノビールはアニメ未登場。
明美とその家族
岩倉 明美(いわくら あけみ)
叔母。月美が生まれた年にアメリカ人と結婚し、アメリカ在住。休美と瓜二つの妹で、休美と同じく子だくさん。なお、アニメ版ではオーストラリア在住。
マリアンヌ
明美の次女。髪型以外は日曜子とそっくりで同い年。以下、7人は一週きょうだいのいとこに当たる。
マリー
明美の長女。金髪なのを除けば月美にそっくり。
ジミー
明美の長男。火児にそっくり。
ジョーンズ
明美の次男。水男に似ているが眼鏡はかけていない。
リッキー
明美の三男。木介に似ているが坊主頭ではない。
トミー
明美の四男。金太郎にそっくり。
ウィリー
明美の五男。土丸よりは母親似で髪の毛はあり、野球帽をかぶっている。
岩倉 鉄之助(いわくら てつのすけ)
声 -
大平透祖父(休美・明美の父)。大富豪。一週きょうだいを引き取るものの、駆け落ち同然に結婚した間太と休美の子であることを理由にきょうだいに辛くあたり、屋敷ではなく同じ敷地にあるバラックに住まわせる。しかしきょうだいに冷たいのはあくまで表向きだけで、内心は逆境にめげず逞しく育って欲しいと願っている。安全だけは確保した中できょうだいが自ら生計を立てるように仕向け、陰からきょうだいを暖かく見守る。
その他
園長
声 -
神山卓三アニメのみ出演。下町動物園の園長。
熊さん
声 - 立壁和也アニメのみ出演。下町動物園の飼育係で、間太の後輩。
栃成 金次郎
声 - 松金よね子アニメのみ出演。風呂屋の息子で火児の同級生。陰険で一週きょうだいの天敵。いつも一週きょうだいに意地悪をするが、物語終盤あたりで仲良くなる。
伴先生
声 - 増岡弘火児の担任。恰幅のいい包容力のある先生。父親役の火児を見守る。
うらら
声 - 栗葉子火児の同級生の女の子。きょうだいと親しい。漫画では「花園小百合」の名。
テレビアニメ

1974年10月6日 - 1976年9月26日フジテレビ系にて放送。全104話。タツノコプロ制作。

平均視聴率は16.7%(タツノコプロが所有する資料による)[1]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:71 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef