てるてる家族
ジャンルテレビドラマ
原作なかにし礼
『てるてる坊主の照子さん』
脚本大森寿美男
演出榎戸崇泰
高橋陽一郎
本木一博
佐藤譲
福井充広
城宝秀則
小島史敬
須崎岳
出演者石原さとみ
岸谷五朗
上原多香子
上野樹里
紺野まひる
錦戸亮
森口博子
尾上寛之
いしのようこ
堀ちえみ
大村崑
藤村志保
浅野ゆう子
ナレーター石原さとみ
オープニングRYTHEM「ブルースカイ・ブルー」
※103話から
時代設定昭和21年9月 - 46年春[1]
製作
制作統括若泉久朗
製作NHK大阪放送局
放送
放送国・地域 日本
放送期間2003年9月29日 - 2004年3月27日
放送時間月-土曜 8:15 - 8:30
放送枠連続テレビ小説
放送分15分
回数150
番組年表
前作こころ
次作天花
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池田市五月山に2004年4月から2005年5月まで復元公開されたサカエ町商店街のオープンセットオープンセットその2 反対側から撮影現代のサカエ町商店街(2004年4月撮影)
『てるてる家族』(てるてるかぞく)は、NHK大阪放送局が製作した連続テレビ小説の第69作目であり、2003年度下半期放送[2]。同シリーズ初の地上デジタルテレビ放送である[注釈 1]。
2003年9月29日から2004年3月27日の全150回に渡って放送された。
また、2016年4月11日から10月1日まで、NHK BSプレミアム『連続テレビ小説アンコール』(日曜を除く毎日7時15分-7時30分)にて全話アンコール放送された[3]。
原作はなかにし礼の小説『てるてる坊主の照子さん』で、大森寿美男が脚本を担当。 原作は池田市栄町にあるサカエ町商店街を舞台に、なかにしの妻・石田由利子(芸名:石田ゆり)とその家族をモデルにした小説である(2001年5月から2002年4月にかけて北海道新聞、東京新聞、中日新聞、西日本新聞に連載され、新潮社から刊行された)。当番組放映時期には「エ・アロール それがどうしたの」もTBS系で放映されており、2つの異なる中日新聞連載小説のドラマが並行して放送されることとなった。 ドラマでは、岩田春男(岸谷五朗)と妻照子(浅野ゆう子)と、二人の間に生まれた4人の娘(春子 - 紺野まひる、夏子 - 上原多香子、秋子 - 上野樹里、冬子 - 石原さとみ)等がそれぞれの夢を追い求める姿をコメディータッチに描く。登場人物の会話は漫才の乗りで彼等が時の流行歌を歌い踊る場面がふんだんに織り交ぜられ、ミュージカル調に仕立てられている。この趣向は同枠では始めてであり、日本のテレビドラマ史上でも非常に珍しい。春子は石田治子、夏子はいしだあゆみ、冬子は石田ゆりがそれぞれのモデルとなっているが、影の主人公とも言える秋子については関連性が一切不明。また、第1週で春男は脱サラして、佐世保の米軍基地内にあるパン工場へ修行に出る[4]など佐世保も重要な舞台になっており、本シリーズで長崎県が舞台になった最初の作品である[5]。 本作の主人公および語りは冬子であるが、照子を中心に四姉妹、および岩田家に関わる人々の各エピソードが展開する。原作では四姉妹のうち春子・夏子の進路のみが描かれているが、ドラマでは秋子・冬子の進路もオリジナルの展開で描かれた。また時代・場所としては同じ時期にあたるチキンラーメン開発をモチーフとしたエピソードも挿入された。 石原さとみは応募者2036人のオーディションで選ばれた[6]。放送開始当時彼女は16歳であり(放送期間中に17歳の誕生日を迎えた)、史上最年少のヒロインとなった[7]。同時に語り担当としても史上最年少となった(語りに関しては14歳で『まんぷく』で務めた芦田愛菜が更新した)。 1946年(昭和21年)、銀行員の岩田春男は、銀行をやめてパン職人になる決心をし、妻の照子と、長女春子を連れて佐世保の米軍基地で修行を積む。その間に二女夏子が生れ、2年後大阪に戻った春男は、池田市の自宅で「岩田製パン」を開いた。やがて秋子、冬子が次々に生まれる。 1953年(昭和28年)春夫と映画「また逢う日まで」を鑑賞に行った照子は、街頭テレビに群がる人々を報じるニュース映画を見て閃き、"テレビジョンの見られる店"「喫茶シャトー」をオープンさせる。池田で初のテレビジョン付き喫茶店とあって、店は大繁盛し、程なく梅田駅前にあるスケートリンクの隣に支店「シャトー梅田リンク店」を出した。それがきっかけでフィギュアスケートを始めた春子はオリンピック出場を目指し、夏子も芸能プロダクションにスカウトされ、芸能界への道を歩き始める。 一方、秋子と冬子は平凡な毎日を送っていた。秀才で生活の中に創造を見出そうとする秋子に対し、冬子は勉強も運動も不得意ったが、周囲を楽しくさせる楽しい子。自分も姉たちのように夢を持ちたいと願い、ふとした切っ掛けから宝塚歌劇団入りを目指す。登竜門である宝塚音楽学校の入試に見事合格し入学した冬子だったが、自分の本当にやりたいことはパン職人の道であることに気付き、卒業後春男の下でパン職人の修行を始める。春子は、フィギュアスケートの日本代表として1968年グルノーブルオリンピックに出場を果たし、夏子は"いわたなつこ"の芸名で歌手デビューし、NHK紅白歌合戦にも出場を果たした。冬子もパン職人の才能を開花させ、「喫茶シャトー」をパン屋「ベーカリーてるてる家族」として再スタートさせる。そして、大学生の秋子も自分のやりたい道を見つけ、アメリカへの留学に旅立った。 3人の娘が旅立った岩田家。冬子が春男や和人らと、いつものようにパンを作っている風景で物語は終わる。キーワードは、「なるようになる」(ケセラセラ)……。 冬子、春子、夏子、秋子の4名をまとめる時は「四姉妹」と表記する。
原作・舞台
あらすじ
キャスト
岩田家と関係者
岩田 冬子(いわた ふゆこ)
演 - 石原さとみ(語りと兼任)(幼少時代:小林ゆか