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ジャンルバラエティ番組
放送方式生放送
放送期間1993年10月4日 -
放送時間平日 9:00 - 11:55(175分)
放送局CBCラジオ
パーソナリティつボイノリオ
出演小高直子
宮本和秀
山内彩加 他
テーマ曲Bob Taylor「Soca Loca」
公式サイト公式サイト
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『つボイノリオの聞けば聞くほど』(つボイノリオのきけばきくほど)は、CBCラジオで1993年10月4日から放送している平日帯ワイド番組。略称は「聞けば」。 パーソナリティは、中京圏を拠点に活動するローカルタレントでシンガーソングライターのつボイノリオ。1993年10月4日に放送開始。2005年5月23日、放送3000回を達成[1]。2023年10月、放送開始から満30周年を迎えた[2][3]。CBCラジオのワイド番組の中で最長寿である。
概要
この番組の開始前、同局の平日朝の時間帯は、新間正次がパーソナリティを務めていた『ラジオ朝市』や系列局制作の箱番組などが独立して放送され、新たな開拓が難しい時間帯となっていた。1991年8月31日、新間が1992年7月の参議院議員選挙に出馬表明[4]のために『ラジオ朝市』を降板。以降、急速な勢いで番組の人気が衰退しており、この時間帯の聴取率改善が課題となっていた。そこで、当時の昼ワイド『もぎたてのカボチャたち』の月曜日パーソナリティを務めていた、つボイノリオをメインに据え、それまで放送していた箱番組の放送枠移動や打ち切りなどの大幅な改編を経て当番組を開始した。
当初は複数の箱番組が乱立しており、箱番組と箱番組の間につボイがコーナーに沿ったトークを展開するという、相当慌しい構成が採られていたが、改編期毎に箱番組の数を徐々に削減。つボイ・小高直子(CBCアナウンサー)コンビのトーク主体の番組へ移行していった。現在、当番組内で放送されている箱番組は、東京制作の箱番組で唯一残っていた『はがきでこんにちは』からスポンサー(日本香堂)・放送枠を引き継いだ『三遊亭円楽→伊集院光のおたよりください!』と、『キユーピーラジオクッキング』のみとなっている。番組内で取り上げる話題の大半が、リスナーからの投稿によって構成される。この番組には、各コーナーの開始時刻を記した「タイムテーブル」は存在するが、その日に話す内容の大枠を予め記してある「台本」は存在せず、投稿が台本代わりとなっている。放送対象地域の東海3県(愛知・岐阜・三重)では、2003年夏から2005年夏まで、全局の全番組聴取率で総合1位を獲得した。
1回の放送につき紹介される投稿数は平均150通(投稿総数は平均700通)であり、放送作家でパーソナリティの永六輔は「双方向番組という、新時代のラジオ番組の形を実現させた」と評価している。永は番組に度々ゲスト出演しており、洒落として「永六輔は“メインパーソナリティ”、つボイは“留守番パーソナリティ”」との位置付けとなっていた[5]。
「双方向番組の構築」「リスナー中心主義」という番組方針が評価され、東海3県のローカル番組であるにもかかわらず、「日本民間放送連盟賞 ラジオ生ワイド番組部門 優秀賞(1994年[6]、2005年[1])」「第43回ギャラクシー賞ラジオ部門 奨励賞(2006年)[7]」を受賞した。パーソナリティのつボイは、コミックソング「金太の大冒険」などの問題作で「放送禁止歌手」の異名を取り、午前中の番組にもかかわらず「下ネタ」トークが盛り込まれている。つボイのパートナー役を務めている小高も、アナウンサーらしからぬ失言を残してきた(詳細は「語録」やつボイ・小高各人の項目を参照のこと)。
番組中の「下ネタ」については放送時間帯の事もあり、初期の頃はリスナーや放送局内で批判の声が挙がって「つボイに朝の番組は似合わない、すぐに終了する」という意見も出た(つボイ自身、そう思っていたという)[2]。しかし、社会的な問題についてはリスナーの意見を仰いだり、啓蒙活動[注釈 1]を行うなど話題のジャンルの幅広さが評価され、今では「下ネタ」も番組にはなくてはならない要素となっている。
リスナーの中には番組の「下ネタ」の影響からか、強烈なラジオネームで投稿する者もいる。その中で、ラジオネームが過激すぎたり放送禁止用語を使用しているものについては、つボイが苦言を呈したり、ラジオネームを変読して収拾をはかる場合もある。通常は多くのレギュラーコーナーに沿って、つボイ・小高によるリスナーからの投稿の紹介と、それに対するフリートークを中心に進行されるが、放送日が祝日・休日に当たるときは「休日特集」として、原則的にゲスト出演者とのトークが中心となる。
通常の番組構成とは別に、過去に投稿されたFAXやメールを中心に紹介する「お便り復活デー」がある。この企画は毎月の最終金曜日と一部の祝日に行われていたが、毎日の投稿数が多いため間に合わず、2003年4月以降は毎週金曜日にレギュラーコーナー化された(「10時のつボ!」「新・生活フロッピー」を事実上休止)。2008年の正月特番で、2007年度分の投稿を紹介して以降、正月特番では前年度分の「お便り復活デー」として定番化している。裏番組だった『かにタク言ったもん勝ち』(東海ラジオ)とは常に好勝負をしていたが、両番組のパーソナリティ同士は仲が良い。