つばめ
800系で運行の「つばめ」(2011年4月)
概要
国 日本
種類特別急行列車(新幹線)
現況運行中
地域山口県・福岡県・佐賀県・熊本県・鹿児島県
前身特急「つばめ」「リレーつばめ」「有明」
運行開始2004年3月13日
運営者九州旅客鉄道(JR九州)
西日本旅客鉄道(JR西日本)
路線
起点新下関駅・小倉駅・博多駅・熊本駅・川内駅
終点熊本駅・鹿児島中央駅
営業距離256.8 km(博多 - 鹿児島中央間)[注 1]
運行間隔0 - 2本/時間(博多 - 熊本間)
始発・終車帯のみ(熊本 - 鹿児島中央間)
321号(新下関 ? 博多間)302号(小倉 - 博多間)の2本のみ
列車番号5000A+号数
使用路線JR九州:九州新幹線
JR西日本:山陽新幹線
車内サービス
クラスグリーン車・普通車
身障者対応7号車
座席記事内詳説
技術
車両N700系電車(JR西日本博多総合車両所・JR九州熊本総合車両所)
800系電車(JR九州熊本総合車両所)
軌間1,435 mm
電化交流25,000 V・60 Hz
最高速度260 km/h (160 mph)
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つばめは、九州旅客鉄道(JR九州)が主に九州新幹線の博多駅 - 鹿児島中央駅間で運行している特別急行列車の愛称である。一部は西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽新幹線に乗り入れる。
本項では、1992年から九州新幹線開業までの間、鹿児島本線博多駅 - 西鹿児島駅(現在の鹿児島中央駅)(一部門司港駅発着)で運行されていた在来線特急「つばめ」、ならびに九州新幹線部分開業時に新幹線「つばめ」に接続していた在来線特急「リレーつばめ」についても記述する。 九州新幹線の列車愛称は速達種別ごとに「みずほ」「さくら」「つばめ」の3本立てとされ、「つばめ」の愛称は「九州新幹線区間を運行する各駅停車列車」の位置づけ(東海道・山陽新幹線における「こだま」と同じ)となっている。 「つばめ」の列車名は、鳥類の「ツバメ」にちなんでおり、その起源を1930年まで遡り、戦前・戦後を通じ日本国有鉄道(国鉄)を代表する特急列車の名称とされてきた、伝統ある列車名である(国鉄時代の特急については「つばめ (列車)」の項を参照)。1975年3月に廃止されて以降、「この名称に釣り合うだけの格式のある列車がない」という理由で、しばらくの間用いられることはなかった。 国鉄分割民営化後の1992年7月、JR九州が鹿児島本線の特急の列車名として再び起用。同社は名称復活の際に、JRグループ各社から事前に了承を得るという手続きを行っている[1]。その後、2004年3月に九州新幹線が名称を引き継いだのが現在の新幹線「つばめ」である。 九州新幹線の部分開業の際、「つばめ」の名称は公募により決定され、得票数で第1位が「はやと」で「つばめ」は第5位であった[1][2]が、「はやと」は、「はやて」と混乱もあって採用されなかった。なお、「はやと」の名称は九州新幹線開業と同時に制定された、肥薩線吉松駅発着の特急で「はやとの風」となった。 全列車が各駅に停車する。号数は、運行区間別に割り振られている「こだま」や「さくら」と異なり、運行区間にかかわらず運行順に300号 - 353号の連番が与えられている。 「つばめ」は博多駅 - 熊本駅間の区間運行が基本で、毎時1 - 2本が運行される。博多駅 - 鹿児島中央駅間直通の「つばめ」は朝夕の通勤・通学時間帯中心の運行となり、日中の熊本駅 - 鹿児島中央駅間は原則として「さくら」のみが運行され、「つばめ」は下り1本、上り2本の運行となる。このほか早朝・夜間に熊本駅・川内駅 - 鹿児島中央駅間の区間運行列車が運行されている[3]。 日中「つばめ」の運行されない熊本駅 - 鹿児島中央駅間では、毎時2本運行の「さくら」のうち1本が同区間の各駅に停車して「つばめ」の代替となっており、新八代駅 - 鹿児島中央駅間の各駅と「さくら」の大半が通過する筑後船小屋駅・新大牟田駅・新玉名駅などの相互間を利用する乗客の利便性を図るため、上述の「さくら」が熊本駅で「つばめ」と接続するダイヤとしている。
概要
列車名の由来
運行概況
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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