つばさ_(列車)
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

「こまくさ (列車)」と「やまばと (列車)」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「こまくさ」、「やまばと」をご覧ください。

つばさ
E3系2000番台で運行の「つばさ」
(2022年5月 大宮駅
概要
日本
種類特別急行列車新幹線
現況運行中
地域東京都埼玉県茨城県[注 1]栃木県福島県山形県
前身特急「つばさ」「こまくさ」
運行開始1992年7月1日[1]
運営者東日本旅客鉄道(JR東日本)
路線
起点東京駅山形駅
終点山形駅・新庄駅
営業距離403.7 km(東京駅 - 新庄駅間)[注 2]
列車番号号数+B(東北新幹線内)
号数+M(奥羽本線内)
使用路線東北新幹線奥羽本線
山形新幹線[2][3]
車内サービス
クラスグリーン車普通車
身障者対応11・12号車
座席グリーン車:11号車
普通車:12 - 17号車
(全車指定席
技術
車両E3系電車
E8系電車
山形新幹線車両センター
軌間1,435 mm
電化交流25,000 V・50 Hz(東北新幹線)
交流20,000 V・50 Hz(奥羽本線)
最高速度300 km/h(東北新幹線)
130 km/h(奥羽本線)
テンプレートを表示

つばさは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が主に東京駅 - 山形駅新庄駅間を山形新幹線東北新幹線奥羽本線[2][3]経由で運行している新幹線特急列車愛称である。

本項では奥羽本線(山形線)で運転されていた昼行の優等列車の沿革についても記述する。
概要

「つばさ」は、東京都山形県秋田県を結ぶ列車として、1961年昭和36年)10月から上野駅 - 秋田駅間で特急列車として運転を開始。1982年(昭和57年)11月からは同年6月に暫定開業した東北新幹線が正式に開業したことを受けて、一部の列車が福島駅 - 秋田駅間での運転に変更されたものの、東北新幹線が大宮駅 - 盛岡駅間しか開業していなかったことから、上野駅発着の列車も1992年(平成4年)6月まで残された。

1992年(平成4年)7月の山形新幹線の開業により、新幹線の列車名に「つばさ」の名称が使用されるようになった[1]
列車名について

「奥羽本線沿線の発展を祈願するために」という意味合いが列車名の由来とされている。ただし、設定当初に大阪駅 - 青森駅間の特急「白鳥」との間で結合特急券制度が存在し、秋田駅発着に際して上り列車は同時発車を行うなど縁が深かったことから、「白鳥のつばさ」と言う説もある。

2013年(平成25年)10月3日、名称を「つや姫」に変更するよう、山形県がJRに求めていることが山形県議会総務常任委員会にて明らかになった[4]。しかし、JR側は現行の名称が公募で決定されており既に広く定着していること、名称変更には設備改修が必要となることなどを理由に否定的な回答をしており[4][5]、県民からも複数の反対意見を受けている[6]
新幹線「つばさ」

2023年10月現在、定期列車は東京駅 - 新庄駅間に下り8本/上り9本、東京駅 - 山形駅間に下り8本/上り7本、山形駅 - 新庄駅間に下り1本の計16.5往復(下り17本/上り16本)が運転されている。

一部の列車は東北新幹線区間(東京駅 - 福島駅間)で「やまびこ」と併結運転を行う。上下とも1時間に1往復間隔で、東京駅 - 盛岡駅間で毎時1往復運転されている「やまびこ」とともに、宇都宮駅郡山駅・福島駅といった沿線主要都市の短距離需要に対応している。

多客期には、定期列車の「つばさ」のほか、臨時の「つばさ」が東京駅 - 山形駅・新庄駅間で運転されている。この臨時の「つばさ」には、東北新幹線区間で「やまびこ」と併結運転しない列車や、途中の宇都宮駅や郡山駅に停車しない列車がある。なお、不定期列車の号数は、「やまびこ」と併結する場合は172 - 196号、単独運転の場合は72 - 96号が付番される。それ以外にも、観光列車として臨時の「とれいゆ つばさ」が土休日を中心に福島駅 - 新庄駅間で運行されていた。[7]

当初、東北新幹線区間で併結する200系「やまびこ」が8両編成だったため「つばさ」は9 - 14号車(のちに7両化されて9 - 15号車)が割り当てられていた。その後、「やまびこ」が10両化された際に11 - 17号車が割り当てられ、併結する「やまびこ」が8両編成のE4系に替わった後も11 - 17号車(9・10号車は欠番)の割り当てとなっていた。しかし、併結する「やまびこ」が10両編成のE2系に替わった後は17両編成となったため、9・10号車は欠番にならなくなった。

なお、奥羽本線内で上り列車が大幅に遅れた場合、あるいは東北新幹線でダイヤが乱れた場合などは、「やまびこ」併結の「つばさ」でも東京駅 - 福島駅間で単独運転することがある。また、下り「つばさ」が奥羽本線内での運転ができない場合は、東京駅 - 福島駅間で併結してきた「やまびこ」との切り離しを行わず、そのまま「やまびこ」の終着駅である仙台駅に向かうことがある。また、「やまびこ」を併結しない臨時列車でも、同様の理由で仙台駅に向かうことがある。

2012年3月17日より、E2系「やまびこ」と併結運転が開始され、愛称としては11年ぶりに「やまびこ・つばさ」が復活した。これにより東北新幹線内の最高速度が275km/hとなり、所要時間が最大で6分短縮された[報道 1]
停車駅

停車駅と運行本数は2023年3月ダイヤ改正に基づく。

号数運行
本数
東京駅上野駅大宮駅宇都宮駅郡山駅福島駅米沢駅高畠駅赤湯駅かみのやま温泉駅山形駅天童駅さくらんぼ東根駅村山駅大石田駅新庄駅備考
下り上り
120 - 160号
[注 3]1-●→●→→●●→→→●●●●●●つばさ131号
-1●←●←←●●←←←●つばさ124号
22●●●●●●●???●●●●●●
44●●●●●●●?●●●●●●●●
22●●●●●●●?●●●
13●●●●●●●●●●●●●●●●


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:118 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef