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日本の政治団体つばさの党
党代表黒川敦彦
党幹事長根本良輔
成立年月日2019年5月20日[1]
本部所在地〒102-0092東京都千代田区隼町2-12 藤和半蔵門コープ208号
市区町村議数1 / 29,839 (0%)(2023年12月4日現在)
政治的思想・立場新右翼[2]
対米自立[3][4]
反グローバリズム・反移民[5]
伝統保守主義[6][7]
緑の保守主義[注 1][4]
官民格差是正[注 2][4]
税制改革[注 3]
ネット投票・直接民主主義[11]
反ワクチン[12]
公式サイトつばさの党
つばさの党(つばさのとう)は、日本の政治団体。2019年5月20日、小林興起、黒川敦彦、天木直人らによって政党連合「オリーブの木」として結成[1][13][14]。2021年1月1日に現在の党名に改称した[15][16]。2024年4月に行われた衆議院東京15区補欠選挙で、党代表の黒川と候補者の根本良輔は他陣営への妨害活動を展開。同年5月17日に公職選挙法225条違反の疑いで逮捕された[17]。 前身の「オリーブの木」は安倍政権も野党共闘も「国民のための政治」を実現出来ていないとし、「国民の平和と暮らしを守る」を目的に緊急避難政党として結党された、反安倍政権・対米自立・護憲の立場を共通とした政党連合[14][18][19][20]。彼らは、安倍政権に選挙で勝つためには、野党に「オリーブの木」として一つの政党となることで「参院選での共通議席獲得」を呼びかけた[21][22]。「今の政治を改革したいと思う共通の志のもと、異なる専門をもつ人が集まり、参院選での共通議席獲得を目指した政党」である [22]。彼らは、対米自立、官民格差是正、ベーシック・インカム導入、消費税5%減税、原発即時ゼロの5つを掲げた[20]。護憲・対米自立・反グローバリズムの点で結集した政治団体であるため、左派系だけでなく、反米右派(新右翼)勢も加わった。しかし、参院選敗北後に離脱者が相次いだ[18]。 2021年1月1日、残留している黒川が、党名を「オリーブの木」から「つばさの党」に変更し、黒川派の政治団体となった[16][18][15]。黒川は2016年から安保関連法制廃止を掲げ、反安倍政権活動を本格化させた人物である。黒川は、後にれいわ新選組を結党する山本太郎(当時自由党共同代表)と共闘していたように、両者とも左派的な面と右派的な面の双方があり、右派・左派という通常の区分が困難である共通点を持っている[18]。 残留した黒川派党となった以降は上記の、「オリーブの木」時代の対米自立、ベーシックインカム導入、官民格差是正、再生可能エネルギー推進による脱原発に加えて[20]、「消費税の5%化」から「消費税のゼロ化」とした。その他の党政策として、中央銀行制度の抜本的改革(日本銀行の通貨発行権独占廃止)、金融資産課税の導入、歴史伝統文化の継承、ネット投票導入とそれによる直接民主制も目指すデジタルデモクラシー推進も新たに掲げるようになった[23]。 「オリーブの木」時代は、反安倍政権・既存の対米政策反対の立場で、既存野党に対して選挙における「政治団体」の単一化・合流を呼掛けた連合政治団体であった。後述のように反安倍政権反米派の中でも左派系と非反ワクチン系右派が離脱し、反ワクチン系反安倍反米右派の政治団体と化した。更に2021年8月以降に、ノーマスク選挙運動で黒川党首の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染後対応を巡って、残存の中で彼が「売名のために反ワクチン活動を利用した」と見なすか否かで内紛が起きた。 2019年5月20日、小林興起、黒川敦彦、天木直人、千葉県議会議員の西尾憲一らによって、同年7月の参議院議員選挙に向けた政治団体「オリーブの木」が結成された[1][24]。オリーブの木は、小林らがそれぞれ率いている政治団体や市民団体の集合体という位置づけとされる。幹事長に就任した西尾は、オリーブの木構想にならい、2018年6月から天木に国政進出を打診しており、2019年に入り小林、黒川とも合意し結成に至ったと説明した[25][注 4]。 同年6月、天木は安倍政権を打倒するため、小沢一郎が唱える自公以外の政党が「オリーブの木」の名の下に一つの政治団体から出馬する「安倍自公政権か野党共闘か、その一騎打ち」の形で戦うこと実現させるべきだとした。
概要
党史
反安倍反米連合「オリーブの木」時代