つくば駅
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筑波鉄道筑波線に存在した「筑波駅」とは異なります。

つくば駅
出入口(2018年12月撮影)
つくば
Tsukuba

◄TX19 研究学園 (2.7 km)

所在地茨城県つくば市吾妻二丁目4番地1.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度4分57.96秒 東経140度6分41.08秒 / 北緯36.0827667度 東経140.1114111度 / 36.0827667; 140.1114111座標: 北緯36度4分57.96秒 東経140度6分41.08秒 / 北緯36.0827667度 東経140.1114111度 / 36.0827667; 140.1114111
駅番号TX20
所属事業者首都圏新都市鉄道
所属路線つくばエクスプレス
キロ程58.3 km(秋葉原起点)
駅構造地下駅
ホーム1面2線
乗車人員
-統計年度-15,413人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日2005年平成17年)8月24日
備考駅出入口およびそれらをつなぐ地下通路は駅構内ではなく「都市計画道路 南北自由通路」である。
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つくば駅(つくばえき)は、茨城県つくば市吾妻二丁目にある首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス。同線の終点である。駅番号はTX20。
歴史
前史

花室(現吾妻)の学園中央通りにおける鉄道駅構想は1965年に策定された「研究・学園都市開発基本計画」に遡る。当地は東京を結ぶ鉄道と筑波研究学園都市内の南北の動線を結節させる地点として位置付けられ、これに基づき日本住宅公団都市再生機構の前身)が鉄道駅用地として確保したのが具体的な事業の始まりである[1][2]

その後東京を結ぶ鉄道についてはしばらく進展がなく、1970年代には新交通システム路線(案内軌条式鉄道)「筑波研究学園線」の駅を設ける案が浮上する。この路線はバスターミナル(現つくばセンターバスターミナル)として計画されていた当地を軸に土浦方面並びに筑波大学を経て高エネルギー加速器研究機構、大角豆(ささぎ)を経て荒川沖の両方面を結ぶT字型の構想であった[1]

1978年に土浦・筑波大学間(短縮化したL字型)の予算要求がされたものの、事業採択されたのは筑波大学附属病院と当地の間わずか1.5 kmのみであり、その後計画通りの人口と乗客数が見込めないと判断され、1982年に事業休止となり実現しなかった。

1980年代に入ると東京を結ぶ鉄道構想が再び動き出し、1991年に常磐新線(つくばエクスプレス)の基本計画が承認され、つくば駅の位置が決定する。

つくば駅の建設は2004年ごろ行われ、学園中央通りの車線半分を使用停止にして開削工法で進められた。出口通路となる都市計画道路南北自由通路は2005年8月17日、駅開業に先立って開通式典が行われている。

最後まで残った公団(都市機構)保有の鉄道駅用地は1985年に開業したバスターミナルビルを経て、2011年に4億9000万円でつくば市に売却され、2015年に「BiViつくば」が開業した。
年表

2005年(平成17年)8月24日 - 開業

2006年(平成18年)6月11日 - 南北自由通路につくば市総合案内所を設置

不明 - 地番整理で当駅の地番がつくば市吾妻二丁目128番地から「つくば市吾妻二丁目4番地1」に変更。

2007年(平成19年)2月 - 「TXルーム」設置[3]

2021年(令和3年)9月 - つくば市が有料シェアサイクルの実証実験事業「つくチャリ」を開始(駅前にサイクルポートを設置)[4]

駅構造

茨城県内初および現在も唯一の地下駅掘割型地下駅のみらい平駅を除外した場合)で、筑波研究学園都市の都心地区(センター地区)の学園中央通りの地下にある。のりばは島式ホーム1面2線を有する。

つくば駅務管理所が所在し、同所はつくば駅のほかみらい平駅・みどりの駅万博記念公園駅研究学園駅も同時に管理する。改札口および出入口は、つくばセンターバスターミナルやつくばセンタービルのある駅北東端(行き止まり側)に偏って存在し、駅南西端(秋葉原方)の住宅地には出口を設けていない。また、自動体外式除細動器(AED)が1台設置されている。

改札口前には、ファミリーマートのステップイン型売店が存在する[5]。開業時から2011年平成23年)8月10日までは「am/pm」であった。

プラットホーム(秋葉原方向)(2005年)

出札口(2005年)

改札口(2015年)

のりば

つくば駅プラットホーム番線路線方向行先
1・2つくばエクスプレス上り
秋葉原方面[6]

出口出口番号を持たないエレベーター(2008年6月撮影)

改札口から南北自由通路(後述)を経て地上へつながる出口が7箇所ある。そのうち5箇所は「A1」 - 「A5」の出口番号を持ち、つくばエクスプレスのロゴと駅名が表示されている(南北自由通路との記載はない)。他にも、南北自由通路から地上1階のバスターミナル内につながるエレベーターと、A5出口通路の途中から分かれショッピングセンター「Q't」の地上1階フロアにつながるエスカレーターが存在する[6][7]が、これらは出口番号を持たない。
出口の位置

出口番号方角位置備考
A1西北1駐車場前
A2北交番前
A3東駅前広場内
(なし)東エレベーターのみ
A4南東
A5南Q't前
(なし)南Q't内
[6][7]エスカレーターのみ

方角はつくば駅前交差点を基準とした。

各出口を南東から望む(2005年)

A1出口(2014年)

A2出口(2006年)

A4出口(2014年)

TXルーム

当駅には要人などの休憩場所や視察者への説明会場として使用する「TXルーム」が設けられている[3]。36.8平方メートルで収容人員は10名程度。これまでにわかっている中では天皇(現・上皇の明仁)・皇后(現・上皇后の美智子)(2008年、2010年)、スペイン国王(フアン・カルロス1世)・同王妃(ソフィア・デ・グレシア・イ・ディナマルカ)(2008年)が利用した[3]
南北自由通路

改札口前コンコースと地上出入口をつなぐ通路は、鉄道会社所有ではなく、茨城県が管理している公道都市計画道路 南北自由通路」(茨城県道24号土浦境線の一部[8])である[9]


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