つがる_(列車)
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この項目では、秋田駅 - 青森駅間を奥羽本線経由で運行されている特急列車について説明しています。かつて上野駅 - 青森駅間を奥羽本線経由で運行されていた夜行急行列車「津軽」については「あけぼの (列車)#急行「津軽」」をご覧ください。

つがる・スーパーつがる
つがる(2021年2月 浪岡駅 - 大釈迦駅間)
概要
日本
種類特別急行列車
現況運行中
地域秋田県青森県
前身特急「かもしか」「いなほ」「あけぼの
運行開始2010年12月4日(つがる)
2024年3月16日(スーパーつがる)
運営者東日本旅客鉄道(JR東日本)
路線
起点秋田駅
終点青森駅
営業距離185.8 km (115.5 mi)
列車番号2040M+号数(つがる)
2020M+号数(スーパーつがる)
使用路線奥羽本線
車内サービス
クラスグリーン車普通車
座席グリーン車指定席:1号車
普通車指定席:1・2号車
普通車自由席:3・4号車
技術
車両E751系電車
秋田総合車両センター南秋田センター
軌間1,067 mm
電化交流20,000 V 50 Hz
最高速度95 km/h
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つがるは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が秋田駅 - 青森駅間で運行している特急列車である。

本項では現行の特急「つがる」と、2024年(令和6年)3月16日より運転されている速達タイプの「スーパーつがる」および、2002年(平成14年)12月1日から2010年(平成22年)12月3日まで、かつて八戸駅 - 青森駅・弘前駅間で運転された同名の特急列車、および奥羽本線秋田駅 - 青森駅間の昼行優等列車について述べる。
概要

「つがる」の愛称は当初、2002年12月1日の東北新幹線盛岡駅 - 八戸駅間延伸開業に伴い新設された八戸駅 - 青森駅・弘前駅間の特急列車として起用されたものであるが、2010年12月4日のダイヤ改正で東北新幹線が新青森駅まで延伸開業したことにより、従来の「つがる」は全列車が廃止された[注 1]

一方、同改正では羽越・奥羽本線内の特急の再編が行われ、特急「いなほ」のうち、新潟駅 - 青森駅間で運行されていた1往復の秋田駅 - 青森駅間を分離し、同区間を走行する特急「かもしか」3往復と統合した。この際、新愛称として「つがる」が転用され、現在に至っている[1]

列車名は青森市を含めた青森県西部の郡名および地域名に由来している。2002年に行われた八戸駅 - 函館駅間の特急列車名称(のちの「スーパー白鳥・白鳥」)の一般公募で票数2位を獲得しており[2][注 2]、「新幹線と青森・弘前等の都市を結ぶ列車にふさわしい」として、別途八戸駅 - 青森駅・弘前駅間特急を設定するにあたって起用された。
運行概況

2024年3月16日のダイヤ改正以降、「つがる」2往復と「スーパーつがる」1往復の3往復が運行されている。

2016年3月25日までは5往復(うち1往復は毎日運転の臨時列車扱い)が設定されていたが、利用実態を踏まえ、2往復が普通・快速列車へ格下げとなった。

このほか2010年12月4日から2014年3月14日まで、大館駅 - 青森駅間のみ運転の列車が毎日運転ながら臨時列車の扱いで2往復(51 - 54号)設定されていたが[3]、2014年3月15日のダイヤ改正で、52・53号が快速、51・54号は普通列車(運転区間はいずれも弘前駅 - 青森駅間)にそれぞれ置き換えられて廃止された。また、大館行きの52号は、2013年3月15日まで青い森鉄道線浅虫温泉駅発(青い森鉄道線内は快速列車)として運転された。

なお、新青森駅 - 青森駅の両駅相互間を普通車自由席に乗車する場合に限り、特急券は不要である[4]。詳しくは特別急行券#特急料金不要の特例区間を参照のこと。

2024年3月16日のダイヤ改正より、比較的利用客が少なく乗り換え路線のない駅(八郎潟・森岳・二ツ井・碇ヶ関・浪岡)を通過する速達タイプの「スーパーつがる」が設定された[5]。日中の上下各1本(旧つがる3・4号)が「スーパーつがる」(1・2号)に変更されたが、停車駅が変わらない「つがる」(41・43・42・44号)を合わせた運行本数は3往復で変更されていない。

なお、「スーパーつがる」の設定によってJR東日本における “スーパー” の名を冠する特急列車は、2020年3月14日のダイヤ改正で廃止された「スーパービュー踊り子」以来、4年ぶりの復活となる[6]
停車駅

秋田駅 -(八郎潟駅)-(森岳駅)- 東能代駅 -(二ツ井駅)- 鷹ノ巣駅 - 大館駅 -(碇ケ関駅)- 大鰐温泉駅 - 弘前駅 -(浪岡駅)- 新青森駅 - 青森駅

( )内の停車駅は「つがる」のみ停車。

使用車両・編成

2024年3月16日ダイヤ改正後の編成図つがる・スーパーつがる
← 秋田青森 →

1234
G指指自自



全車禁煙

身障者対応座席は1号車普通車指定席

凡例
G=
グリーン車座席指定席指=普通車座席指定席自=普通車自由席

E751系
秋田総合車両センター南秋田センター所属)4両編成で運用されている。2010年12月4日のダイヤ改正で旧「つがる」が運転を終了したのち定期運用から離脱していたが、2011年4月23日から4両編成に短縮・方向転換[7]されて新たな「つがる」として運用に復帰し[8]、2016年3月26日以降すべての列車が本系列で運行されている。
過去の使用車両
485系
青森車両センター所属)4両編成が使用されていた[9]。E751系の運用が所定となったのちも、毎日運転のものを含む臨時列車やE751系の代走でしばしば運用された[10]が、2016年3月26日のダイヤ改正による減便に伴い運用を終了した。なお、臨時列車では秋田車両センター所属の旧「かもしか」用の編成を使用したこともあった[11]
奥羽本線秋田駅 - 青森駅間昼行優等列車概要奥羽本線福島駅 - 秋田駅間で運用された昼行優等列車については「つばさ (列車)#奥羽本線福島駅 - 秋田駅間昼行優等列車沿革」を、田沢湖線・北上線から奥羽本線横手駅 - 秋田駅間で運用された昼行優等列車については「たざわ (列車)#田沢湖線・北上線・奥羽本線横手駅 - 秋田駅間の昼行優等列車の歴史・沿革」を参照
準急「白鳥」・「岩木」、急行「岩木」大阪駅 - 青森駅間と青森駅 - 函館駅間の特急「白鳥」については「白鳥 (列車)」を、鰺ヶ沢駅 - 青森駅間で運転されていた準急「岩木」については「深浦 (列車)」を参照

1960年12月28日に秋田駅 - 青森駅 - 鮫駅間で準急列車として「白鳥」が運転を開始[12]し、ビジネス列車として秋田駅以北の都市間輸送を使命としていた。


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