ちひろさん
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ちひろさん
ジャンル
女性漫画
漫画:ちひろ
作者安田弘之
出版社講談社
掲載誌モーニングマグナム増刊
モーニング
イブニング
レーベルモーニングKC
発表号モーニングマグナム増刊:
No.8 - No.11[1]
No.12 - No.20[1]
モーニング
1999年49号[1]
イブニング:
2001年1-B号[1]
発表期間1999年 - 2001年
巻数全1巻
漫画:ちひろさん
作者安田弘之
出版社秋田書店
掲載誌Eleganceイブ
レーベルA.L.C DX
発表号2013年7月号 - 2018年9月号(第1部完)[注 1]
発表期間2013年5月26日[3] - 2018年7月26日(第1部)[4]
巻数既刊9巻(2018年12月14日現在)
映画
原作安田弘之
監督今泉力哉
脚本澤井香織
今泉力哉
音楽岸田繁
制作アスミック・エース
デジタル・フロンティア
製作Netflix
アスミック・エース
配給アスミック・エース
封切日2023年2月23日
上映時間132分
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画映画
ポータル漫画映画

『ちひろさん』は、安田弘之による日本漫画作品。1999年から2001年にかけて『モーニングマグナム増刊』、『モーニング』および『イブニング』(ともに講談社)で連載されていた『ちひろ』の続編[1]で、第1部が『Eleganceイブ』(秋田書店)2013年7月号から2018年9月号まで連載された[5][2]。同誌では2023年3月号に本作の映画化記念特別号として展開され、新たなエピソードが描きおろされている[6]。その後、同誌2024年3月号にも掲載[7]2023年2月に映画化された。

『ちひろ』では売れっ子風俗嬢のちひろの日常を描き[8]、『ちひろさん』では元風俗嬢だったちひろが海辺の小さなお弁当屋で働き、恋愛、仕事、自分自身のことなど様々な悩みを抱える人々に寄り添う姿を描く[9]

『ちひろ』、『ちひろさん』ともに作者の安田の代表作のひとつである[8][10]。2024年1月時点で紙と電子書籍を合わせた累計部数が100万部を突破している[11]
あらすじ

元風俗嬢のちひろは「のこのこ弁当」で働き始める。美人で愛想のいいちひろはすぐに店の看板娘になり、商店街で愛されるようになるが、孤独を好む彼女は他人と深くつきあうことを拒む。そんな彼女の周りに過干渉な家族に悩む女子高生オカジ、母親に放任されている問題児の佐竹まことたちが集まるようになる。

ちひろが唯一心を許していたのは、店長の妻で盲目の尾藤多恵。ちひろは多恵を「お母さん」と呼んで懐く。ある日ちひろは本名の古澤綾を名乗り、周囲の人を家族に見立てるようになる。だが多恵から同居を持ちかけられたちひろは突如失踪。その後時折手紙やメールで近況を知らせてくるだけになった。
登場人物
ちひろ
本作の主人公。元風俗嬢。本名は古澤綾。30代。今は弁当屋「のこのこ弁当」で働いている。
オカジ / 瀬尾久仁子
眼鏡をかけた地味な女子高生。ちひろに興味を惹かれて近づき、ちひろに気に入られる。ちひろに感化されて良い子でいるのをやめ、家族に反抗したり、仲のいい女オタクグループに本音を言って孤立するが、ちひろの知り合いのべっちんと友達になる。見た目に反して明るい性格。
ベっちん / 宇部
眼鏡にふくよかな体型の女子高生。オカジと同じ高校だが不登校。ちひろが隠れ家にしていた廃屋ビルでオカジと出会い、意気投合する。
尾藤
のこのこ弁当店長。中年男性。自ら山菜やきのこを採りに行って作るこだわりの弁当がちひろに気に入られる。
永井
のこのこ弁当店員。口うるさい高齢女性。たびたびちひろをいびるが梅干しと漬け物の味は絶品。息子の嫁の初音は「デキた嫁」と褒め仲がいい。
篠原
のこのこ弁当店員。永井と同年代の女性だが温厚な性格。
佐竹まこと
男子小学生。自転車のタイヤをパンクさせる、公園の砂場に釘を巻くなど問題行動を繰り返していたが、ちひろにきつく咎められおとなしくなる。母親はシングルマザーでネグレクトされている。のこのこ弁当で弁当をもらう常連になり、オカジとは喧嘩しながらも姉弟のような関係になる。
古河まゆ
まことのクラスメイト。まことのことを気にかけている。気が弱く、すぐに胃が痛くなる。
すず
ちひろと同じ風俗店で働いていた女性。本番行為をしていたことをちひろに見抜かれ改心する。店をやめてからは健康飲料販売に転身し、恩義のあるちひろを誘うが、逆にちひろの不興を買う。
バジル
ちひろの友人のニューハーフ。ちひろからは「バジ姐」と呼ばれる。内海店長に惚れ込み観賞魚店を手伝うようになる。
尾藤多恵
のこのこ弁当店長の妻。ちひろが尊敬する数少ない女性。一年前階段から転落する事故で視力を失い長期入院している。ちひろとは風俗嬢時代から知り合いだが、ちひろは「ゆきえ」と名乗って見舞いに通っていた。退院後はちひろと旅行に行くなど母子のように親しくなる。
内海
ちひろが勤めていた風俗店「ぷちブル」元店長。店をやめてから「内海観賞魚店」を開く。
ヒトミ
まことの母親。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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