ちっちゃな雪使いシュガー
[Wikipedia|▼Menu]

ちっちゃな雪使いシュガー
アニメ
原作蒼はるか
監督
木村真一郎
シリーズ構成やまだやすのり
キャラクターデザインコゲどんぼ(原案)
川嶋恵子
アニメーション制作J.C.STAFF
製作シュガー製作委員会
放送局TBSBS-i
TVBトゥーニバース
放送期間本編(TBS):
2001年10月2日 - 2002年3月26日
特別編(BS-i):
2003年8月21日・8月28日
話数全26話(特別編2話含む)
漫画
原作・原案など蒼はるか
作画BH SNOW+CLINIC
出版社角川書店

その他の出版社
富士見書房

掲載誌月刊ドラゴンジュニア
レーベル角川コミックスドラゴンJr.
巻数全3巻
小説
著者大河内一楼
イラストコゲどんぼ、まりも
出版社富士見書房
掲載誌月刊ドラゴンマガジン
レーベル富士見ファンタジア文庫
巻数全1巻
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『ちっちゃな雪使いシュガー』(ちっちゃなゆきつかいシュガー)は、2001年10月3日から2002年3月27日までTBSの深夜枠にてサイドカットを行い放送されたテレビアニメ作品である。後の2001年12月1日から2002年5月11日までBS-iにてフルサイズ(16:9)の放送も行われている[注 1]。なお、BS-iでは2003年8月22日と同年8月29日に特別編も放送された。
概要

本作品は、TBS製作深夜アニメとしては非常に珍しいアニメオリジナルで製作されたファンタジー作品であり、その内容は人間の少女と妖精の間に生まれた友情と彼女らの心の成長をパステル調のメルヘンチックな世界において描かれている。

2001年12月には全国のTBS系列のテレビ局(一部地域除く)でも第1回分のみの特別版が放送され、冒頭に原作者・蒼はるかからのメッセージが添えられていた(最後は手書きのメッセージだった)。なお、中国放送(RCC)のみ冒頭のメッセージが木村真一郎監督による広島弁を交えたものに差替えられていた(木村監督が広島県出身であるため)。

主題歌には、「シュガー・ベイビー・ラヴ」(イギリスのバンドルベッツの曲で、日本でもWinkなどのアーティストがカバー曲を発表している)を用いている。

このほか、BH SNOW+CLINICによるコミック版が角川書店から、大河内一楼による小説版が富士見書房から、それぞれ出版されている。
あらすじミューレンブルクのモデルのドイツ・ローテンブルク(写真は名所のPlonlein)

架空の街・ミューレンブルク(ドイツローテンブルク[注 2]をモデルにしている)に住むサガという人間の少女が、妖精の世界から人間界に修業のためにやってきたシュガーという季節使いと出会い、生活を共にしつつ心の交流を育み、成長していくという物語である。また、サガとシュガーだけでなく、多くの登場人物も相互に影響しあって物語を形作っている。なお、季節使いたちの成長は“「きらめき」と呼ばれる何か”という形をとって象徴的に描かれており、同時にこの「きらめき」をたくさん見つけることが彼らの修業の目的であるという設定となっている。
登場人物
主要人物
サガ・ベルイマン
声 -
浅野真澄本作品の主人公で、ミューレンブルクに住む11歳の人間の少女。季節使いを見ることができる稀な人間でもある。彼女の両親はすでに亡くなっており、このため祖母・レジーナと2人で暮らしている。性格は明朗快活、決断力にも富んでおり、クラスの人気者である。趣味はピアノ演奏とスケジュール管理。ただ、彼女は人から自分の未熟さの原因を死んだ母親に帰されることを極端に嫌うあまり常に模範的な人間であるよう心がけており、その反動で若干心の余裕を無くしてしまっているきらいがある(スケジュール管理に極端にこだわるなどの行動がこれを象徴している)。しかしシュガーたちとの生活を通じて少しずつ心の余裕を取り戻していく。「サガ」の名は映画『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』のヒロインに由来する[1]
シュガー
声 - 川上とも子本作品のもう1人の主人公で、ピッコロのような魔法の楽器で雪を操る季節使いである「雪使い」見習いの少女。年齢は人間の9歳相当。高名な雪使いである母親を目指し努力はしているが、雪を操る腕は未熟。妖精界から修業のためにミューレンブルクにやってきて、サガと出会う。気の向くままに行動し何かに夢中になると周りが見えなくなるという彼女はまさに幼い子供そのものであり、おまけに常に騒々しい。しかし、成り行きで始めたサガとの同居生活を通して、人を思いやる心、人を助けようとする心などを身につけていく。なお、サガに「わっほー」(ワッフルのこと)をもらってから、それが大好物になる。
ソルト
声 - サエキトモトランペットのような魔法の楽器で太陽を操る季節使いである「太陽使い」の見習いの少年。年齢は人間の9歳相当。シュガーと同じく人間界に修業にやってきた。シュガー、ペッパーと仲がよく、行動をともにすることが多い。性格は直情径行型で好奇心旺盛。また彼は、厳格な太陽使いの父の影響で太陽使いの仕事に強い誇りを持っているが、その一方でそういう自分に若干の疑問も抱いている。
ペッパー
声 - 水橋かおりハープのような魔法の楽器で風を操る季節使いである「風使い」の見習いの少女。年齢は人間の9歳相当。シュガーと同じく人間界に修業にやってきた。シュガー、ソルトと仲がよく、行動をともにすることが多い。性格は温厚でのんびり屋だが、芯は強い。また彼女は動物と話すことができるという特殊な能力を持っており、人間界での住処も動物病院である。
ジンジャー
声 - 三石琴乃バイオリンのような魔法の楽器で雨を操る季節使いである「雨使い」の女性でミューレンブルク周辺を担当している。年齢は人間の20歳相当。クールなようでいて情に厚いシュガーたち季節使い見習いの良き先輩。
ターメリック
声 - 野島健児チェロのような魔法の楽器で雲を操る季節使いである「雲使い」の男性でミューレンブルク周辺を担当している。年齢は人間の20歳相当。仕事一筋のあまり超然としたところがあるナイスガイ。アニメではソルトの将来に影響をもたらすことに。
長老さま
声 - 立木文彦指揮棒のような魔法の道具で全ての季節を操ることができる季節使いの長。通常は妖精界にいるのだが、愛しのジンジャーを追って人間界にやって来た。トボけた振る舞いが多いが、実は見習いも含めた季節使いたちの行動をしっかりと見守っている季節使いたちのよき理解者である。
バジル
声 - 小林由美子太鼓のような魔法の楽器で雷を操る季節使いである「雷使い」の見習いの少年。年齢は人間の9歳相当。悪戯好きでシナモンとつるんでいる。
シナモン
声 - 平松晶子シンバルのような魔法の楽器で雹を操る季節使いである「氷使い」の見習いの少年。年齢は人間の9歳相当。普段はクールだが、楽器を演奏する際には性格が豹変する。悪戯好きでバジルとつるんでいる。容姿や性格のモチーフは、シンガーソングライターGACKT[要出典]。
主要人物の関係者
グレタ
声 -
西村ちなみサガの同級生。物語上では最近ミューレンブルクに引越してきたお金持ちのお嬢様である。けっして性格が悪いわけではないが、プライドが高いせいか何かにつけて高飛車な態度を取りがちでもある。また彼女は、クラスの人気者であるサガを高く評価しており、それゆえにサガに認められたいという意識が強い。ただそれを素直に表現することができないため、何かにつけてサガに意味があるとは言い難い勝負を挑んでしまう(大抵は空回りに終わる)という憎めない娘でもある。
ノーマ
声 - 石毛佐和サガの同級生。サガ、アンヌと仲がよい。明朗快活で嫌なことがあっても水に流す朗らかな性分だが、若干いい加減な性格ともいえる。また、ファッションに強い興味を持っているが、趣味はかなり前衛的である。
アンヌ
声 - 中川亜紀子サガの同級生。サガ、ノーマと仲がよい。性格は温厚でおとなしい。演劇に興味を持っており、物語が進むにつれて舞台脚本家になることを目指すようになる。
フィル
声 - 真田アサミサガの同級生。将来科学者となることを目標としており、アラン、ジャンを引き連れて日々(無謀な)科学実験に勤しんでいる。
アラン


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:89 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef