たのしい知識
Le Gai Savoir
監督ジャン=リュック・ゴダール
脚本
ジャン=リュック・ゴダール
ジャン=ジャック・ルソー
ナレータージャン=リュック・ゴダール
出演者
ジャン=ピエール・レオ
ジュリエット・ベルト
アンヌ・ヴィアゼムスキー
撮影ジョルジュ・ルクレール
『たのしい知識』(たのしいちしき、仏: Le Gai Savoir)は、1967年に撮影され1968年に完成した、ジャン=リュック・ゴダール監督によるフランス・西ドイツ合作の映画である。五月革命より前に撮影が始まり、革命後に完成した。ORTFとの共同製作で、一度完成したものの同局に拒絶され、1969年に劇場で上映されたが検閲により禁止された。日本では2012年にオーディトリウム渋谷で初公開されている[2]。長らく日本未公開であったため邦題は定まらず、『楽しい科学』(たのしいかがく)とも。 妻アンナ・カリーナとの破局を経験した1965年、ゴダールは、冬のパリで『男性・女性』(1966年)を撮影し、シネマ・ヴェリテ
略歴・概要
翌1967年に出会ったマオイストでシネフィルの青年ジャン=ピエール・ゴラン(当時24歳)との会話から生み出されたのが、同年早々に撮り始めた『中国女』、そして本作『たのしい知識』である。ゴダールは、同年夏にはモデル出身のミレイユ・ダルクと『ウイークエンド』を撮るが、『中国女』で主役に抜擢した当時まだ20歳のアンヌ・ヴィアゼムスキーと同1967年7月22日に結婚、同作が8月30日にフランスで公開され、時期を同じくして「商業映画との決別宣言」を発表する。