たづたづし
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『たづたづし』は、松本清張短編小説。『小説新潮1963年5月号に掲載され、1963年10月に短編集『眼の気流』収録の一編として、新潮社より刊行された。「たづたづし」は、万葉集の「夕闇は 道たづたづし 月待ちて 行ませ我が背子 その間にも見む」からで、「はっきりしなくて不安である」の意。『愛のきずな』のタイトルで1969年東宝で映画化、また3度テレビドラマ化されている。
あらすじ

最近課長に昇進したばかりの32歳のわたしは、電車の中で24歳の平井良子という女性と知り合い関係を持つ。3ヶ月後、良子はふいに、自分には夫がいて、恐喝傷害で刑務所に入っており、あと1週間で出所することを告白する。自分の社会的立場の崩壊を恐れたわたしは、良子を長野県富士見駅近くの山林に連れ出し、首を絞めた。

しかしその後、数日経っても新聞に良子の死体発見の記事が出ない。徐々に不安になってきたわたしは、長野県の地方紙を調べ始めたが、驚くべき記事がわたしの目に入った。
映画

愛のきずな
監督
坪島孝
脚本小川英
坪島孝
製作渡辺晋
五明忠人
出演者藤田まこと
園まり
音楽広瀬健次郎
撮影内海正治
編集武田うめ
配給東宝
公開 1969年2月15日
上映時間98分
製作国 日本
言語日本語
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映画タイトル『愛のきずな』。1969年2月15日公開。製作は渡辺プロダクション東宝、配給は東宝。現在はDVD化されている。原作と異なる結末を設定している。
ストーリー

旅行会社の総務課長代理・鈴木良平は、専務の娘と結婚していた。だが、何かと父の権威を笠に着る妻との生活は冷たいものであった。ある雨の夕方、良平は線は細いが可憐な女性・平井雪子と知り合う。乾いた家庭生活の代償に、良平は雪子に誠心誠意を尽くし、雪子も良平を深く愛するようになる。ところが、雪子には暴力的で目下服役中の夫がいた。これを知った良平は大きな衝撃を受け、夫と離婚し自分との再婚を望む雪子をなだめようとするが、雪子の決意は固かった。現在の生活の崩壊を怖れる良平は、悩んだ末、雪子を信州に連れ出し、ついに彼女の首を絞める。しかし、安心も束の間、雪子そっくりの記憶喪失の女性の存在を知り、良平は新たな恐怖に苛まれるようになる。
キャスト

藤田まこと(鈴木良平)

原知佐子(鈴木早苗)

吉田優香(鈴木美奈)

園まり(平井雪子)

佐藤允(平井健次)

山茶花究(葉室)

小栗一也(総務課長)

堺左千夫(宮田)

勝部義夫(貝塚)

大前亘(堀川)

北浦昭義(吉野)

川村真樹(女秘書)

上田吉二郎(政治家)

左とん平(出前持)

草川直也(監督)

松本染升(とん楽の主人)

上杉高也(尾行の若い男)

鈴木治夫(コロナの男)

関田裕(入学式の警官)

千石規子(煙草屋のかみさん)

生方壮児(エルムのマスター)

鈴木和夫西条康彦岩本弘司(あんちゃん)


スタッフ

製作 :
渡辺晋五明忠人

監督 : 坪島孝

原作 : 松本清張

脚本 : 小川英、坪島孝

音楽 : 広瀬健次郎

撮影 : 内海正治

照明 : 高島利雄

美術 : 育野重一

編集 : 武田うめ

録音 : 指田漸

整音 : 杉崎喬

製作担当者 : 篠田啓助

助監督 : 松本正志

スチル : 橋山直己

合成 : 三瓶一信

同時上映


喜劇 駅前桟橋

脚本池田一朗、監督杉江敏男、主演森繁久彌、製作東京映画

駅前シリーズ』第24作にして最終作。










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