たけしのコマネチ大学数学科
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たけしのコマ大数学科
ジャンル
教養番組 / バラエティ番組
企画コマ大PTA
木明梨須 (CX編成企画)
構成安達元一
たけうちきよのり
斉藤タカシ
Dr.コバ (ダンカンの知人)
ディレクター善本真也、前田真人
田川博之、高橋恵理香
出井由紀、佐藤忠 ほか
演出牧良昭 (EAST)
監修竹内薫中村亨
出演者ビートたけし
ポヌ・ジョジアヌ
ガダルカナル・タカ
戸部洋子(フジテレビアナウンサー
竹内薫
中村亨
木村美紀
ダンカン
〆さばアタル ほか
ナレーター鈴木まどか
エンディング歴代エンディングテーマ
製作
プロデューサー吉田宏 (EAST)
編集TMPザ・チューブ
制作フジテレビ
製作EAST (制作著作)

放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
回数323
公式サイト

第1期
放送期間2006年4月13日 - 2010年4月8日
放送時間木曜日 25:15 - 25:45
放送分30分

第2期
放送期間2010年4月12日 - 2013年9月23日
放送時間月曜日 25:10 - 25:40
放送分30分
特記事項:
協力:オフィス北野
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『たけしのコマ大数学科』(たけしのコマだいすうがくか)は、2006年4月13日から2013年9月23日まで、フジテレビで放送されていた教養バラエティ番組ビートたけし冠番組フジテレビ系列を中心に全国各地でも放送(後述)。2008年3月(第82回)までは『たけしのコマネチ大学数学科』の番組名で放送された[1]
概要

ビートたけし(番組内はマス北野名義)、現役東大生の女子2人、コマ大数学研究会(後述)の3組が、毎回1問ずつ出題されるさまざまな数学の問題に挑む。出題される問題は、おおむね高校数学レベルのものとなっている。ヒントとして毎回テーマが提示され、それが問題を解く上での手助けとなる(テーマに従わずに解いてもいい)。

テーマおよび問題提示から、その問題に関するコマ大生のロケVTR、続いてマス北野、東大生チーム10分間の解答時間を経て、解答解説という流れで進む。ただし、後期は解答解説の前にコマ大生のロケVTRを流す場合も見られた。

番組の最後には「コマ大フィールズ賞」(改題前は「コマネチフィールズ賞」)なるものが毎週選出され、3組いずれかにトロフィーが授与される。基本的には正解した組の中から顧問の判断により数学的に最も美しい解き方で解いた組が選ばれるが、全員不正解だったり、正解者がいても解き方が分かっておらずまぐれで正解した場合は不正解であっても正解に近い者や発想のユニークな者に与えられる。

第3回放送によると「第2回放送を終えた時点で、苦情は一つもなかった」とのことである。一方で第15回放送では「問題のレベルが落ちた」との声も紹介された。本当に数学が好きな人(数学マニアの人)から、番組に問題の解説や別解についての問い合わせがよくあるもののスタッフの誰も丁寧な説明できず、対応が大変だったという。

出題問題については公平を期すため、出演者全員に問題を伏せられた状態で収録に望む(コマ大生は事前にVTR収録をするためスタジオ収録時には問題を知っている)。マス北野の解答が若干早いのは他の出演者の解答を少しでも遅らせようと出題と並行して頭の中で解を行いながら茶々を入れたり、ギャグを入れ、解答を導き出しているからである[2]

番組当初は2本撮り収録をしていたが制作費削減のあおりを受け第83回目からは3本撮り収録をする形となり、入れ替わる東大生と違い、マス北野は1度の収録で3問解く事となったため収録3本目では疲弊しつつも問題に向き合っていた。

TBSの特別ドラマ『和田アキ子殺人事件』(2007年)にたけしとタカが出演した際、他局にもかかわらずこの番組の姿だった。

竹内薫吉田武の推薦で出演オファーがあり決定)によると、企画時点での仮番組名は『たけしが愛した数式』(映画『博士の愛した数式』をもじったもの)だったという[3]

第35回国際エミー賞にアジア代表としてノミネートされた[4]。通常月間平均視聴率18%以上の番組に贈られる「フジテレビ編成局長褒章」も特別に受章している。

また、番組を通じて数学の魅力を伝えたとして、2008年にたけしが日本数学会出版賞を受賞した[5]

2012年、本番組のフォーマットを使った番組en:Dara O Briain: School of Hard Sumsがイギリスで制作され放送された。

以前からハイビジョン制作(スタジオ映像やCGがHV対応、ただしアナログ放送ではみ出る画面左右の部分にテロップや文字を写さない)だったが、2008年12月1日のフジテレビ送出マスター更新をきっかけに、直後の12月4日深夜放送分からテロップも16:9に対応、アナログ放送ではレターボックス(画面上下に黒帯)で放送されている。

7年半の放送で2013年9月23日の323回目に最終回を迎え、1時間スペシャルで放送された[6]

これに伴い1991年2月から始まったビートたけしのフジテレビ深夜枠レギュラーが終了する事になったが、当番組終了から1年後の2014年10月17日にたけしのフジテレビ深夜番組が特別番組で復活。番組タイトルは『たけしのダンカン馬鹿野郎!!』。「北野ファンクラブ」を意識した番組で、出演者はたけし、ダンカン、玉袋筋太郎、〆さばアタル(旧芸名は雨空トッポ)、アル北郷、ビートきよし。当番組のほぼ同じスタッフ(監修の竹内・中村の両名は除く)で放送された。
出演者

基本的にはこの時間に放送されていた前番組『北野タレント名鑑』の出演者が引き続き担当している。
司会進行
ガダルカナル・タカ
問題解答の前に決め台詞を発しては、失笑を買うのがパターンとなっている。衣装は髭男爵ひぐち君の衣装の色違いである。

「Cogito ergo sum.(我思う故に我あり)」(ラテン語)(第1回放送-第10回放送)

「?ριθμο? κυβερνο?ν σ?μπαν(数は宇宙を支配する)」(ラテン語、ピタゴラス教団の言葉)(第11回放送-第23回放送)

「Mathematik heist Freiheit(数学は自由だ)」(ドイツ語)(第24回放送-第31回放送)

「Les mathematiques, c'est de l'art(数学は芸術だ)」(フランス語)(第33回放送-第42回放送)

「It's Math Time!」(第43回放送-第52回放送)

「一、二、算数、ダーッ!!」(第53回放送)

「(永遠に学びなさい)」(マハトマ・ガンディーの言葉)(第54回放送-第63回放送)

「βασιλικ?ν ?τραπον ?π? μαθηματικ?(数学に王道なし)」(第64回放送-第73回放送)

「明けマスて、おめでとうございマスタイム」(第74回放送)

「Gaude discere(学ぶことを楽しめ)」(第75回放送-第84回放送)

「Docendo discimus(教えることにより学ぶ)」(第85回放送-第93回放送)

「Fit via vi(道は力によって生じる)」(第94回放送-第105回放送)

「Il dado e tratto(サイは投げられた)」(イタリア語)(第106回放送-第115回放送)

「好者能精(好きこそものの上手なれ)」(第116回放送-第126回放送)

「Век живи век учись(ロシア語)(百年生きていたら百年勉強しなさい)」(第127回放送-)

現在は、「レッツ、(その日のテーマ)」と言うだけになっている。

戸部洋子(フジテレビアナウンサー
現場レポート。イントロを紹介するが、おそらく自分が何を言っているのか分かっていない。彼女の発案で知的に見えるとの理由で眼鏡を掛けての出演。解答時間中はCCDカメラにより解答者の様子をレポートする。
マス北野チーム最終回までのフィールズ賞獲得回数は120回。
マス北野


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