たかが黄昏れ
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花沢 健吾
生誕 (1974-01-05)
1974年1月5日(50歳)
日本青森県八戸市
国籍 日本
職業漫画家
活動期間2004年 -
ジャンル青年漫画成人向け漫画
代表作『ルサンチマン
ボーイズ・オン・ザ・ラン
アイアムアヒーロー
アンダーニンジャ
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花沢 健吾(はなさわ けんご、1974年1月5日 - )は、日本漫画家青森県[1]八戸市出身、東京都在住。既婚。妻はアシスタント兼漫画家の岡本ジュリー。
経歴

青森県立八戸南高校[2]卒業後、大学受験にすべて失敗し、家族とともに上京。コンピューター関係の専門学校に進学し、プログラムを学ぶ[3]印刷会社に就職し、3年間勤務した後、魚戸おさむアシスタントを経験。

2004年に『ルサンチマン』(『ビッグコミックスピリッツ』)でデビュー[1]。同作にて2006年、第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞話題賞を受賞。

過去に「花澤健吾」と「花沢けんご」の2種類のペンネームで短編を発表している。

『ボーイズ・オン・ザ・ラン』と『アイアムアヒーロー』は実写映画化された。

『ビッグコミックスピリッツ増刊Casual』にて『なで☆シコ』を不定期で連載中。

2012年(平成24年)2月には『アイアムアヒーロー』が第58回(平成24年度)『小学館漫画賞』一般向け部門受賞をする。

2013年6月26日放送の『ニノさん』にて、ビッグコミックスピリッツの担当編集者とともにスタジオ出演。

2018年7月、『週刊ヤングマガジン』にて『アンダーニンジャ』、『ビッグコミックスペリオール』にて『たかが黄昏れ』を2誌同時に連載中だったが、後者は1巻が出た後に休載となり、連載再開の目処は立っていない[4]

作風

いわゆる「非モテ」もしくは「
ヘタレ」のさえない平凡な青年を主人公としている。

花沢は「今の日本って女尊男卑じゃないですか。女性専用のスパゲッティ屋ができたとか聞くと、最悪にムカつきますね。男性が優遇されまくっている逆転した世界みたいなものを描いてみたいですね[5]」と述べており、『なで☆シコ』においては、女性に兵役が課せられる一方で、男性は20歳で年金を受給するなど、「男性が優遇されまくっている逆転した世界」が徹底的に描かれている。

非モテ独身男を主人公に据えながら、花沢自身は既婚者である。妻である岡本ジュリーは花沢健吾を描いたコミックエッセイ『アシ妻物語』を描いているが、『私が弱音を吐くと、すぐ自分と比べる。岡本「私、今37時間起きてんですよ…あなたは仮眠したかもしれないですけどね」』などと妻が家事をしながら、アシスタントとして酷使されている。同作でブラック企業の経営者のように我儘な花沢の言動を読めるが、「非モテ独身男」の作風のイメージを裏切らないよう、花沢が既婚者である事はあまり公に語られない。

新井英樹をリスペクトしており、同著者の『宮本から君へ』の愛蔵版発売に際しては、2巻の帯に、「僕にとって聖書みたいなもんである」という内容のコメントを寄せている。

作品
漫画

ルサンチマン(2004年 - 2005年、ビッグコミックスピリッツ小学館

ボーイズ・オン・ザ・ラン(2005年 - 2008年、ビッグコミックスピリッツ、小学館)

なで☆シコ(2007年 - 不定期連載中、ビッグコミックスピリッツ増刊Casual、小学館)

チンパー(2009年 - 不定期連載中、モーニング、講談社)

アイアムアヒーロー(2009年 - 2017年、ビッグコミックスピリッツ、小学館)

アイアムアヒーロー in OSAKA(2015年、やわらかスピリッツ、小学館)※原作担当。作画は本田優貴

アイアムアヒーロー in IBARAKI(2016年 - 、やわらかスピリッツ、小学館)※原作担当。作画は富士沢一矢。

アイアムアヒーロー in NAGASAKI(2016年 - 、やわらかスピリッツ、小学館)※原作担当。作画はにしだけんすけ。


特火点 花沢健吾短篇集(2012年、ビッグコミックススペシャル、小学館)

アンダーニンジャ(2018年 - 連載中、週刊ヤングマガジン講談社


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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