それいけ!アンパンマン
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、テレビアニメについて説明しています。原作の絵本については「アンパンマン」をご覧ください。
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}アンパンマン > それいけ!アンパンマン

アンパンマン


ジャンル.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

ファンタジー

コメディ

冒険

アクション

幼児向けアニメ

アニメ:それいけ!アンパンマン
原作やなせたかし
監督永丘昭典
脚本米村正二ほか
キャラクターデザイン山田みちしろ前田実
音楽いずみたく近藤浩章
アニメーション制作トムス・エンタテインメント[注 1]
製作日本テレビ(企画・制作)
トムス・エンタテインメント[注 2]
放送局日本テレビほか
放送期間1988年10月3日 - 現在
話数1627
その他字幕放送1996年4月1日 - )
解説放送2008年4月4日 - )
ハイビジョン制作2010年4月2日 - )
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『それいけ!アンパンマン』は、やなせたかしの絵本『アンパンマン』を原作としたテレビアニメ

以下に挙げる放送日時は、特記しない限り関東地区のデータである。
あらすじ

「パン工場」に住むパン作りの名人・ジャムおじさん。彼は“心を持ったあんパン”を作りたいと思っていたが上手くいかずに困っていた。

ある夜、夜空の流れ星がパン工場のパン焼き窯に降り注ぐ。この「いのちの星」があんパンに宿り、アンパンマンが誕生したのだった。

アンパンマンは、困っている人がいればどこへでも飛んで行き、お腹を空かせて泣いている人には自分の顔を食べさせてくれる正義のヒーロー。そんなアンパンマンをやっつけるために誕生したのが、「バイキン星」からやって来たばいきんまんであった。
概要「アンパンマン」も参照

以前より複数のテレビ各局やアニメ制作会社がアンパンマンのアニメ化を企画したがどこも最終段階で立ち消えとなっていたが、1985年(昭和60年)に東京ムービー新社(現・トムス・エンタテインメント)と日本テレビがほぼ同時にやなせへアニメ化を申し出て[1]1988年(昭和63年)10月3日日本テレビで放送開始。企画した山崎敬之によると日本テレビサイドが提示した条件[注 3]をやなせが拒否し続けたために放送開始が2年近くも遅れたという[2]。当初はテレビ業界的にかなり不安視されており、上述の件でスポンサーに内定していた山崎製パンが放送直前に降板したため、急遽他の玩具会社などが提供することとなったり[3][注 4]、ネット局も日本テレビなどの数局のみで2クール(半年)・全24話で終了する条件であったことや昭和天皇の病状が悪化したことによる自粛ムードで新番組の告知やイベントも余り出来ないまま、番組がスタートするなどの逆境を余儀なくされるが[8][9][1]、予想以上の高視聴率と人気を獲得したことや文化庁からテレビ優秀映画の表彰を受けたことから、1989年(平成元年)4月3日からは放送期間の延長と放送エリアの拡大が決まった[1]。そして現在に至るまで35年にわたり、放映され続ける長寿番組として定着し、2009年(平成21年)8月29日放送分でレギュラー放送1000回を達成。2018年(平成30年)10月で放映開始30周年を迎えた[注 5]

また、日本で現在レギュラー放送されているテレビアニメでは『サザエさん』(フジテレビ系、1969年開始)と『ドラえもん』(テレビ朝日系、1979年開始。2005年にリニューアル)に次いで3番目に長寿のアニメ作品である。

延長後の1989年4月からはネット局が本格的に拡大され、数年後には日本テレビ系列局のない佐賀県以外の全ての都道府県で放送されるようになったが[注 6]、ネットワークセールス化には至っておらず、もっとも長い期間ローカルセールスで放送されているテレビアニメでもある[注 7]

関東地区では当初は月曜日、1996年から金曜日(2016年度より午前11時台前半)に放送されており、「アンパンマンとクリスマスの谷」で最高視聴率 15.4%(1989年12月25日(月曜日)放送)を記録。視聴率は1988年から2000年9月までは6% - 12%程度を保っていた(1996年に月曜5時台から金曜5時台へ移動)。しかし、2000年10月から金曜4時台に移動した2000年10月 - 2007年には5% - 6%程度になり、さらに2008年以降は放送開始以来初の4%以下、夕方時代末期以降は2%以下と低くなっている[注 8]。アニメ番組としては低い水準にあるが[注 9]、関連商品の売れ行きが好調のため、放送は長期化している[10]

2010年4月2日の第1029話『クリームパンダとホッチンワニ』『ダテマキマンとおことちゃん』からはハイビジョン製作に移行している。

2013年10月に原作者のやなせが逝去し、日本テレビプロデューサーの中谷敏夫は当時「先生がアイディアを提案して、それをスタッフが実際にアニメとしての形を作っていく製作工程だった。お亡くなりになり、その現状のままでのアニメ製作ができなくなった」として今後の放送は白紙状態であるとコメント[11] した。翌2014年、やなせを偲ぶファンセレモニー「ありがとう!やなせたかし先生 95歳おめでとう!!」の場において関係者各位が「アニメは継続される」と発言、シリーズ終了の事態は回避された[12]

なお、やなせは生前、放送1000回を迎える時期に受けた新聞取材で「俺が死んでも(このアニメは)終わりません。誰かが続けるでしょう。永遠に」と言及しており、自分以外の手により、制作が続けられることを容認している[10]

2016年6月30日、フレーベル館、トムス・エンタテインメント、日本テレビの3社は、番組放送開始日である10月3日を「アンパンマンの日」と制定した[13]。番組内ではこれを記念した特別オープニング映像が期間限定で放送された(後述)他、汐留・日本テレビ本社社屋では10月3日から10月10日まで関連イベント「それいけ!アンパンマンフェスティバル」が開催された。

2017年1月から6月までは日本テレビの深夜アニメ枠が消滅状態となったため、本作が唯一の日本テレビ製作の30分尺アニメとなっていた。また、日本テレビ製作の新作テレビアニメとしては2019年4月から6月、2020年4月から12月[注 10]、2022年10月から2023年3月[注 11]においても本作のみの放送となっている。

2020年3月24日に1500回目の収録を迎える[14]も、3月末の収録(第1501回)[15]をもって2019新型コロナウイルスの影響を受け、4月以降のアフレコ作業が中止となった[16]ため、5月8日から再放送となった。その後、6月末からアフレコ作業を再開し[17]、8月から新作の放送を再開した。
フォーマット

毎回1週間の放送につき前半と後半に分けて2つのエピソードを組むのが基本であり、かつては不定期で1話構成のエピソードも放送されていたが年々放送回数が減少し、2008年以降は毎年10月第1週のみの放送に限られている[注 12]。サブタイトルもパターン化されており、大半は「〇〇(キャラクター)と〇〇(キャラクター、もしくはその話でメインとなる場所)」(「アンパンマンと〇〇」は新キャラクター登場回に使用されるときが多い)となっているが、例外も多くある。

1993年10月11日からはステレオ放送(全ネット局)、1996年4月1日(第373回)からは字幕放送(一部のネット局のみ)を開始。字幕放送では、主な視聴者層である幼児に合わせ、全ての文章がひらがなとカタカナで表記されている(長音は波ダッシュ「?」で表記[注 13])。テレビの字幕はアンパンマンのセリフが黄色、ばいきんまんのセリフが緑、主役を務めるキャラクターのうちの一人のセリフが水色[注 14]、その他のキャラクターのセリフが白で表示される。

番組放送開始当初の作画方式は、セル画によるフィルム撮影で放送されたが、2000年平成12年)11月10日放送分(第588回)より本編とオープニングアニメーションの作画方式をデジタルアニメーション制作に移行した[注 15]。その一方で、当初一部のエンディングとアイキャッチ、サブタイトルのアニメーションは、セル画の映像のまま継続して放送されていた。

2008年4月4日放送分(第933回)からは解説放送も開始した(キッズステーションおよびBS日テレを除く全ネット局)。詳細は後述

地上デジタルテレビ放送が全国に広がって以降も画面比4:3における標準画質による制作が続いていたが、ハイビジョン放送の開始は他作品より遅く、2010年4月2日放送分(第1029回)よりようやくハイビジョン放送に対応した(アナログ放送では画面比16:9のレターボックス放送[注 16]。ハイビジョン化に伴い、各コーナーのアニメーションが全て刷新され、全編デジタル制作となった。2011年7月22日の劇場版『ブラックノーズと魔法の歌』(後編)の放送を最後に、アナログでの放送は終了した[注 17]

オープニングテーマの前と次回予告(および提供バック)の後で視聴者からの似顔絵をそれぞれ一枚ずつ紹介するコーナーを設けている。イラストコーナーでは、毎回アンパンマンによる「みんなの似顔絵で、元気100倍アンパンマン!」(OP前)、「みんな、似顔絵ありがとう。また見てね!」(次回予告後)の声が入る。なお、似顔絵は現在も募集中。似顔絵コーナー開始以前のオープニングとして、1990年代初期頃は「中央児童福祉審議会推薦・文化庁テレビ優秀映画奨励」のクレジットが表示されていた。似顔絵コーナーは90年代後半から開始されたが、2000年頃に一旦中断。その期間は「アンパンマンミレニアムメッセージ」と題し、視聴者からの応援メッセージ(ビデオレター)が紹介されていた。

提供バックでは1900年代中頃からBGMに『勇気の花がひらくとき』やキャラクターソングが使われ、バックのアニメーションも歌っているキャラクター毎に異なるものが数種類使われていたが、2010年4月のハイビジョン化後は、『アンパンマンのマーチ』のアレンジ版に変更され、アニメーションもアンパンマンとばいきんまんが草原の上で寝そべっているものに変更された。放送開始時から1900年代初期まではブルーバックで、BGMは『勇気りんりん』が使われていた。

次回予告はアンパンマンによるナレーションで行われる。BGMは『アンパンマンのマーチ』のインストゥルメンタル。一週二話の場合、内容はAパートのみしか予告されないが稀にBパートの内容が紹介されることもある。予告内容の最後は「ところが(そこへ)、ばいきんまんが現れて大変なことに!」と締め括られることが多い[注 18]。新キャラクターが登場する際は「今度、僕たちの新しい仲間が登場するよ」などと前置きされる。なお、キッズステーションを除いて予告時には字幕放送は表示されない。

ブルーバックで次回のサブタイトルを表示後、ジャムおじさんとバタコさんによる「それ!いけ!アンパンマーン!」の掛け声と共にアンパンマンと大勢のキャラクターが登場するアニメーションで締め括られる[注 19]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:293 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef