その着せ替え人形は恋をする
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その.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする
ジャンル
青年漫画ラブコメディコスプレ
漫画
作者福田晋一
出版社 スクウェア・エニックス

その他の出版社
カナ
Editorial Panini
エディツィオニBD
Studio JG
東立出版社
素美メディア
Luckpim

掲載誌 ヤングガンガン
レーベル ヤングガンガンコミックス
発表号2018年3号 -
発表期間2018年1月19日[1] -
巻数既刊13巻(2024年5月23日現在)
アニメ
原作福田晋一
監督篠原啓輔
シリーズ構成冨田頼子
脚本冨田頼子
キャラクターデザイン石田一将
音楽中塚武
アニメーション制作CloverWorks
製作「着せ恋」製作委員会
放送局TOKYO MXほか
放送期間2022年1月9日 - 3月27日
話数全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『その着せ替え人形は恋をする』(そのビスク・ドールはこいをする)は、福田晋一による日本青年漫画。『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)にて2018年3号から連載中[1]。略称は「着せ恋」[2](きせこい[3])。2023年10月時点で単行本の累計部数は1000万部を突破している[4]

実家が雛人形店を経営し、雛人形の顔を制作する頭師(かしらし)という職業を営む祖父を持つ環境が影響し、雛人形制作が趣味となった男子高校生と、見た目はギャルだがコスプレ好きのオタク美少女がコスプレ衣装作りを介して親密になっていく様を描く[5]
あらすじ
プロローグ
祖父の家が雛人形屋で、幼い頃から「雛人形の頭師」を目指す高校1年生・五条新菜は、男子ながら
雛人形が好きという趣味のためか、小学校からずっと友達がおらず、ひたすら雛人形と向き合う毎日だった。
初めてのコスプレ
1学期のある日、学校で雛人形用の衣装を作っていたところを同級生の喜多川海夢に見られる。かねてよりコスプレ願望を抱きながらも、自分では衣装を上手に作ることができなかった海夢は、新菜の裁縫に感銘を受けコスプレ衣装の制作を依頼する。新菜は戸惑いながらも、海夢の熱意に絆されコスプレ衣装の製作に取り掛かる。衣装完成後、海夢は新菜を誘ってコスプレイベントに参加し、コスプレイヤーとしてデビューする。その帰り道の電車の中、新菜はイベントでの海夢について「奇麗だった」と呟く。この言葉は新菜にとって特別な褒め言葉であり、彼の呟きを耳にした海夢は恋に落ちてしまう[6][7]
ジュジュ姉妹との合わせ
一方、新菜が作った衣装はSNSを通じて乾紗寿叶(ジュジュ)というコスプレイヤーの目に留まる。新菜の衣装に惹かれた紗寿叶は、彼にコスプレ衣装をオーダーし、話を聞きつけた海夢の提案で、海夢と紗寿叶による合同コスプレ撮影、「合わせ」が行われることになる。3人は、紗寿叶の妹で撮影担当の心寿を交えて準備を進めていくが、新菜は心寿が密かにコスプレ願望を抱いていることを知り、並行して心寿の衣装の準備にも取り組む。そして撮影当日、海夢と紗寿叶の前にコスプレ姿の心寿が現れ、合同コスプレ撮影は大成功に終わる[8]
文化祭でのコスプレ
その後も、新菜と海夢はコスプレ衣装づくりを通じて仲を深めてゆき、コスプレイベントにも積極的に参加するようになり、コスプレを通じた新たな友人も作る。そして、学校では初めての文化祭を迎えるにあたって、コスプレもOKなミスコンイベントがあることを知り、海夢が出場することになってクラス全員で一番を取ろうと盛り上がる。また海夢の衣装とメイクを新菜が担当することがクラスに知れ渡り、新菜の技術が評判になったこともあって、それまでクラスで孤立気味だった若菜もクラスの皆と打ち解ける[9]
造形物作り
新菜はコスプレ用の小道具や装飾物といった造形物作りにも興味を持ち、ネットで知り合った緒方旭(アキラ)というコスプレイヤーに教えを請う。また話の流れで、海夢とジュジュ姉妹、またコスプレで知り合った友人達が、ホラーゲームの衣装合わせコスプレ撮影を行うことになる。この撮影で新菜はホラー用の小道具制作を引き受け、アキラから教えてもらいながら共に造形物制作を行う。一方、海夢のコスプレ友達でアキラの友人でもある都と涼香は、ジュジュが自身の「低身長で童顔」を気にしてコスプレすることを避けているキャラがあることに気がつき、身長や顔つきを誤魔化して撮影するテクニックを披露し、ジュジュにコスプレさせる。ホラーゲームコスプレの撮影は、ジュジュが妹のためにホラーが苦手なのを隠して無理に参加していた結果倒れかけたり、海夢を避けていると思われていたアキラの行動が、実は海夢を「推し」すぎだったためで、海夢とツーショットで撮影できた結果とうとう感極まり泣き出したりしてしまうということも起こったが、無事に終わる。
冬コミ参加
冬コミにコスプレで参加するという話になった海夢だが、造形物作りにさらに興味を持った新菜は、その機会があるコスプレがないか尋ねると、海夢は漫画『天命』のハニエルというキャラを挙げる。その漫画を読んだ新菜は作品にすっかり魅せられ、ハニエルをどう再現するかに没頭。徹底的なこだわりでハニエルを再現する。海夢がその衣装で冬コミにコスプレ参加したところ、キャラになりきった海夢の立ち振る舞いも相まって、物凄い人混みができるほどの人気となり、撮影した人がSNSに公開した写真は原作者の目に留まるほど話題となる。さらにはプロのコスプレイヤーモデルにならないかというスカウトが海夢に来るまでになったが、そんな海夢を見ていた新菜は複雑な心境だった。
登場人物

声の項はテレビアニメ版の声優
主人公とヒロイン
五条 新菜(ごじょう わかな)
声 -
石毛翔弥[10]高柳知葉(幼少期)本作の主人公である男子高校生[11]。3月21日生まれ[12]岩槻の老舗人形店「五条人形店」の若旦那。1年5組に在籍。大柄な体格で身長は185cm以上もある。堂々たる体格に反して自己評価が極端に低く、引っ込み思案で自己主張も苦手。一人っ子で両親を早くに亡くしており[注 1]雛人形職人の祖父と二人暮らしのため、家事も一通りこなす。将来の夢は、祖父と同じく雛人形の顔(頭)を作る職人「頭師(かしらし)」になること[11]。他の人から都度「真面目」と突っ込まれるほど生真面目な性格で、例え同級生でも女子に対しては苗字を「さん」付けで呼び、敬語で話す。しかし、真面目過ぎる性格が災いして、例え自分が辛くても無理をしてしまう事が少なからずある。趣味と練習を兼ねて幼いころから雛人形やその衣装の制作をしている[11]。そのため、裁縫に長けている[6]ほか、海夢のコスプレ衣装を製作するようになってからはメイクもできるようになった。幼いころに仲良しだった女の子に自身の雛人形趣味を否定され絶交された苦い思い出があり[11]、そのトラウマから自分の趣味や気持ちを隠すようになり、海夢との接点ができるまで友達と呼べる相手もまったくいなかった。また、初めて雛人形を見た時の感動から「奇麗」という言葉が特別な物に対する言葉となり、心から思った時でないと言えない。自宅兼作業場にあった年代物のミシンが故障したことで、翌日の放課後にこっそりと学校の被服実習室のミシンを拝借し雛人形の衣装を製作していたところ、自宅にミシンがないため同じように被服実習室でコスプレ衣装を作りに現れた海夢と出くわしたことで、海夢と接点ができる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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