その男ゾルバ
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この項目では、アメリカ合衆国の映画作品について説明しています。ミュージカルについては「その男ゾルバ (ミュージカル)」をご覧ください。

その男ゾルバ
Zorba the Greek
(Alexis Zorbas)
監督マイケル・カコヤニス
脚本マイケル・カコヤニス
原作ニコス・カザンザキス
製作マイケル・カコヤニス
アンソニー・クイン[1]
出演者アンソニー・クイン
アラン・ベイツ
イレーネ・パパス
リラ・ケドロヴァ
音楽ミキス・テオドラキス
撮影ウォルター・ラサリー
編集マイケル・カコヤニス[2]
製作会社20世紀フォックス
配給20世紀フォックス
公開 1964年12月17日
1965年9月25日
上映時間142分
製作国 イギリス
ギリシャ
アメリカ合衆国
言語英語
ギリシャ語
フランス語
製作費$783,000(見積値)[3]
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『その男ゾルバ』(そのおとこゾルバ、原題: Zorba the Greek[4])は、ギリシャの作家ニコス・カザンザキスの小説『その男ゾルバ(英題:Zorba the Greek)』を原作とした1964年イギリスギリシャアメリカ合作映画。

第37回アカデミー賞において助演女優賞リラ・ケドロヴァ)をはじめ3部門を受賞(ノミネートは7部門)。

主人公アレクシス・ゾルバは実在の鉱山労働者ヨルゴス・ゾルバス(en:George Zorbas、1867年 - 1942年)をモデルとしている。目次

1 ストーリー

2 キャスト

3 受賞・ノミネート

4 脚注

5 外部リンク

ストーリー

英国人作家バジルは、ギリシャ人の亡父が遺した亜炭炭鉱を再開するためにギリシャにやって来る。目的地のクレタ島行きの船を待つ間、気のいいギリシャ人の男ゾルバと知りあったバジルは、採掘場の現場監督としてゾルバを雇うことにする。炭鉱近くの村に着いた2人は、フランス人のマダム・ホーテンスが経営する安ホテルに泊まることにするが、女好きのゾルバはすぐにマダムと懇ろになる。一方、バジルは村の中で孤立している美しい未亡人を氣に掛ける様になる。

ところが未亡人に一方的な想いを寄せていた村の青年パブロが2人の仲を知って自殺すると、村人らは一斉に未亡人を目の敵にして石を投げつけ、男たちは刺し殺そうとまでする。バジルがゾルバを呼び寄せて、ゾルバが何とか未亡人を助け出そうとするが、目を離した隙にパブロの父親が未亡人を殺してしまう。彼女を救うことはおろか、何もできなかったバジルとゾルバは強く打ちのめされる。

ゾルバは成り行きでマダムと婚約することになるが、マダムは病に倒れ、ゾルバの腕の中で亡くなる。死者の財産を勝手に奪い取って良いという村の風習に従い、村人らは嬉々としてマダムの家からありとあらゆるものを奪い去って行く。

ゾルバの発案で建設された、森から切り出した木材を山から滑り下ろすケーブルは、竣工式での試運転で倒壊する。全てを失ったにもかかわらず少しも動じることのないゾルバの姿に感激したバジルは、ゾルバにギリシャのダンスを教えてくれる様に願い出た。ゾルバはクレタ島の明るい太陽の下で悠々とダンスを踊り始めるのであった。
キャスト

アレクシス・ゾルバ -
アンソニー・クイン(北村和夫): 楽天的でバイタリティ溢れる自由な男。

バジル - アラン・ベイツ(江守徹): 英国人作家。父親はギリシャ人。ゾルバを気に入り、亡父の遺した採掘場の現場監督にする。

未亡人 - イレーネ・パパス: 村の中で孤立している美しい未亡人。村の男らには全く見向きもしなかったが、バジルと愛し合うようになる。

マダム・ホーテンス - リラ・ケドロヴァ: 安ホテルの女主人。フランス人。元高級娼婦。過去の華やかな記憶に縋って生きている。なお、フランス語では「オルタンス」と発音する。

日本語吹替:初回放送1971年8月28日 NHK教育 15:00?17:00

受賞・ノミネート

映画祭・賞部門候補結果
アカデミー賞作品賞ノミネート
監督賞マイケル・カコヤニス
主演男優賞アンソニー・クイン
助演女優賞リラ・ケドロヴァ受賞


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