せんだいメディアテーク
sendai mediatheque
2005年6月撮影
情報
用途図書館・イベントスペース・ギャラリー・スタジオ
設計者伊東豊雄
構造設計者佐々木睦朗[1]
設備設計者総合設備計画、大瀧設備事務所、イーエスアソシエイツ
施工熊谷組・竹中工務店・安藤建設・橋本
せんだいメディアテーク(英: sendai mediatheque)は、宮城県仙台市青葉区にある公共施設である。定禅寺通り沿いにある。仙台市民図書館、イベントスペース、ギャラリー、スタジオなどからなる。2001年(平成13年)1月に開館した。特殊な構造の建築物であり、建築家の伊東豊雄の代表作品の一つでもある。2019年(令和元年)7月現在の館長は鷲田清一。 「メディアテーク」はフランス語の mediatheque (フランス語発音: [medjat?k] メディヤテック)に由来し、「メディアを収める棚」あるいは「視聴覚資料室」を意味している。 様々なメディアによる情報を収集、保管し、それらを市民に提供すること、また、美術や映像に関わる文化活動の場となることを目的として、せんだいメディアテークは設置された[3][4]。書籍に加えてビデオテープやDVD、CDやCD-ROMなどのメディアがここに収集、保管されている。それを、来館者へ提供する図書館機能などの他、ウェブページでの提供や、視聴覚障害者に対するバリアフリー事業なども行われている。 メディアテークは仙台市教育委員会が管轄する施設であるが、指定管理者制度により、仙台市市民文化事業団がここの管理および運営を担っている[5]。 せんだいメディアテークの建設は、1989年(平成元年)に宮城県芸術協会によって行われた、大型ギャラリー中心の美術館建設の陳情を端緒とする。1992年(平成4年)に新市民ギャラリーを建設する方針が決定し、さらに新市民ギャラリーに仙台市民図書館を併設することになり、1993年(平成5年)に建設検討委員会から仙台市長石井亨に建設基本構想が提出された[6]。建設場所は、仙台市営バス・定禅寺通車庫の跡地、および、仙台観光 この建築設計競技の際、審査委員長に任命された磯崎新より、単なる図書館とギャラリーの複合体だけではなく、本のみならず映像や音楽などあらゆるメディアの収蔵、閲覧、鑑賞ができる「メディアテーク」にするという提案がなされた。設計競技の結果、1995年(平成7年)に伊東豊雄が最優秀者として選ばれた。
名称・運営
歴史