せと観光ボート有限会社
Seto Sightseeing Boat Co.,Ltd.三原・今治航路のせとひめ(2代) (2003年)
種類有限会社
本社所在地 日本
〒737-0845
愛媛県今治市東門町5丁目1-13
業種海運業
法人番号9500002024335
せと観光ボート(せとかんこうボート)は、高速船を運航する海運会社である。1999年から2011年にかけて、他社の廃止航路を代替する形で定期航路を運航したが、2023年現在、定期航路からは撤退している。 2011年8月21日まで一般旅客定期航路を運航していた[2]が、撤退し、海上タクシーなどの運航に事業を縮小した。すべて旅客船(高速船)による運航である。
会社概要
本社 広島県呉市[1]。
主要事業 海上タクシー、ダイバー船、観光貸切船
かつて運航していた航路
三原港 - 今治港
瀬戸内海汽船と昭和海運による三原・今治国道フェリーの廃止を受けて開設された。1999年3月1日運航開始[3]、2007年1月20日運航休止。
仁方港 - 宮盛港(上蒲刈島) - 豊島港 - 久比港 - 大長港 - 今治港
山陽商船・広今あきなだ高速の(広島・呉 -) 大長 - 今治航路の廃止を受けて開設された。2008年11月20日、下記の航路に変更。
川尻港 - 豊島港(豊島) - 久比港(大崎下島) - 大長港(大崎下島) - 今治港
豊島大橋開通に伴い航路の存廃が取りざたされていたが、本州本土側の発着港を、JR呉線の駅が近い川尻港に移して乗客増を図っていた。2010年12月1日、下記の航路に変更[4]。
呉中央桟橋 - 豊島港(豊島)- 大長港(大崎下島)- 御手洗港(大崎下島)- 今治港
広島市方面への連絡が容易なJR呉線の呉駅に近い呉中央桟橋を発着港に変更した[4]。2011年3月23日をもって、呉中央桟橋 - 豊島港(豊島)間の運航を廃止した[1]。
大長港(大崎下島)- 御手洗港(大崎下島)- 今治港
定期航路の最終形態。2011年3月24日から2011年8月21日まで運航を行った[1][2]。
船舶
スーパーせと[3]
1997年竣工、10総トン、旅客定員12名1999年3月1日、三原 - 今治航路に就航。
せとひめ (初代)
せとゆき
せとゆき[5]
1999年7月13日竣工、大本造船建造。14総トン、全長14.9m、幅3.1m、深さ1.5m、ディーゼル2基、機関出力820ps、航海速力35ノット、旅客定員12名「スーパーせと」に代わって三原 - 今治航路に就航。引退後、大生汽船に売船、「みしま8号」として就航。
せとひめ (2代)
2003年竣工、瀬戸内クラフト建造。18.00総トン、全長17.00m、幅3.70m、深さ1.70m、いすゞ UM6HE1TCY×2基、機関出力265kW×2、最大速力30.20ノット、旅客定員43名
ゆきひめ
2010年竣工、大本造船
脚注^ a b c “せと観光ボート有限会社のダイヤ変更について”. 国土交通省四国運輸局 (2011年3月3日). 2015年5月9日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2011年4月1日閲覧。
^ a b “ ⇒大長?今治航路が廃止 豊島大橋の開通で利用客減少”. 47NEWS (2011年8月21日). 2011年8月22日閲覧。[リンク切れ]
^ a b 世界の艦船 第556集 1999年8月号 P.110 (海人社)