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『すべて君たちのせいさ All Because Of You Guys』
チューリップ の カバー・アルバム
リリース1976年6月5日
2008年7月2日(再発)
ジャンルリバプールサウンド
時間35分55秒
レーベルEXPRESS
JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント(再発)
CD:VICL-62848
チューリップ カバー・ アルバム 年表
すべて君たちのせいさ All Because Of You Guys
(1976年)We believe in Magic Vol.1
(1997年)
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『すべて君たちのせいさ All Because Of You Guys』(すべてきみたちのせいさ オール ビコーズ オブ ユー ガイズ)は、チューリップによるビートルズのカバー・アルバム。1976年6月5日発売[1]。ジャケットに記されたタイトルでは、「ALL BECAUSE OF YOU GUYS すべて君たちのせいさ! '76初夏号」となっている。 デビュー当時からビートルズを意識した楽曲作りを行い、日本のビートルズと称されていたこともあったチューリップによる、ビートルズのカバー・アルバムである。財津和夫は、本盤を制作した理由は「頭の中に一杯のビートルズを一回ここで整理しよう、思いっきりコピーして親離れ」するためだったと語っている[2]。 A面1曲目とB面8曲目のみオリジナル楽曲(ただし、ビートルズを意識した全英語詞)で、あとはビートルズの楽曲を忠実にカバーしている。特に財津和夫が「日本のポール・マッカートニー」として扱われていた時期もあったことから、本作でカバーした楽曲は2曲(「I NEED YOU」と「WAIT」)を除きオリジナルでポールがボーカルをとる楽曲である。財津は、選曲は迷ったが、「コピーしやすくあまり文句言われない簡単な曲を選んだ」と語っている[2]。 ジャケットはピンクを背景にし、文字を多く入れた漫画雑誌の表紙の様なデザインで、メンバーの似顔絵以外にも、ビートルズの4人の似顔絵も描かれている。制作に当たっては、キャラクターをまねた漫画家の許可を取ったという[2]。 アルバムオリジナルの楽曲の2曲(「ALL BECAUSE OF YOU GUYS ?PROLOGUE」と「ALL BECAUSE OF YOU GUYS ?EPILOGUE」)で作詞および作曲にクレジットされているCALROS ALPACAは当時シンコーミュージックに所属していたピーター・バラカンのことで、英語の発音指導等を行ったほか、B面7曲目の『Hey Jude』のレコーディングにも参加している。ジャケットにも、ピーター・パン風の似顔絵が描かれているが、キャプションは「ピーター」となっている[2]。 チューリップはこのアルバムを契機に、ビートルズへの傾斜からは脱却して独自の路線を志向することとなった。 SIDE A
解説
収録曲
LPレコード
ALL BECAUSE OF YOU GUYS ?PROLOGUE
作詞/作曲:CARLOS ALPACA・財津和夫 ボーカル:財津和夫
オリジナル楽曲で、ビートルズとその音楽を聴いた自分達について歌っている。
WE CAN WORK IT OUT
作詞/作曲:Lennon-McCartney ボーカル:財津和夫
YOUR MOTHER SHOULD KNOW
作詞/作曲:Lennon-McCartney ボーカル:財津和夫
I NEED YOU
作詞/作曲:George Harrison
アルバム中、唯一のジョージによる作品である。
曲の冒頭には安部俊幸によるシタールが挿入されており、ジャケット裏面のこの曲の部分には「SITAR FRAGMENT」の文字が入っている。