じんだい
国際標識番号1986-061C
じんだい(磁気軸受フライホイール実験装置、Magnetic Bearing Flywheel Experimental System - MABES)は日本の人工衛星。磁気軸受フライホイール実験装置の無重量下での実験を行った[2]。日本の人工衛星としては珍しい、旧NAL(航空宇宙技術研究所、現・JAXAの航空技術部門 他)による制作である。現在も軌道上にあり、その後の移管により、現在はJAXA所属である。
1986年8月13日、日本の宇宙機打上げでは初であったピギーバックの相乗りペイロードとして、本務衛星の「あじさい」と、もう1機の相乗りペイロードで日本のアマチュア無線組織によるアマチュア衛星(JAMSAT)の1号機である「ふじ」とともに、NASDAのH-Iロケット1号機の打上げで、種子島宇宙センターより打ち上げられた。
2段目に分離機構無しで取り付けられた、いわゆる「構体ペイロード」であった[3][4]。二次電池を搭載していたが、太陽電池などの充電機構は持っておらず、所期の目的である磁気軸受フライホイール実験装置の無重量下での実験の後、システムはシャットダウンされ、運用は終了した。実験終了後の軌道の変更等は特に行わなかったため、(H-Iロケット1号機の2段目ともども)低軌道を2017年現在も周回している[1]。
名前の由来は、本機の研究・開発・制作の主体であったNALの近所にある深大寺(じんだいじ)。
参考文献・注^ a b c d e f “ ⇒H-1 R/B(MABES)”. REAL TIME SATELLITE TRACKING. 2017年7月17日閲覧。
^ “人工衛星・探査機”. JAXA. 2010年3月18日閲覧。
^ “ ⇒MABES (Jindai)”. GUNTER'S SPACE PAGE. 2013年8月13日閲覧。
^ そのためか、打上げ成功の報道や記録などにおいて、本機の命名(慣例として、軌道投入成功後に正式に命名される)の扱いに差が見られる。
研究機関
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
旧 ISAS
NAL
NASDA
宇宙システム開発利用推進機構(JSS)
情報通信研究機構(NICT)
運用終了 気象衛星
ひまわり
1号
2号
3号
4号
5号
6号
7号
天文衛星
ひのとり
てんま
ぎんが
あすか
はるか
ようこう
はくちょう
あかり
すざく
ひとみ
開発中止 ASTRO-G
計画中止 SPICA
地球観測衛星
たいよう
きょっこう
じきけん
でんぱ
おおぞら
うめ
うめ2号
もも1号
もも1号b
ふよう1号
GEOTAIL
TRMM
みどり
みどりII
だいち
あけぼの
だいち3号
通信
放送
測位衛星
さくら
1号
2号a
2号b
3号a
3号b
ゆり
ゆり1号
ゆり2号a
ゆり2号b
-BS-2X
ゆり3号a
-BS-3H
ゆり3号b
-BS-3N
かけはし
SUPERBIRD
A
A1
A2
B1
BSAT
1a
-BS-3N
1b
2a
-2b
2c
JCSAT
1
1B
2