じょしらく
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DISTANCEの漫画作品である「じょしラク!」とは異なります。

じょしらく
ジャンル落語ギャグブラックユーモア
漫画
原作・原案など久米田康治
作画ヤス
出版社講談社
掲載誌別冊少年マガジン
レーベルワイドKCマガジン(通常版)
プレミアムKC(特装版)
発表号2009年10月号 - 2013年10月号
発表期間2009年9月9日 - 2013年9月9日
巻数全6巻
話数全50話
アニメ
原作久米田康治、ヤス
監督水島努
シリーズ構成横手美智子
キャラクターデザイン田中将賀
音楽横山克
アニメーション制作J.C.STAFF
製作女子落語協会、MBS
放送局放送局参照
放送期間2012年7月5日 - 9月27日
話数全13話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ
アニメ版の主要な舞台となる新宿末廣亭[注 1]

『じょしらく』は、久米田康治ヤスによる日本ギャグ漫画作品。『別冊少年マガジン』(講談社2009年10月号(創刊号)から2013年10月号まで連載された[1]
概要

ガールズ落語家漫画[2]。作中で「この漫画は女の子の可愛さをお楽しみ頂くため邪魔にならない程度の差し障りのない会話をお楽しみいただく漫画です。」[注 2]という、いわゆる「空気系」(日常系)作品のパロディ[3]のような前口上から始まるように、日常のどうでもいいことからネタを広げながら話を展開させていく[2]。表向きでは落語漫画ということになっているが[4]、実際に落語をする姿は一 - 五・十三・二十一・二十四・四十八・四十九日目の各最初のページの1コマ目で「おあとがよろしいようで」と言う場面のみ(二十七日目とアニメでは落語の下げ(落ち)の部分が追加されているが、最終日(五十日目)では手寅が頭を下げている場面のみになっている)で、寄席楽屋での会話が主体となる[2]。一話完結の形をとっており、外に出ることはない(戯曲作品における、一幕劇に類似)[2]。五日目までは1話につき1人ずつ、1ページ目のめくりで登場人物名が明らかになっていく形をとっていた。作画では久米田作品に多用されるページ4段ブチ抜き画法を踏襲している。各話のタイトルは、それぞれ古典落語の演題に由来している(「猫の災難」「あくび指南」など)。

作品名は「女子落語(家)」の略で、久米田の担当編集者を務める三浦敏宏が命名したもの[5]。なお、単行本の奥付では「著者 久米田康治 ヤス」との表記で統一されている。ただし、単行本の表紙カバーなどでは「漫画 ヤス」「原作 久米田康治」と表記されており、久米田自身は「ふきだし係」と自嘲している[6]

久米田によると、落語を漫画の題材にした理由は落語好きの三浦が「落語で何か描いてよ」と久米田に持ちかけたからで、三浦は元々、久米田に落語の脚本を書かせて誰かに寄席で上演してもらうというイベントを構想していた。しかし、久米田は落語に詳しくないため、ボロが出ないように、楽屋での会話を中心とする漫画になった[5]

2010年5月17日、単行本第壱巻が通常版とキャラ落語CD付き特装版の形式で同時発売。キャラCDにおいては波浪浮亭木胡桃役をAKB48のメンバー(当時)の小野恵令奈が、暗落亭苦来役を声優後藤沙緒里が担当した。2010年に出張読み切りとして『週刊少年マガジン』2010年24号に特別編が掲載された[7]

2012年1月、テレビアニメ化が発表され[8]、2012年7月からMBSTBSほかで放送された[9]。また、その放送開始直前には『週刊少年マガジン』2012年31号・32号に2週連続で特別編が掲載された。

2015年8月号に、BD発売記念として特別編「お記憶の皿」が掲載された。
登場人物

現時点では、メインキャラクター全員が高座名で語られており(作中でも互いに高座名で呼びあう)、本名は一切不明(設定されているかどうかも不明)。
メインキャラクターは、まずヤスが何パターンか女の子のキャラクターを描き、その中から久米田が5人に絞り、キャラクターデザインから性格や生い立ちを肉付けして、最後に名前を決めた
[5]
メインキャラクター

キャラクターの表記の順番は単行本第参巻に掲載されている「ジョシペディア」の紹介順に準ずる[10]
担当声優は単行本特別版付属のキャラ落語CD / テレビアニメ版の順。
蕪羅亭 魔梨威(ぶらてい まりい)
声 - 阿澄佳奈 / 佐倉綾音[9]女子落語家。羽織の着用を許されている。周囲からは「マリーさん」と呼ばれている。主人公的な扱い・立ち位置にいるが、久米田曰く、主人公は手寅である。髪型は赤髪のロングヘアーで後ろ髪の先をリボンで結び、アホ毛が前髪に倒れているもの。高座名の由来、髪の色、瞳の色、羽織の色と、イメージカラーはで一貫している。本作の進行兼ツッコミ役。「つまんねーこと聞くなよ!」が口癖で、江戸弁を意識した男っぽい喋り方をするが、本人は徳島県出身[11]。ツッコミが多い一方、やや見栄っ張りでノリやすい性格のため、しばしばおちょくられたり、周りの言動に振り回されやすかったりもする。また喧嘩っ早く、たびたび丸京と殴り合いの喧嘩になるが、毎回一方的にボコボコにされている。座右の銘は『果報は寝て待て』。落語家になる前は、海女のバイトとして毎日のように海に潜っていた[12]。私服は動きやすいからと主にジャージで通し、人の多い所では主にボーイッシュな格好をする。作中ではやたらと着物を脱ぐ(または脱がされる)ことが多く、寝るときも全裸。不良の類に憧れを抱いている節があり、周囲から頼られると断れない「アネゴ肌」。アニメ版では原宿に行った際、たけのこ族デビューをしようとしていた。反面、往来で立ったまま食事をしない、クレープなどの若者指向な食べ物に抵抗があるなど、若干オヤジ臭い趣向がある。音痴がコンプレックス。女らしい仕種は苦手で、内股にすると脚のバネが効いて飛び上がったり、傍にいる人を蹴ってしまったりする。顔立ちは美人な方で、その男っぽい言動と相成って女性にモテる。このため女装男子疑惑を持たれた。バレンタイン・デーには毎年女の子からたくさんのチョコをもらうため、彼女の中では「バレンタインはチョコをもらう日」として定着している[13]。また、右側のお尻には丸い蒙古斑があり、スタイルも丸京曰く「子供」。最近お菓子の食べすぎで多少太ってきているらしい。尊敬する人物は両親。初期設定によると、登場キャラの中では最初期に像が固まったキャラクターであり、ほぼ現行像と同じになっている。
防波亭 手寅(ぼうはてい てとら)
声 - 葉山いくみ / 山本希望[9]女子落語家。周囲からは、名前以外では「テトちゃん」というあだ名でも呼ばれている[2]。髪型は茶髪のポニーテールで前髪には二本の髪留めをしている。髪と瞳の色は茶色であり、イメージカラーは茶色


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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