じょうぎ座銀河団
[Wikipedia|▼Menu]

じょうぎ座銀河団[要出典]

じょうぎ座銀河団の中心付近の映像(視野は 0.5°x 0.5°)。複数の波長におけるイメージに、便宜的に色を着けて合成したものであり、実際の色とは異なる。恒星(小さな点と十字型の点)は我々の天の川銀河に属し、じょうぎ座銀河団よりずっと手前にある。ヨーロッパ南天天文台(ESO、チリ)作成。
星座じょうぎ座
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α) 16h 15m 32.8s[1]
赤緯 (Dec, δ)?60° 54′ 30″[1]
赤方偏移0.016280[2]
視線速度 (Rv)4,841 km/s[2]

距離(共動距離)67.8 メガパーセク
(2.211 億光年
物理的性質
質量1015 M?[3]
X線流束10 mCrab[3]
リッチネス1[4]
分類I [4]
他のカタログでの名称
Abell 3627[1]
Template (ノート 解説) ■Project

じょうぎ座銀河団(じょうぎざぎんがだん、英: Norma Cluster ; 別名 ACO 3627 または Abell 3627)は、空間密度の高い銀河団の一つで、質量は1015太陽質量 のオーダー[5]と見積もられている。

地球から約68メガパーセク(2億2000万光年)と近く明るい銀河団だが、銀河面吸収帯天の川銀河内の星間物質が観測を妨げる星野)に位置し、可視光観測が困難である。グレート・アトラクター中心に近く[6]、関連性が研究されてきた。

2014年9月に、ハワイ大学のR. ブレント・タリー(英語版)を中心とするグループが、グレート・アトラクターを中心として、それに重力的に支配された銀河から構成される、直径約5億2千万光年のラニアケア超銀河団を提案する論文を発表した。この説では、グレート・アトラクターの位置は、じょうぎ座銀河団にほぼ一致するとしている[7]
出典^ a b c “ ⇒Norma Cluster”. NASA/IPAC Extragalactic Database (NED). 2006年10月22日閲覧。
^ a b “ ⇒SIMBAD Astronomical Database”. Results for ACO 3627. 2016年9月24日閲覧。
^ a bH. Boehringer et al., Astrophys. J. 467, 168 (1996)., ⇒R. C. Kraan-Korteweg et al., Nature 379, 519 (1996).


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:13 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef