しろくまカフェ
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しろくまカフェ
ジャンル
ギャグ漫画
漫画
作者ヒガアロハ
出版社小学館
掲載誌月刊フラワーズ
レーベルフラワーコミックススペシャル
発表号2006年4月号 - 2013年5月号
巻数全5巻
その他2012年7月号 - 8月号休載
漫画:しろくまカフェ today's special
作者ヒガアロハ
出版社集英社
掲載誌Cocohana
発表号2014年9月号 -
アニメ
原作ヒガアロハ
監督増原光幸
シリーズ構成細川徹
キャラクターデザイン野綾
音楽近藤研二
アニメーション制作studioぴえろ
製作しろくまカフェ製作委員会 2012
放送局テレビ東京系列ほか
放送期間2012年4月5日 - 2013年3月28日
話数全50話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『しろくまカフェ』(Shirokuma Cafe)は、ヒガアロハによる日本漫画作品、およびそれを原作としたテレビアニメ
概要

2006年に第22回コミックオーディション銀の花賞を受賞した、ヒガのデビュー作。『月刊フラワーズ』(小学館)において2013年5月号まで連載された。増刊号の『凛花』では『しろくまカフェ エスプレッソ』として連載されていた。

2014年7月28日発売の『Cocohana』(集英社)9月号より、続編『しろくまカフェ today's special』が連載されている。これについても本項で扱う。

カフェを営むしろくまと常連客のパンダや動物達、それを取り巻く人々が繰り広げるほのぼの系ギャグ漫画

動物たちはごく自然に人間社会に溶け込み、種族の隔てなく会話が出来る。そんな世界観とは裏腹に、彼らの外見はデフォルメがされておらず、大きさや好物も現実の動物に準じている。しかし、生態を無視した動物園での展示勤務設定や行動、本来食べるはずがない食物を食べるなどのシーンがある。

2011年7月16日 - 8月31日の期間に、大阪・心斎橋のホテル日航大阪にて特別展を開催。また、前述の特別展に先駆けて7月1日より、同ホテル内にあるカフェレストランで、作中に登場するカフェが再現された。

2012年4月5日から2013年3月28日までテレビアニメが放送された。だが2012年5月12日、ヒガがTwitterにてアニメ化に意見出来ない状況に対する不満の意と原作の無期限休載を発表した。後にヒガは原作者と制作側との間で正式な契約のないまま企画がスタートしていたこと、知的財産管理の専門家作成による文書を送達してやっと開かれた話し合いの場において編集部側が全面的に非を認め謝罪をしたこと、アニメ制作会社との間に入っていた編集がヒガの確認なしに進めていたことを明らかにした[1]。同年7月28日、Twitterにて9月号からの連載再開が報告された[2]
登場キャラクター
メインキャラクター
シロクマくん
- 櫻井孝宏「しろくまカフェ」のマスターで主人公。性格と口調がおっとりとしており、マイペースな性格。ダジャレが大好き。非常に器用で、たいていのことはやりこなしてしまう。当人が語るところによれば、カナダハドソン湾三つ子の末っ子として生まれ、生後すぐに家族とはぐれてしまい、漂流した末に食堂を営む人間の夫妻に育てられたというが、それが真実であるとするとグリズリーと幼馴染であることの整合性が取れない。また「建設会社脱サラして開業した」とも語っているが、真偽は定かでない。好物はアザラシだが、セイウチやクジラも食べるらしい。謎のラッパー「MC469MA」として活躍していた過去がある。漫画版台詞にふきだしが設けられていない。
パンダくん
声 - 福山潤「しろくまカフェ」の常連客。カフェの隣の「大熊猫」邸宅に住んでいる。カフェではいつもコーヒー大盛りを注文する。ただしアニメでは笹大盛りである。好きなものは竹と昼寝。パンダグッズを集めるのが趣味。シロクマ以上にマイペースな性格で、家でもダラダラと過ごしている怠け者。言動や行動も幼く、思ったことをすぐに口にしてしまう。ナルシストな面もあり、人間に歓声を上げられたり褒められると非常に喜ぶが、リンリンのことは鬱陶しく思っている。マッチョマンな体型やグリズリーのワイルドでつっぱりなタイプに憧れている。家での怠惰ぶりを見かねた母親からの注意がきっかけで、動物園のパンダ館でバイトをしている。週2回勤務であるにも関わらず面倒臭がり、勤務中にうたた寝したり、コタツを持ち込んでダラダラしたり、シロクマに頼んでバイトを代わってもらったりしている。先輩である常勤パンダさんを父親のように慕い甘えていたが、彼がシンガポールに転勤した際は非常に悲しんでいた。その後、パートパンダさん採用までの穴埋めとして毎日出勤するという男気を見せた。一度、高級自動車会社でディーラーのバイトを始め、その後証券会社社員→新入社員セミナー講師→CEO(経営最高責任者)まで出世したことがある。シロクマやグリズリーが中学生の時に小学生だった描写がある。漫画版 朝の日課は太極拳の修行。
ペンギンさん
声 - 神谷浩史「しろくまカフェ」の常連客のコウテイペンギン。カフェではカフェモカを好んで飲んでいる。シロクマやパンダと比べると常識人で、ツッコミを入れる役回り。繊細で真面目な性格だが、そそっかしくお節介焼きな一面もある。バイトを面倒がるパンダを叱咤しているが、ペンギン自身の職業は不明。パン屋に勤めているペン子に惚れていて、足繁くパン屋に通っている。ペン子とのデートのために自動車免許を取得したが、肝心の告白までにかなり時間がかかった。勇気を出してラブレターを毎日渡し、念願のデートにこぎつけるが、1羽だと思っていたペン子が実は7羽でシフトを組んで働いていたことが判明。その後、7羽全員と交際を始めるが、名前と顔が覚えられず会う度にそのことを責められる上、最終的に彼女達に対するいい加減な言動と配慮のない行動が原因で振られる。落語や腹話術など色々な特技を持っており、趣味である絵の個展も開いている。「南極戦隊ペンギンジャー」では悪の皇帝ペンギン役で出演している。漫画版不動産経営者であり、半田が入居しているアパート「エンペラーハイツ」の大家。また、カワウソとコアリクイがアルバイトしているコンビニエンスストア「KouteiMart」の店長として働いている。キングペンギンとは、同じアプテノディテス属にもかかわらず犬猿の仲。
笹子(ささこ)さん
声 - 遠藤綾「しろくまカフェ」のアルバイト店員。ナマケモノをしろくまカフェまで運んだ際にシロクマから気に入られ、成り行きで働くことになった。明るくしっかり者だが、少し天然ボケな一面がある。そのため時々とんでもないミスをしたり、ペンギンらと会話が噛み合わないことがある。人の言動の裏を察するのが苦手で社交辞令を言わないタイプでもある。女性として身長が高め(半田よりも5cm以上高い)。実はラマと小学校が同じで、ラマがよく通っていた銭湯の裏の家に住んでいた。小学校2年生の夏に風力発電機を見るために隣町まで行って迷子になったことがある。漫画版「いちご味!」編から登場。「メロン味!」編で半田から告白され、付き合うことになった。
サブキャラクター
グリズリーさん
声 - 中村悠一シロクマの幼馴染み。バー「BAR THE GRIZZLY」のマスター。シロクマとは対照的に短気で粗野な性格だが、お人好しで真面目なためシロクマに振り回されることも多い。何でも手早くきっちりとこなすため、ペンギンからは「暴力的かつ丁寧な仕事ぶり」と評されている。鮭や蜂蜜、蜂の子が好物。愛車は三菱・パジェロ(3代目)。大きな一軒家に住んでおり、母親が海外にいるため実質は一人暮らし。冬はバーをカワウソに任せて冬眠しているが、シロクマに度々起こされ呼び出されており、本人は「もう慣れた」と語っている。幼少期は「アラスカの王者」を自称し、他の動物たちに怖がられて友達もできなかったが、シロクマと出会い仲良くなる。中学生の時に月子(ツキノワグマの女子)に初めての恋をするが、結局想いは伝えられないまま別れた。ハーレー北米を縦断したことがある。漫画版原作での愛車はハマー・H2。母親と同居している模様で、母親の前では言葉遣いも柔らかい。
半田(はんだ)さん
声 - 羽多野渉動物園のパンダ飼育員。真面目で優しい性格なため、お年寄りと子供と動物には人気がある。背が低く太めの体格で細い目が特徴。パンダのような体型からメイメイに好かれており、園内のパンダの人気投票で、人間なのに常勤パンダを抜いて3位になったことがある。趣味は石集めとビニール袋を畳むことで、好物は卵焼きの切れ端部分。お人好し過ぎてパンダ達に説教や注意をしている時、逆に言い包められてしまうのが欠点。また、イベント好きなシロクマに度々呼び出され、野球の審判やカフェの大掃除を手伝っている。普段から動物用のエサを刻んだりしているため、料理の手際も良い。休日に部屋を掃除をするのが好き。しろくまカフェで出会った笹子のことを好きになる。漫画版「メロン味!」編にて、勢いで笹子に告白し、付き合うことになった。それ以来、パンダの祖父から大極拳を習ったりして自分を磨いている。ペンギンが大家をしている「エンペラーハイツ」に住んでいる。
パンダママ
声 - 森川智之パンダの母親で専業主婦。おっとりした性格で滅多に態度を荒らげないが、怒ると掃除機で吸うことでお仕置きをする。ガーデニングが趣味で、アイドルグループ「ヤマアラシ」のファン。キングペンギンやエゾリスママとは友達で、一緒にケーキバイキングやヤマアラシのコンサートなどにも行ったりしている。息子が怠惰なことが悩みで、育て方を間違えたのではないかと心配し、動物園のアルバイトを勧める。「セレブマダム」と呼ばれることがある。
常勤パンダさん
声 - 小西克幸パンダと同じ動物園で週7日も働いている妻子持ちのパンダ。基本的に法事や子供の授業参観などでしか休まない。パンダよりも身体が大きめで家庭を背負った中年男性そのままの言動や行動が特徴。そのため、人気アイドルの情報など流行に疎い面がある。テレビアニメ版当初、子供は2人だったが、後に3人目が産まれた。趣味はプラモデル。中国に実家がある。営業中にも関わらず、スポーツ新聞を読んだりティッシュ詰めの内職をすることがある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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