「しょっぱい三日月の夜」
長渕剛 の シングル
初出アルバム『JEEP』
B面「いつかの少年('89 YOKOHAMA ARENA Live Version)」
リリース1989年12月8日
規格7インチレコード
8センチCD
ジャンルポピュラー
フォークソング
時間6分08秒
レーベル東芝EMI/エキスプレス
作詞・作曲長渕剛
チャート最高順位
週間1位(オリコン)
1990年度年間22位(オリコン)
長渕剛 シングル 年表
「激愛」
(1989年)「しょっぱい三日月の夜」
(1989年)「JEEP」
(1990年)
『JEEP』 収録曲
A面
1.「女よ、GOMEN」
2.「流れもの」
3.「友だちが いなくなっちゃった」
4.「電信柱にひっかけた夢」
5.「海」
6.「カラス」
B面
7.「お家へかえろう」
8.「しょっぱい三日月の夜」
9.「浦安の黒ちゃん」
10.「西新宿の親父の唄」
11.「JEEP」
12.「Myself」
EANコード
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「しょっぱい三日月の夜」(しょっぱいみかづきのよる)は、日本のシンガーソングライターである長渕剛の22枚目のシングル。
アルバム『JEEP』(1990年)からの先行シングル。
オリコンチャートでは最高位1位となっており、長渕のシングルとしては「とんぼ」(1988年)以降3曲連続1位獲得となった。
長渕の主演第2作となる映画『ウォータームーン』(1989年)の主題歌として使用された。しかし映画の内容は不評を買い、配給収入は前作『オルゴール』(1989年)を圧倒的に下回る結果となった。 歌詞の内容は、自分の中で相反する心情の葛藤を描いたものとなっている。前作に続くバラードソングであるが、アコースティック・ギター、エレクトリックギターの音色がメインとなっており、バックにシンセサイザーの音が入れられている。 音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「月夜を連想させる柔らかいシンセ・サウンドが印象的なミディアム・バラード」と表記されている[1]。 1989年12月8日に東芝EMIのエキスプレスレーベルよりリリースされた。アルバム『JEEP』(1990年)からの先行シングルとなっている。長渕のシングルでは、本作が最後のレコードでのリリース作品となった。 B面曲の「いつかの少年 ('89 YOKOHAMA ARENA Live Version)」は、「LIVE'89 昭和」ツアーのうち、1989年の横浜アリーナ公演から収録されている。なお、「いつかの少年」はライブ・アルバム「長渕剛LIVE'89」にも、収録されている。 専門評論家によるレビュー 音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「アクの強いヴォーカルが疲労感にも似た男の哀愁を感じさせる」と評されている[1]。 オリコンチャートでは最高位1位、登場回数19回となり、売り上げ枚数は34.4万枚となった。 「とんぼ」、「激愛」に続き、シングル3作品連続でのオリコンチャート1位獲得となった。 本曲でのテレビ出演は、1989年12月13日にフジテレビ系音楽番組『夜のヒットスタジオSUPER』(1989年 - 1990年)に出演した。 その後、ライブなどで演奏される機会はほとんどなかったが、2009年のライブツアー「Tsuyoshi Nagabuchi Acoustic Live 30th Anniversary」にて演奏された[2]他、2012年のライブツアー「TSUYOSHI NAGABUCHI ARENA TOUR 2012 Stay Alive」にて演奏された[3][4]。 長渕の主演映画第2作となる『ウォータームーン』(1989年)の主題歌として使用された。映画の撮影中に長渕とスタッフの間に確執が生まれ、監督の工藤が降板したため残りは長渕自らが監督となり、最終的な編集も長渕が行った[5]。一時は公開も危ぶまれた状況であったが何とか映画は公開日前に完成し、全国にて12月16日より公開された[5]。だが、映画の内容は不評を買い、配給収入は前作『オルゴール』を圧倒的に下回る結果となった。
音楽性
リリース
批評
レビュー・スコア
出典評価
CDジャーナル肯定的[1]
チャート成績
ライブ・パフォーマンス
メディアでの使用
シングル収録曲全作詞・作曲: 長渕剛。
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.「しょっぱい三日月の夜」長渕剛長渕剛瀬尾一三6:08
2.「いつかの少年 ('89 YOKOHAMA ARENA Live Version)」長渕剛長渕剛 5:53
合計時間:12:01
スタッフ・クレジット
参加ミュージシャン
島村英二 - ドラムス
美久月千晴 - ベース
矢島賢 - エレクトリックギター
笛吹利明 - アコースティック・ギター
エルトン永田 - キーボード
中山信彦 - オペレーター
スタッフ
長渕剛 - プロデュース
石塚良一 (Z's) - レコーディング・エンジニア、ミックス・エンジニア
堀江俊一郎(東芝EMI) - A&Rディレクター
後藤由多加(ユイ音楽工房) - エグゼクティブ・プロデューサー
森田秀美(オフィス・レン) - エグゼクティブ・プロデューサー
川上源一(ヤマハ音楽振興会) - エグゼクティブ・プロデューサー
楽曲の収録作品
スタジオ音源
『JEEP』(1990年)
『いつかの少年』(1994年)
『SINGLES Vol.3 (1988?1996)』(1997年)
脚注[脚注の使い方]^ a b c “長渕剛 / シングルスVol.3(1988?1996) [2CD]
^ “ ⇒長渕剛 @ 大宮ソニックシティ 大ホール (埼玉県)(2009.12.01)”. LiveFans. SKIYAKI APPS. 2019年2月3日閲覧。
^ “ ⇒長渕剛 @ 日本武道館 (東京都)(2012.10.13)”. LiveFans. SKIYAKI APPS. 2019年2月3日閲覧。
^ “ ⇒長渕剛 @ 大阪城ホール (大阪府)(2012.10.20)”. LiveFans. SKIYAKI APPS. 2019年2月3日閲覧。
^ a b 速水右近「『ウォータームーン』本邦初公開! 監督降板・長渕暴走事件の真相」『底抜け超大作』洋泉社、2001年8月18日、200 - 203頁。ISBN 9784896915532。
外部リンク
公式サイトディスコグラフィー「しょっぱい三日月の夜」 - ウェイバックマシン(2010年4月30日アーカイブ分)
⇒公式サイトディスコグラフィー「しょっぱい三日月の夜」
"しょっぱい三日月の夜
表
話
編
歴
長渕剛
シングル
表
話
編
歴
長渕剛のシングル
オリジナル
70年代
77年
雨の嵐山
78年
1.巡恋歌
79年
2.俺らの家まで
3.祈り
80年代
80年
4.春待気流
5.順子/涙のセレナーデ
6.ヒロイン
81年
7.夏の恋人
8.二人歩記
82年
9.花いちもんめ
83年
10.恋人時代
11.GOOD-BYE青春
84年
12.孤独なハート
85年
13.久しぶりに俺は泣いたんだ
14.勇次
86年
15.SUPER STAR
87年
16.ろくなもんじゃねえ
17.泣いてチンピラ
88年
18.乾杯
19.NEVER CHANGE
20.とんぼ
89年
21.激愛
22.しょっぱい三日月の夜
90年代
90年
23.JEEP
91年
24.しゃぼん玉
92年
25.巡恋歌'92
93年
26.RUN
94年
27.人間
95年
28.友よ
96年
29.傷まみれの青春
97年
30.ひまわり
98年
31.指切りげんまん
32.猿一匹、唄えば侍
99年
33.涙のセレナーデ
00年代
01年
34.空/SORA
02年
35.静かなるアフガン
03年
36.しあわせになろうよ
04年
37.金色のライオン
05年
38.CLOSE YOUR EYES/YAMATO
06年
39.太陽の船