しおんの王
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しおんの王
ジャンル
将棋サスペンス
漫画
原作・原案などかとりまさる
作画安藤慈朗
出版社講談社
掲載誌月刊アフタヌーン
レーベルアフタヌーンKC
発表号2004年5月号 - 2008年6月号
巻数全8巻
話数全50話
アニメ
原作かとりまさる
監督川瀬敏文
シリーズ構成山田隆司
脚本山田隆司
キャラクターデザイン沼田誠也
音楽山下康介
アニメーション制作スタジオディーン
製作「しおんの王」製作委員会
放送局フジテレビ系列
放送期間2007年10月13日 - 2008年3月22日
話数全22話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『しおんの王』(しおんのおう)は、原作:かとりまさる(元女流棋士林葉直子のペンネーム)、作画:安藤慈朗による日本漫画作品。『月刊アフタヌーン』(講談社)にて2004年5月号から2008年6月号まで連載された。単行本は、2004年10月から2008年5月に全8巻が刊行。副題は「The Flowers of Hard Blood」。2007年10月からテレビアニメが放送された。将棋をテーマとしている。

単行本では、かとりまさるによる、ストーリーに登場する対局の棋譜解説のページが設けられている。
あらすじ.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2014年9月)(使い方

幼い頃に何者かに両親を殺害され、そのショックから事件での記憶と、言葉を失くしてしまった主人公の少女「安岡紫音」。殺害された両親の遺体には、犯人により「将棋の王将」が残されていたが、犯人の意図がつかめぬまま、事件は迷宮入りとなってしまっていた。

さらに、紫音の両親の殺害された翌日、羽仁真(当時八段)は、神園修から、初めてのタイトル「角聖」を奪取。そして同日、羽仁真の実弟・悟の婚約者であった瀬戸一美が心臓発作で死亡した。瀬戸一美は、事件の数日前に安岡家を訪れ、紫音にも会っていた。これらの事件の重なりは、果たして偶然なのか。

そして事件から8年後、棋士の安岡に引き取られた紫音は、メキメキと才能を伸ばして将棋の世界へと歩み、多くの人物との出会いや対決を経験しながら、棋士への道を目指していく。しかし、両親を殺害した何者かにストーカーのごとく執拗に付き纏われる。さまざまな思惑と因縁とが交錯し、警察が犯人を追っていく中、次第に紫音の記憶が蘇っていく。
登場人物

「声」はテレビアニメ版の声優である。
安岡家
安岡 紫音(やすおか しおん)
声 -
川澄綾子本作品の主人公。旧名は石渡紫音。現在、東柏崎女子中学校の2年生。女流棋士で一級。4歳の時、目の前で両親を惨殺されたショックから失声症になり、他人との会話はすべて筆談で行う(アニメ本編での普段の川澄の演技は紫音自身の思考内のものである)。事件当時、遺体となった父親の額の上に将棋の王将の駒が置かれていたこと、対峙した際、将棋の駒を並べた手つきから犯人が将棋指しであると考えており、同時に王将の駒がトラウマとなっている。母親の形見とされる「勾玉のペンダント」を常に身に着けており、何かあるといつもそれを握り締める癖がある。養父である安岡信次の影響で、女流棋士の道を歩む。第一話の時点で11歳で、日本将棋協会の女流育成会を経て12歳で最年少の女流棋士となって、作中にて14歳まで成長している。女流棋士となった事で再び事件の影がちらつくようになる。斉藤歩との出会いは、最初は倒したいライバルとして、後にその正体を知ってからは、互いに切磋琢磨しつつも、お互いの境遇を気にかけ、次第に意識しあう関係へとなっていく。好物はココアやメロンパン。苦手なものはブロッコリー。趣味はお菓子作り。将棋の駒の形をしたクッキーを焼いて、皆にふるまうこともしばしば。当初、幸子に習っていたピアノの才能の方はさほどでもなかったらしい。筆談に用いる字はお世辞にもうまいとはいえないが[1]、相手のさりげない変化をも見逃しておらず、棋士としての鋭い観察眼を伺わせる。また必要に応じてイラストを添えることもあり、一見して理解されやすい。口こそきけないものの、不幸を感じさせない明るく素直な性格で、周囲の誰からも愛される存在。級友たちとの仲も良好そのもの。塾に通っていないにも関わらず、学業成績は優秀。担任から進学しないことを惜しまれている。普段は年齢以上に落ち着いた態度を見せるが、両親や久谷、歩や沙織などごくごく親しい間柄の人々とのやりとりでは表情豊かに振る舞い、時にコミカルな顔を見せることも。その一方で、女流であることを侮られたり、自らの運命に執拗に付き纏おうとする犯人や、悟からの嫌がらせにも毅然と立ち向かう強かさを見せ、それは将棋にも出る。
安岡 信次(やすおか しんじ)
声 - 松本保典プロ八段。紫音の育ての親。事件当時、石渡家の隣に住んでいた。妻・幸子にピアノを習うため家に通っていた紫音が興味を示したため、偶々将棋を教えた所、非常に筋がよかったため本気で教え込むようになる。紫音を養女として引き取って以降は、事件のことには触れずに棋士として娘として深い愛情を注いで育てあげる。何かと悲劇が付き纏う紫音を心配するあまり、妻である幸子ともども過保護気味だが、棋士として一人前に扱い、その意思を尊重している。8年前、養女として紫音を引き取ろうとした際、当時、棋士として伸び悩んでいたことに加え、周りからの猛反対や今後の養育費や生活費の工面等で悩んでいたが、神園修の一言と援助してもらった事で救われた。そのことに対する恩返しとして、決定的に経験が足りない歩を研究会へと誘い、一連の事件の終結後は門下生とするが、紫音との仲についてはまだまだ納得がいっていない様子。家族や久谷の前では子供のように無邪気な言動も多いが、46歳を過ぎて名人戦に挑戦した遅咲きの棋士として名高く、トーナメントでは実力者である歩を終始圧倒するなど、神園九段も認める作中屈指の実力者である。
安岡 幸子(やすおか さちこ)
声 - 國府田マリ子信次の妻で、紫音の育ての親。棋士である夫と娘を陰日向から支えている。ピアノ教師で、幼い頃の紫音にピアノを教えていた。信次との間に子供ができなかったため、事件が起こる以前から、生徒である紫音をわが子のように可愛がり、多忙な石渡夫婦に代わって、公私にわたって面倒を見ていた。事件後、紫音を養女として引き取ってからも変わらず愛情を注ぎ続け、真っ直ぐな人間へと育てあげる。紫音を大事に想うあまり、警察からの度重なる事情聴取に眉を顰めたり、体調不良を起こしてなお打ち込もうとする将棋そのものに疑問を投げかけたことも。
棋士
斉藤 歩(さいとう あゆみ)
声 -
朴?美女流棋士で初段。神園九段の最初で最後の弟子。16歳。女流棋士として活動しているが、れっきとした男性。女装している時は眼鏡をかけ、可愛らしい服装をしているが、正体を悟られないよう、いつも以上に素っ気ない態度を取る。元々整った顔立ちであるため、男だと怪しまれることはなく、男性からも女性からも熱い視線を向けられ当惑することも。棋士としての実力は本物であるが、母の入院費を稼ぐため、高校を中退し、賞金は少ないが勝ちやすい「女流棋士」の道を選択した。それ以前から賭け将棋で稼いでいたことが歩の口から語られている。女流プロとなった後も蕎麦屋他、複数のバイトを掛け持ちするなど、やっとの思いで金を工面している。そんな状況にもかかわらず、父親は酒に溺れてろくに働かず、歩の稼いだ金を持ち出しては、暴力を振るうため、より苦境に立たされることに。将棋はこの父親から教わったようでそれを理由に金を持ち出されている。本来の姿の時に偶々紫音をストーカーから守った事で、男性として彼女と知り合う。紫音の純真さと将棋へのひたむきな思いに触れて、互いに心通わせるように。事件の記憶に苦しみ、度重なる嫌がらせを受ける紫音を守ろうとする。沙織いわく、荒削りだが実践的でなじみのない棋風。母親が亡くなり、金を稼ぐ必要がなくなった事をきっかけに女流棋士を辞め、男として改めて棋士を目指すことを決意。その際、性別詐称事件の影響を気遣う元の師匠・神園九段の計らいで新たな師匠・羽仁名人に預けられる。
二階堂 沙織(にかいどう さおり)
声 - 水野理紗女流棋士で二段。羽仁名人の妹弟子であり、「羽仁兄ぃ」と呼んで慕っている。長いストレートの黒髪に長身、メリハリのあるボディと、モデルのように端麗な容姿で、紫音、歩らと人気を三分する女流3人娘のひとり。財閥の令嬢であり、ベンツらしき外車で出迎えがつく。学生時代には対局時でもセーラー服を着ていた。卒業後は大学へは進学せず、プロ女流となる。父親のコネクションで、対戦相手や関係者のことを詳しく調べ、相手の型を徹底的に研究する。自他ともに恵まれすぎた境遇にあるせいか、勝利に対して貪欲になれず、相手のプライドを傷つけないよう、終局まできちんとした形をつくらせてから勝つという「優しい棋風」を持ち味としていたが、羽生だけでなく、斎藤からも同様の指摘を受けたことで、誉め言葉ではなかったことを悟り、以降は指し方を変えることに。密かに想いを寄せる羽仁に何かと気をかけられる存在である紫音や歩に対し、無意識のうちに嫉妬してしまう一面も。その一方で、紫音を通して知り合った久谷とは行動を共にすることが多くなり、実力はあるが、イマイチ弱気な久谷に発破をかけるなど、次第に彼のことを意識し始めている。歩とは生まれ育った境遇や棋風の違いなどから、反りが合わずにいたが、羽仁悟の企みとも知らず、羽仁真の代理として斉藤歩の母ふみ子に見舞いに行ったことで、彼の秘密を知ってしまい、歩の覚悟と信念に触れて、和解へと至った。


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