さんかれあ
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さんかれあ
ジャンル
ダークファンタジー
ゾンビ
ラブコメディ
漫画
作者はっとりみつる
出版社 講談社

その他の出版社
東立出版社

掲載誌別冊少年マガジン
レーベル講談社コミックス
発表号2010年1月号 - 2014年10月号
発表期間2009年12月9日 - 2014年9月9日
巻数全11巻
話数全56話 + 番外編
アニメ
原作はっとりみつる
監督畠山守
シリーズ構成高木登
キャラクターデザイン坂井久太
音楽橋本由香利
アニメーション制作スタジオディーン
製作さんかれあ製作委員会、TBS
放送局放送局参照
放送期間2012年4月 - 6月
話数全12話+未放送3話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『さんかれあ』は、はっとりみつる漫画作品。『別冊少年マガジン』(講談社2010年1月号から2014年10月号まで連載された[1]。単行本は全11巻。

2012年4月から6月までテレビアニメが放送された。同誌立ち上げの連載漫画の中では最初のアニメ化作品である。また、本作は『ケンコー全裸系水泳部 ウミショー』に続く、はっとり作品の中では2つ目となるアニメ化作品である[2]。はっとりは東京マンガラボとのインタビューの中で、『ウミショー』の時と絵柄を大きく変えたため、読者から驚かれたことを振り返っている[2]
あらすじ

K県足倉郡紫陽町に住んでいるゾンビっ娘大好き高校生・降谷千紘は、夜ごと怪しげな古文書を片手に、事故死した飼い猫・ばーぶの蘇生を試みていた。5月17日[3]、蘇生秘薬を作っていた千紘は、川向こうのお嬢様高校に通う美少女、散華礼弥が父に対する恥ずかしい不満を古井戸にぶちまけるところを目撃してしまう。千紘の実験に興味を持った礼弥は、千紘と共に紫陽花の毒を使った秘薬を作成して実験に成功するが、2人とも失敗したと思い、翌日にばーぶの葬儀をすると約束した。礼弥は夜中に出歩いていたことが父親に発覚し、家に閉じ込められてしまう。悲嘆した礼弥は、密かに持ち出していた秘薬を「毒が含まれているから」と蘇生と逆の効果を期待し、服薬してしまう。

翌朝、結局死ねなかったと悲嘆にくれつつも、千紘との約束である「ばーぶの葬儀」に参加するために家を抜け出した礼弥は、その途中で遭遇した父の振るった鞭に打たれ、崖から転落死してしまう。その様子を目撃した千紘が駆け寄ると、砂ぼこりの中から礼弥はゾンビとなって起き上がる。こうして礼弥は千紘の家に居候し、彼にとって憧れのゾンビとの共同生活が始まった。
登場人物

登場人物の名前は、主にホラー映画のタイトルや監督、登場人物の名前等からとっている。
主要人物
散華 礼弥(さんか れあ)
- 内田真礼本作の主人公兼メインヒロイン。散華家の一人娘。私立散華女子学園に通う高校1年生。前髪ぱっつんの姫カットの黒髪ストレートロング・紫色の瞳・白肌を持つ清楚で可憐な雰囲気と顔立ちの美少女。紫陽花の髪飾りが特徴的。死んだ飼い猫のばーぶを甦らせようとする千紘と偶然に出会ったことで興味を持ち、千紘が調合したゾンビ蘇生薬をこっそり飲んだ後に崖から転落死したことでゾンビとなり、降谷家に居候する。ただしそれまで通り学校に復帰したことなどから、生きている扱いを受けている。ゾンビになってからは瞳の色が赤色に変化し、常人を上回る身体能力を得るようになる。生前に授業で習っていた裁縫の技術で死亡時についた身体の傷を修復し、一時的であるが理性と肉体の維持に効果のある紫陽花の葉を食べることで、ゾンビとしての生活を保っている。性格は優しく謙虚。真面目で気取らず芯も強いが、どこか抜けている。名家の令嬢として周囲からの注目に応え、家庭では父親からは過度の束縛と、継母からは冷たい扱いを受け続けていたことから自分の境遇に深い鬱屈を抱いていたため、ゾンビになったことで自分の存在が解放されたと解釈し、ずっと夢見ていた普通の女の子らしい生活を楽しもうとする。ゾンビ後も清潔好きで出来れば自身の臓器も綺麗にしたいと思っていた。ダリンの誘いにより赴いたゾンビの研究所(Zoma)で精密検査を受けた際、脳組織の一部が未だに生命活動を続けていることが判明したが、直後にダリンの父・サルヴァに脳の手術を施されたことにより、それまでの千紘に関する記憶を失ってしまう。帰国後、しばらくはダリンの元で経過を観察していたが暴走し、鳥類を手当たり次第に貪りながら微かに記憶の断片に残された場所を徘徊した後で、私立散華女子学園の講堂にたどり着く。最終的に身体を張った千紘の心臓を食したことにより、それまでの記憶を取り戻し、それと同時に肉体組織の腐敗の進行も止まった。本作開始の前の時期を描くOVA版0話において、旅先の東北において既に千紘と遭遇していたことが明かされる(この時露天風呂に入浴中であったため、お互い顔をはっきりと確認する事ができなかった)。
降谷 千紘(ふるや ちひろ)
声 - 木村良平新谷良子(子供時代)県立紫陽高校(男子校)に通う高校1年生。実家は猫耳のようにはねたボサボサの髪型が特徴。熱心なゾンビマニアで、ゾンビの彼女と交際することを夢見るほどに一途だが、そうした趣向が一般的ではない事も自覚している。その一方で心霊方面はとても苦手。体力面に関しては妹よりも体力がなく、力仕事ではすぐに音を上げる有り様。交友関係はそれなりにあるが、なぜか携帯電話は持っていない。飼い猫のばーぶが事故死したことをきっかけに、半ば無理と諦めつつもゾンビを作り出す方法を研究し、秘伝の古文書を基にしてゾンビ蘇生薬を独自に調合する。普段はやや軽めで淡白な方だが、自分が興味を持って追求する事には並外れてひたむきで情熱的になる。その分他人への察しはやや鈍いところがある。ゾンビとして蘇生した礼弥とばーぶを守るためには身体を張って危険を冒すことも厭わないが、次第にゾンビとしての本質を知るうちに生命のあり方と自分の願望との齟齬に困惑していく。その後も礼弥の体の維持に気を使ったりと何かと礼弥の体を心配している。
左王子 蘭子(さおうじ らんこ)
声 - 矢作紗友里ヒロインの一人。千紘の従姉で幼馴染み。通称「わんこ」。私立散華女子学園に通う高校2年生ではあるが、千紘と誕生日は半年も離れていない。テニス部に所属し、実家は懐石料理店だが料理は苦手。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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