さらざんまい
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さらざんまい


アニメ
原作イクニラッパー
監督幾原邦彦
シリーズディレクター武内宣之(チーフディレクター)
シリーズ構成幾原邦彦、内海照子
脚本幾原邦彦、内海照子
キャラクターデザインミギー(原案)
石川佳代子
音楽橋本由香利
アニメーション制作MAPPAラパントラック
製作シリコマンダーズ
放送局フジテレビほか
放送期間2019年4月 - 6月
話数全11話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『さらざんまい』(Sarazanmai)は、MAPPAラパントラックの共同制作による日本テレビアニメである。2019年4月から6月までフジテレビノイタミナ』枠にて放送された。
概要

少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』『ユリ熊嵐』を手掛けた幾原邦彦によるオリジナルアニメ作品。作品のテーマは「つながり」、キャッチコピーは「つながっても、見失っても。手放すな、欲望は君の命だ。」で、PV中でも度々使われている[1]

2018年3月6日に公式ホームページ開設、Twitter公式アカウントとInstagram公式アカウントの作成、ティザーPVが公開され、2019年の放送開始を発表[2]

2018年5月17日、キャラクター原案にイラストレーターのミギーを起用[3]、また、斎藤岬によるスピンオフコミカライズ『レオとマブ ?ふたりはさらざんまい?』を奇数月は幻冬舎の漫画雑誌「ルチル」に、偶数月はWebコミック「ルチルSWEET」へ掲載されることが発表された[4]

2018年10月5日より5週に亘って、『ノイタミナ』のCM枠で1人ずつメインキャラクターに焦点を当てた「つながるPV」が放送された。この映像作成にはモーションデザインアーティストの田島太雄が携わっており[5]、アニメーションで描かれたキャラクター、デザイナー越阪部ワタルによるピクトグラム、実写で撮影された浅草の街並、それらが融合した独特の映像で表現されている。

2018年11月11日池袋で行われた『AGF2018』の噴水広場ステージにて『さらざんまいスペシャルステージ』を実施。幾原監督、ケッピ役の諏訪部順一MCとしてニッポン放送アナウンサーの吉田尚記が登壇し、トークショーを行った[6]

2019年5月17日より、先行で連載されていたスピンオフコミカライズ『レオとマブ ?ふたりはさらざんまい?』とは別に、アニメ本編のストーリーとほぼ同内容のコミカライズが連載。キャラクター原案を担当したミギーによる作画でWebマンガ掲載サイト『comicブースト』より不定期で配信されている[7]
あらすじ

舞台は東京・浅草。中学2年生の矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の3人は、カッパ広場のカッパ像を壊してしまった事で、突如中から現れた“カッパ王国第1王位継承者”を名乗る謎のカッパ型生命体・ケッピと出会うが、カエルと間違えた事で怒りを買い、強引に尻子玉を奪われてカッパに変身させられてしまう。「元の姿に戻りたければ“ある方法”でつながり、ゾンビの尻子玉を持って来て欲しい」と言われ、3人は「カパゾンビ」と呼ばれる欲望に餓えた人間のなれの果てであるゾンビの尻子玉を探し始める事になる。

そのある方法とは「さらざんまい」と呼ばれる儀式で、倒したカパゾンビの尻子玉をケッピに転送する事で出現し、集めると願いが叶うという「希望の皿」を入手できる代わりに、自分の隠したい秘密がさらざんまいを行った相手にも共有され、漏洩する事になるというものだった。一稀、悠、燕太には、それぞれ人には知られたくない秘密があった。それと同時に希望の皿で叶えたい願い事もある。ケッピを通じてカッパになり、生と死の狭間、人の世の裏側である「欲望フィールド」を行き来できるようになった3人は、カパゾンビを倒すため、そして希望の皿を求めてカパゾンビが現れるフィールドを駆け抜ける。

一方その頃、新星玲央と阿久津真武が勤務する川嘘交番の地下では、カッパ王国の敵対組織であるカワウソ帝国が、カパゾンビを生成するための「欲望エネルギー」を集めていた。そのために必要なものは、生前に満たされなかった強い欲望を持つ人間である。時を同じくして、浅草の警察署では謎の変死体が次々に発見され、身元が判明していく。新たなカパゾンビが現れる度に発見されるその変死体は、何らかの事件を起こして逮捕されたのちに処分保留で釈放になった共通点を持つ、カパゾンビの元となる欲望を持つ人間達であった。

一稀、悠、燕太の3人は秘密の漏洩を経てお互いの色々な秘密や真実を知り、サッカーの存在で小さな繋がりを持ちながら徐々に距離を縮めていき、協力しながらカワウソ帝国と戦う事になっていく。

そんな中、兄である誓を喪ってしまう悠。そして玲央に撃たれて瀕死になってしまい、希望の皿がないと助けられない状態になってしまった燕太。喪った兄のために希望の皿が欲しい悠と、瀕死の燕太を助けるために希望の皿が欲しい一稀、そして失った真武を取り戻すために希望の皿が欲しい玲央も加わり、争いになっていく。
登場人物
主要人物
矢逆 一稀(やさか かずき)
声 -
村瀬歩4月29日生まれ、血液型B型、身長160cm、体重46kg[8]。本作の主人公。中学2年生。かつてはサッカーが好きな明るい少年だったが、ある出来事がきっかけで退部。現在は弟の春河を喜ばせるため、浅草のご当地アイドルであるサラのなりすましをするために女装をし、毎朝アサクササラテレビで放送されている「ラッキー自撮り占い」に合わせて自撮り写真を弟のスマホに送るのが日課。実は本当の母親が別におり、実母は既に別の家庭を持っている。物心つく前から父の兄である親戚の家庭に引き取られて暮らしており、育ての親からは血の繋がりを気にせず分け隔てなく育てられた。そのため、現在一緒に暮らしている両親とも弟の春河とも血は繋がっていない。10歳の頃、父方の祖父が亡くなる直前、親戚が集まる病室で祖父が発した「お前の母親は、だらしない女だった」という言葉から本当の母親が別にいる事に気付いてしまい、それから自分に優しく接してくれる暖かな家庭で自分だけが血の繋がりがない事に壁とコンプレックスを感じている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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