さよなら運転
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Tranvia Milano-Carate/Giussano(イタリア語版)の最終運転日に電車を撮影する人々
(2011年9月30日撮影)

さよなら運転(さよならうんてん)とは、交通機関における特定の路線航路列車車両機体などの廃止、運行終了などを記念して行われる運転・運行・便のことである。

臨時列車や臨時便として行われることが多いが、車両の運用終了については定期列車で行われる場合もある。

鉄道やバスの場合はお別れ運転やサヨナラ運転、ラストラン、航空機の場合はラストフライトとも表記する場合がある。

特に鉄道において実施されることが多いが、その他に長期間運用された航空機バス船舶が用途廃止となる際に実施されることもある。以下においては、主に鉄道におけるものとその周辺事項を中心として記す。目次

1 概要

2 種類と内容

2.1 路線の廃止・休止を記念するもの

2.2 特定の列車の廃止・休止を記念するもの

2.3 特定の形式の車両・機体の全廃・運用終了を記念するもの


3 さよなら運転をおこなわないさよならイベント

4 さよなら運転を巡るトラブル

5 脚注

6 関連項目

概要

通常、路線列車が廃止される理由の大部分は利用客の減少であるが、特に歴史ある路線や列車が廃止される場合は、往時を懐かしむ鉄道ファンや、かつて運行に携わった関係者がさよなら運転に大挙して押し寄せ、車両内やプラットホームにてラッシュアワーのような混雑が発生したり、最終列車の座席指定券寝台券が発売開始後に即日完売することも珍しくない。

「さよなら運転」と銘打たれた臨時列車(定期列車を用いて運行されることもある)には、ヘッドマーク、特殊塗装(以前用いられた塗り分けの復刻)などの装飾が施され(例えば長崎電気軌道150形電車の、2019年3月9日のさよなら運転[1]など)、また、車両内部や主要駅において過去を振り返る写真、年表、備品などの展示が行われることもある。
種類と内容 特定の路線の廃止・休止の例
名鉄岐阜市内線(2005年3月撮影。廃止日より前なので厳密にはさよなら運転ではない) 特定の路線の廃止・休止の例
近鉄東信貴鋼索線(1983年8月29日撮影。廃止日は同月31日。文字通り「さよなら」のヘッドマークを掲げている) 廃止を間近に控えた天北線の駅。記念切符の発売の看板が見える。廃止される路線でイベントの開催や記念切符の発売などが行われることがある。 特定の形式の車両・機体の全廃・運用終了の例
南武支線101系のさよなら運転(2003年12月、鶴見駅にて撮影) 小田急9000形さよなら運転後の撮影会(2006年5月13日、喜多見検車区唐木田出張所にて撮影)

さよなら運転は、以下の事項を記念して実施される。

特定の路線の廃止・休止

特定の列車(特急、急行など)の廃止・休止

特定の形式の車両・機体の全廃・運用終了

路線の廃止・休止を記念するもの

特定の鉄道路線を廃止するのを記念して運行するさよなら運転が実施されることがある。

戦前から戦後間もない時期に廃止された路線では実施例が少ないが、昭和30年代以降に廃止された旅客路線については多くの路線で実施されている。臨時列車を運行する場合もあるが、運行側の事情や、「正真正銘の最後の列車に乗りたい」という鉄道ファンの要求に応えるために、定期の最終列車を「さよなら運転」と銘打ち、装飾を施して運行する場合が多い。

なお、1970年代以前には最終営業日の翌日、書類上は路線を廃止した状態でありながら運賃無料の「さよなら列車」を運行した例があるが、1980年代以降はこのような運行は実施されなくなった。またこの頃から進められた特定地方交通線第三セクター鉄道への転換の際、国鉄・JRによる最終運行日にさよなら運転が実施されたケースも数多い。


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