さようならコロンバス
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『さようならコロンバス』(英語: Goodbye, Columbus)は1959年に出版された、ユダヤ系アメリカ人作家フィリップ・ロスの小説集の題名で、本の題名となった「さようならコロンバス」の他に「ユダヤ人の改宗」、「狂信者イーライ」など5つの短編小説が収められている。この短編小説集は1960年全米図書賞を貰っている。
目次

1 さようならコロンバス

2 あらすじ

3 映画

4 出版

5 脚注

6 関連項目

7 外部リンク

さようならコロンバス

短編小説『さようならコロンバス』はパリで発行されている英文季刊誌The Paris Rviewで1969年に発表されて、これはフィリップ・ロスの処女作であった[1]
あらすじ

この短編小説は1950年代後半のアメリカの若者同士の恋と挫折、年代によるセックスへの考え方の違いを描いている。

米国東部のニューヨーク市のすぐ西のニュージャージー州ニューアークにおばさんと住んでいるユダヤ系アメリカ人のニール・クルーグマンは地元のラトガーズ大学を出て、大きな望みはなく、図書館員をしている。名門のラドクリフ大学の学生で、夏休みで裕福な家庭が住むニューアーク西郊外のショート・ヒルズ(Short Hills)の家に帰っている、やはりユダヤ系のブレンダ・パティムキンとスポーツクラブの水泳プールで会って、何回か会ううちに自然と彼女の家で他の人がいないときにセックスを楽しむ関係になる。

ブレンダの兄はオハイオ州コロンバスにあるオハイオ州立大学でバスケットボールの花形選手で、卒業記念に貰ったLPレコードを延々と聞かせる場面があって、校歌やバスケットボール対抗戦の内容で、「さようならコロンバス」で終わるノスタルジア録音に恍惚と聞き入る。またブレンダは父のビジネスを手伝うことになり、彼の結婚式での親類の記述が延々と続く。

妊娠が心配でも女性側の避妊器具についてはブレンダは反対で、しかし最後には折れて二人で車でリンカーン・トンネルを経てニューヨーク市マンハッタンの医者で女性側の避妊器具を得る。夏休みの最後の二週間はブレンダの家に招かれて泊まり、夢のような夏が終り、ブレンダはボストンのラドクリフ大学へ帰る。晩秋のユダヤ教の新年休みの前にニールはボストンのホテルへ遊びに行ったら、丁度その時にブレンダが家に置いていった避妊用具を母が発見して、父から続いて母から速達の手紙をもらい、両親はセックスに対する感覚の違いでか、家に喜んで歓迎してきたニールを許せない。ニールはそんなものを置いてきたブレンダを一方的になじり、ホテルを出て、ニューアークの仕事へと戻る。
映画

この小説を元にした、ラリー・ピアース監督の映画『さよならコロンバス』(Goodbye, Columbus)が、1969年9月に公開されている[2]
出版

Philip Roth, "Novels & Stories 1959-1962: Goodbye, Columbus and Five Short Stories & Letting Go" (Library of America Edition, 1982)

Goodbye, Columbus : And Five Short Stories (Vintage International, 1994)日本語訳

佐伯彰一訳『さようならコロンバス』(集英社文庫、1977年)

「世界の文学〈34〉ロス」 (集英社、1976年)。素晴らしいアメリカ野球、さようならコロンバスを収録

脚注

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^ さようならコロンバス(コトバンク).
^ さよならコロンバス(Movie Walker)

関連項目
外部リンク

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更新日時:2018年11月24日(土)00:21
取得日時:2019/07/15 15:48


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