さとうきび畑
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みんなのうた
さとうきび畑
歌手ちあきなおみ(*1)
森山良子(*2)
作詞者寺島尚彦
作曲者寺島尚彦
編曲者寺島尚彦
映像実写(*1)
アニメーション・実写(*2)
映像制作者吉良敬三(*2)
初放送月1975年4月 - 5月(*1)
1997年8月 - 9月(*2)
再放送月1976年,1978年6月 - 7月
1986年,1987年,1988年8月 - 9月
1990年,1991年,1992年6月 - 7月(1992年はラジオのみ)
1997年2月 - 3月(ラジオのみ)
1999年6月-7月(ラジオのみ)
2005年8月 - 9月(ラジオのみ)
2017年9月22日リクエスト[注 1]
2023年8月 - 9月
(以上*1)
1998年8月 - 9月
2000年8月 - 9月
2002年8月 - 9月(ラジオのみ)
2006年8月 - 9月(?枠)
2014年8月16日9月13日リクエスト
(以上*2)
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さとうきび畑

「さとうきび畑」(さとうきびばたけ)は、作曲家寺島尚彦が自ら作詞も手がけた歌。
作品の概要.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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出典検索?: "さとうきび畑" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2015年12月)

1964年、寺島が、歌手・石井好子の伴奏者として、本土復帰前の沖縄を訪問した際に、摩文仁の丘を観光して着想した作品。第二次世界大戦末期の沖縄戦で戦死した人々が眠る、夏のさとうきび畑に流れる風の音が繰り返される。全部で11連からなり、通して歌うと11分近くを要するために、大抵は要所要所でカットして歌われる。2001年には後述の森山良子が、「特別完全盤」として11連全ての詞を歌ってシングル発売しており、収録時間は10分19秒と紹介されている。

第二次世界大戦を通して、沖縄の人々は日本で最も激しい地上戦を戦い抜いた。夥しい戦死者・自決者たちが今なお「さとうきび畑」の下に眠っている。作者の寺島は、1972年に日本に復帰する前の沖縄を訪れて、作品中「66回」繰り返される風の音[注 2]を考えたという。

歌の主人公はひとりの少女である。少女は沖縄での戦闘で死んだ父親の顔を知らない。やがて大きくなると、ひとりで父親を探しにさとうきび畑に行く。父はなぜ戦い、なぜ殺されたのか、なにを恐れ自決したのか。通り抜ける風の音を聞きながら静かに悲しみを訴える。

寺島によって、混声合唱、女声合唱にも編曲されており、混声合唱版はCD『寺島尚彦合唱作品集』(フォンテック)に収録されている。
録音と普及・その他のエピソード

1967年(昭和42年)、新居浜市民会館で、石井好子門下の田代美代子によってコンサートで初演された。1969年(昭和44年)に森山良子がレコーディングし、アルバム『森山良子カレッジ・フォーク・アルバムNo.2』に収録したのが最初のレコード化であった[注 3]

1970年前後には、この曲の反戦歌としてのメッセージ性や、1972年沖縄返還への関心の高まりから、うたごえ運動や、歌声喫茶でよく歌われるようになっていた[注 4]

2005年第56回NHK紅白歌合戦で、森山良子は(白組の一員として出場していた息子・森山直太朗とともに)この曲を歌った。

この曲は、学校音楽教育の教材としても、様々な形で取り上げられている。1981年以後、音楽の教科書に何度か掲載されている[1]

2003年9月28日にはこの曲をモチーフとしたスペシャルドラマ『さとうきび畑の唄』(TBS)が放映された。

笑点』(日本テレビ)2004年1月18日放送分では、この曲の「ざわわ」のフレーズを活かして様々な人や物を紹介するという問題が出題されたが、「ざわわ」の三文字を変えるという問題の分かりやすさが故に、答えの大半を観客に先に言われてしまう事態が起きた[2]
カバーなど

みんなのうた

ちあきなおみ - 1975年にはNHKの音楽番組『みんなのうた』で紹介されたが、このときは2、3、11番だけという超ショートバージョンの形で録音・放送されている[注 5][3]

森山良子 - 1997年『みんなのうた』で、1、2、3、8、11番という、ちあきのバージョンとは異なる形のショートバージョンを「みんなのうたバージョン」として録音し、放送された[4][注 6]2021年2月27日NHK Eテレで放送された『みんなのうた60スペシャル?60年イヤースタート!?』でも森山良子によって生で歌われた。

堀江美都子 -1976年7月25日、コロムビアからLP『NHKみんなのうた ゴールデン・ヒット・アルバム』(CW-7074)の収録曲として発売。堀江は声優ないしアニメソング歌手としての活動が目立つが、コロムビアで『みんなのうた』で取り上げられた曲のコンピレーションが作成され、この曲が収録される場合は、いずれも堀江の歌唱が用いられている。



ロスネリモス - 1995年に2nd CD『ノルウェイの森のシンフォニー?ミュージック・フロム・ジ・アース第2集』に、1、2、3、9、10、11番、かつ3番と9番の間に沖縄民謡『海ぬチンボーラー』を挿入するというバージョンを収録した。ボーカルは尺八奏者・林真山が担当した。

特別完全盤 - 2001年12月5日に森山良子は11連全ての詞を歌う録音を「涙そうそう」とのカップリングでシングル発売し、この曲の歌唱で2002年第44回日本レコード大賞では最優秀歌唱賞を受賞。

EPO - 2002年3月27日には、カバーシングルとしてEMIミュージック・ジャパンから「さとうきび畑」のマキシシングルを発売[5]。歌詞は1、3、8、9番となっている。この曲は、1995年9月27日発売の2枚組ライブ・アルバム『UVΛ』に収録されていたものをシングル化したものである。

岡村喬生 - 1999年のアルバム『昭和を歌う?洒落男/さとうきび畑』に収録


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