さっぽろテレビ塔
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さっぽろテレビ塔
さっぽろテレビ塔(2009年4月) Wikimedia maps を表示.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}さっぽろテレビ塔さっぽろテレビ塔 (札幌市) 札幌市地図を表示
情報
用途電波塔、展望台
設計者NHK技術局、NHK札幌中央放送局、山下寿郎設計事務所[1]
構造設計者内藤多仲
施工大林組(建築工事)、横川橋梁(鉄塔工事)[1]
管理運営北海道観光事業
構造形式鉄骨造
敷地面積2,231 m² [1]
延床面積3,554 m² [1]
階数5階[1]
高さ147.2 m[1]
着工1956年昭和31年)6月9日[1]
竣工1957年(昭和32年)7月[1]
開館開所1957年(昭和32年)8月24日[2]
所在地060-0042
札幌市中央区大通西1丁目
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯43度3分39.93秒 東経141度21分23.16秒 / 北緯43.0610917度 東経141.3564333度 / 43.0610917; 141.3564333 (さっぽろテレビ塔)座標: 北緯43度3分39.93秒 東経141度21分23.16秒 / 北緯43.0610917度 東経141.3564333度 / 43.0610917; 141.3564333 (さっぽろテレビ塔)
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展望デッキ地下ショップ

さっぽろテレビ塔(さっぽろテレビとう)は北海道札幌市中央区大通西1丁目の大通公園内にある電波塔である。札幌市の中央にあり、総工費1億7000万円で1957年(昭和32年)に完成し、同年8月24日に開業した[2]。高さ147.2メートル (m)。設計者は内藤多仲
歴史

当初は電波発信塔としての役割を担っており、すでに塔体が完成していた[3]1956年(昭和31年)12月22日にはNHK札幌放送局が、1959年(昭和34年)4月1日には札幌テレビ放送 (STV)が、それぞれテレビ放送の電波を発射し始めた[4]

しかし、このテレビ塔の建設と同時並行的に、1956年(昭和31年)に北海道放送 (HBC) が手稲山を開拓して送信所を設置し、テレビ塔より広いサービスエリアを構築していた[5]ため、NHKが1962年(昭和37年)6月に[6]、STVが1969年(昭和44年)1月15日[7]に手稲山に移り、STVが移った時点で全てのテレビ送信所が手稲山に一本化された。現在はAIR-G'NORTH WAVEのFM各局の中継局施設(札幌大通中継局)とNHKの予備送信所(総合EテレFM放送)が残るのみとなった。2005年(平成17年)9月にはNHKの地上デジタル放送の手稲山送信所へ放送波を転送するためのSTLアンテナが設置された(2021年9月撤去)。

1961年(昭和36年)に松下電器産業(現・パナソニック)の寄贈により展望台の下、地上65メートル (m)の四面に電光時計が取り付けられた[8]。これは当時大通西2丁目にあったバスセンターの利用客からの要望に応えたものである[9]。電光時計は1998年(平成10年)と2006年(平成18年)の2度改修工事が行われ、現在は発光ダイオード (LED)製である。広告表示は当初「ナショナル」だったが英語表記の「National」になり、2006年(平成18年)の改修で「Panasonic」に変更された。節電のため、0:10 - 5:00の間は電光時計は消灯される。

鉄塔部分の色は、完成当初は銀色だったが、煤煙汚れが目立ち、また冬季の視認性の問題が指摘されたことなどから、1963年(昭和38年)に「コッパーローズ(薄朱色)」に塗り替えられた。さらに、1969年(昭和44年)にはさらに濃い「クラウディレッド」となった。[10]

2002年(平成14年)に内外装の大改修が実施され、2・3階部分の外壁の色が薄い緑色から現在の濃い緑色になった。

完成当初はまだ市内中心部も高層の建物が少なく、札幌市内を一望できる数少ない施設としてまたプラネタリウム(現在も3階屋根部分、南面に存在する灰色のドーム形状部屋)や映画館(どちらも現在は廃止)などの観光施設もあったことから多くの市民や観光客が訪れ、展望台に上るために1時間待つのが当たり前であったという。現在は雪まつり期間中を除き、長時間待つことは少なくなった。

今も大通の景観上重要な存在だが、近隣に40階建ての超高層マンションとなるシティタワー札幌大通が完成するなど周囲の建物の高層化が進み、かつての突出感はなくなった。

1961年(昭和36年)頃のさっぽろテレビ塔(左端)。札幌テレビ放送 (STV) の旧放送会館が近隣にあり、親局送信所として稼動していた。時計はまだ設置されていないので10月以前。

2006年の改修工事前。広告表示が「National」になっている〔2004年(平成16年)12月〕

現在のテレビ塔。広告表示が「Panasonic」になっている〔2008年(平成20年)12月〕

冬のさっぽろテレビ塔と大通公園〔2011年(平成23年)1月〕

夜のさっぽろテレビ塔と噴水〔2012年(平成24年)9月〕

さっぽろテレビ塔とNHK札幌放送局〔2015年(平成27年)9月〕

年表

1955年

10月 -
NHKが札幌へのテレビ局建設計画を立案、名古屋市に倣い大通西1丁目へのテレビ塔建設の意見を付与[1]。その後札幌商工会議所が中心となりテレビ塔の観光・教育・文化等の高度利用化計画を検討[1]

12月 - 札幌商工会議所・札幌市・北海道商工部・NHK札幌中央放送局・北海道放送・北海道電力各トップによるテレビ塔建設世話人会を結成[1]


1956年

5月30日 - 札幌市臨時市議会にて大通西1丁目広場へのテレビ塔建設を可決、札幌市・北海道観光事業・NHKの三者で建設契約を締結[1]

6月 - 札幌市大通西1丁目にてテレビ塔建設着工[11]


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